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「伊勢丹和菓子フェス」再び フレンチ流芋けんぴや燻製羊羹など“進化系和菓子”集結

 伊勢丹新宿店で、全国14ブランドが集結する和菓子の祭典「ISETAN WAGASHI FES 2026」が開幕した。期間は6月16日から22日まで。

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 同イベントは、6月16日「和菓子の日」に合わせて昨年初開催。多くの店舗で行列ができ想定以上の反響を集めたことから、2回目の開催が決定した。今回は「造形」をテーマに、味覚だけでなく目にも楽しい華やかな商品を用意。創業400年の老舗から気鋭のフレンチレストランまで、技術とアイデアが詰まった“進化系和菓子”が味わえる。

 高知のレストラン「バルーン(baloon)」は、県の銘菓である芋けんぴをフレンチ流にアレンジ。地元のさつまいもを薄くスライスして揚げ、フォアグラペーストを挟んだ同店のスペシャリテで、通常はコースの一部として提供している。同店の和菓子バイヤー 成瀬岬氏も「地元の銘菓であるという物語や、和洋折衷の斬新なアイデア、美しいフォルムなど今回のテーマを最も体現した商品の一つ」と太鼓判を押す。銀座の名店「空也」の五代目が手掛ける「空いろ」からは、小豆のフリーズドライをパウダー状にしてまとわせた綿菓子が初登場。そのまま食べるだけでなく、飲み物やアイスクリームに添えるといった食べ方を提案することで、あんこ菓子の新たな可能性を追求した意欲作だ。

「バルーン」

 東京にいながらにして全国の名店の味を楽しめる点も魅力の一つ。栃木の「高林堂」は、和菓子では通常用いない燻製を取り入れた黒糖羊羹を限定販売する。島根の彩雲堂は、法事であんパンを配る同県の風習にちなんだ「出雲あんぱん 粒」など代表商品を多数用意。北海道の「札幌千秋庵」は、鮭を模った米粉生地でカスタードクリームを包んだユニークな人気商品「カムホームサーモン」を道外で初販売する。同商品は1日100個限定で、初日は開店直後に完売したという。

「高林堂」

 そのほか、寛永2年創業で400年の歴史を持つ金沢「森八」も登場。同イベント限定の「あんず餅」は、宇治抹茶入りの生地に特産である金箔を散りばめた。1717年創業の日本茶専門店「一保堂茶舗」は、抹茶ラテやハーブ、スパイスを使用したドリンクなど、茶の伝統に縛られない特別なテイクアウトメニューを用意。日本唯一の生寒天を楽しめる老舗「寒天工房 讃岐屋」は、カラフルな寒天を組み合わせステンドグラスに見立てた催事限定商品を販売する。

「森八」

 成瀬氏は、イベント立ち上げの経緯について「和菓子は日本の伝統文化だが、一方で後継者不足や若者離れなどの問題がある。いつか無くなってしまうのではないかという危機感があった」と説明。第1回では、催事ならではのライブ感が好評だったことを受け、前回よりも各店舗のスペースを広く設定して実演販売を拡充した。「このイベントに来たお客さまが、気に入ったお店にまた足を運ぶ。その出会いと流れを作ることが我々のゴール」と語り、「今後はイベントの規模拡大、三越伊勢丹グループの各店での開催も視野に入れている。お客さまとお店をつなぐという百貨店の役割を全くすることで、和菓子文化がいつまでも続くよう貢献したい」と意気込んだ。

最終更新日:

■ISETAN WAGASHI FES 2026
会期:2026年6月16日(火)~6月22日(月)
会場:伊勢丹新宿店 本館地下1階 フードコレクション・フードステージ
所在地:東京都新宿区新宿3丁目14−1
営業時間:10:00〜20:00
公式サイト

■出店ブランド
森八
小池菓子舗
彩雲堂
一保堂茶舗
ぎんざ空也 空いろ
寒天工房 讃岐屋
高林堂
甘味みつや
菓子舗 間瀬
ツバメヤ
青柳正家
赤坂柿山
balloon/バルーン
札幌千秋庵

FASHIONSNAP 編集記者

佐久友基

神奈川県出身。慶應義塾大学法学部を卒業後、製薬会社に入社し着道楽を謳歌するも、次第に"買うだけ"では満足できなくなりビスポークテーラー「SHEETS」に弟子入り。4年間の修行の末「縫うより書く方が向いている」という話になり、レコオーランドに入社。シズニでワンドアなK-POPファン。伊勢丹新宿店で好きなお菓子はイーズのアマゾンカカオシュー。

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