ビューテフルピープル2021-22年秋冬コレクション
ビューテフルピープル2021-22年秋冬コレクション
Image by: FASHIONSNAP

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ビューティフルピープルが国内でショー開催、男女がまとう「ダブルエンド」で魅せた"逆さの美"

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ビューテフルピープル2021-22年秋冬コレクション
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 熊切秀典が手掛ける「ビューティフルピープル(beautiful people)」が、2021-22年秋冬コレクション「SELF-LOVE-LIVE」のショーを渋谷ヒカリエで開催した。ブランドにとって国内でのショーは約4年ぶりとなり、楽天のファッションブランド支援プロジェクト「バイアール(by R)」の枠組みで実現。ショーに先駆け、パリファッションウィーク期間中に発表されたデジタルショー「SELF-LOVE-MOVIE」で登場したピースに、新たな新作が加わった。

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 今シーズンは、2021年フォールコレクションで発表した、上下を逆さに着ると全く異なるシルエットに入れ替わるというアプローチ「ダブルエンド(double-end)」をアップデートしたコレクションとなっている。

ビューティフルピープル 2021年フォールコレクション

「ダブルエンド(double-end)」とは?
上下逆さ、1着で2つのデザイン 「ビューティフルピープル」が提案する新しい服作り

■上下対のピラミッドが伝えるコレクションのテーマ

 まず会場に入って目を奪われたのが、中央に上下対に設置された2つのピラミッド型の装置。モニターによってショー映像が上下が逆さに映し出され、今回の上下対極のテーマを視覚的に伝える。ショーがスタートしてピラミッドには音符が浮かび上がるが、BGMの音楽もが逆さのメロディーを奏でているという手の込みようだ。

 上手と下手から登場するモデルは対になっており、同じ服を違った着方でスタイリングしている。単に上下逆さに着るだけではなく、前と後ろを逆に着たり、バッグは持ち手を逆にしたり、鏡のように左右対称だったり……。素材や柄は同じだが、シルエットやボリューム、丈などが異なっているため、見る側は「どうなっているのだろう」と、まるで間違い探しのように左右の服に見入ってしまう。

■フェミニンとマスキュリンの共存

 デジタルショーではウィメンズモデルのみの出演だったが、今回のショーでは男女のモデルをキャスティングした。この見せ方は同じ服を男女で着た場合、一着の中にフェミニンなシルエットとマスキュリンなシルエットが共存するというアイデアをデモンストレーションしており、デジタルショーでは披露していなかった「ダブルエンド」が持つ多面的な魅力を存分に示していた。

 「ミズノ」とのコラボレーションは2021年春夏コレクションに続き2シーズン目。前回はバックパックとスニーカーが発売されたが、今回はスニーカーに加え、「ダブルエンド」仕様のウェア4型も登場するという。

■「ダブルエンド」が秘めた可能性

 どのピースを見比べても際立つのが、それぞれの着こなしが上下、後ろ前のいずれでも成立しているという点。そしてどの服も美しいフォルムで、完成度の高さに驚かされる。たとえばコートのセーラカラーやフードは逆さにするとフィッシュテールのような躍動感のあるシルエットに変化し、胸元のフリルはスカートのプリーツのように変化していたり、ボウタイのリボンは後ろになびく襞になっていたり。思わずハッとさせられるトリックの効いた着こなしの数々は、高いパターン技術があってこそ成せる業ということは明らかだ。

 2020-21年秋冬に発表した服の表面と裏面の間に着目した「サイドシー(Side C)」に続き、新たな手法へと進化していく「ビューティフルピープル」のクリエイションは、多くの可能性に満ちていると感じさせた。

beautiful people 2021年秋冬

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beautiful people 2021-22年秋冬コレクション「SELF-LOVE-LIVE」

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