
アダストリア 独自開発素材展示会の様子
Image by: FASHIONSNAP

アダストリア 独自開発素材展示会の様子
Image by: FASHIONSNAP
アンドエスティHDの中核事業会社 アダストリアが、2027年春夏シーズン向けの独自開発素材展示会を開催した。今季は「リネン」をキーワードに、完全新作素材を発表。2027年2月から同素材を用いた新作を順次販売する。
ADVERTISING
同社は、数年前から国内セレクトショップなどでトレンドになっているという天然素材のリネンに注目。海外ファッションウィークなどでクラシック回帰の流れが見られる一方で、国内のリアルストリートでは依然としてカジュアル志向が強いほか、かつて流行したリネン素材のリバイバルが「一周回って今っぽい」と感じたことから、天然の風合いの表現しつつ機能性も備えた新素材の開発に着手した。
2027年春夏シーズンで打ち出すリネン系新素材は「リンテック(Lintec)」「セルスラブ(Cell-Slub)」「ソフリネン(Soflinen)」の3種。リンテックは、ポリエステルなどの化学繊維を用いてリネン特有の深い表情を再現。「シワになりにくい」「自宅の洗濯機で洗える」「毛玉になりにくい」というリネンにはない機能性も備えた。一般的なリネンを使用した場合の20%ほどの商品上代という、圧倒的コストパフォーマンスで提供できるのも強みだ。


セルスラブは、リヨセルを用いてランダムに太い部分を作った糸(スラブ糸)を紡ぎ、独自の織り方で生地にリネンのような表情を作った素材。リヨセルはリネンと同じ天然素材だが、供給量の関係でリネンの半額ほどで生地を作ることができるという。リンテックと比べて柔らかくしなやかな質感で、リラックス感と高級感を両立を目指した。天然の接触冷感機能も備わっている。


セルスラブを用いて試験的に製作したトップス
ソフリネンは、天然麻にレーヨン、ポリエステルを組み合わせたハイブリッド素材。麻本来の質感を最大限活かしながら、化学繊維を加えることで「手入れが難しい」といったリネンのデメリット解消し、「UVカット」「吸水速乾」といった機能性を付与した。来春の本格展開に先駆けて今夏から試験的に「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」で同素材を用いたアイテムを打ち出しており、顧客からの評判は上々だという。


ソフリネンを用いて試験的に製作したボトムス
担当者は、新素材の開発について「近年は天然素材が人気だが、供給が不安定だったり、価格が高くなってしまったりといった課題もある。天然見えする独自素材の開発は、こうしたデメリットを打ち消し、顧客ニーズに応えることにつながる。リネン見え素材の開発は数シーズンかけて取り組んできたが、やっと完成系に近いものができた」とコメント。来シーズン以降では、コットン見えする独自素材の開発を計画しているという。
最終更新日:
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング

【日曜日22時占い】今週の運勢は?12星座別 <6月14日〜6月27日>

BALENCIAGA 2027 Spring Collection













