
2月6日から22日までの17日間にわたって開催される「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」。競技中のパフォーマンスはもちろん、表彰式や開会式などで選手やスタッフが着用するウェアも見どころの一つです。日本をはじめ、開催国イタリアやアメリカ、カナダなど各国の公式ウェアから、大会ボランティアが着用するアイテムまで、まとめて紹介します。
ADVERTISING
目次
日本




Image by: @JOC/JPC/ASICS
日本の公式ウェアは、今回も「アシックス(ASICS)」がデザインを手掛けました。ウェアのコンセプトは、パリ2024大会から引き続き「パフォーマンスとサステナビリティの両立」。前回大会と同様に「チームジャパン レッド(TEAM JAPAN RED)」と「サンライズレッド」を組み合わせたグラデーションをキーカラーに採用し、日本の伝統的な流水文様をもとに、絶えず流れる水を通して選手の芯の強さを表現した「RYUSUI」グラフィックを用いたデザインに仕上げています。メインアイテムであるポディウムジャケットとポディウムパンツは、アウトドア用とインドア用の2種類のコーディネートパターンを用意しています。
イタリア





Image by: EA7 エンポリオ アルマーニ
今大会の開催国であるイタリア代表の公式ウェアは、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のスポーツライン「EA7 エンポリオ アルマーニ」が手掛けています。高機能素材を採用し、イタリアのアイデンティティと誇りを表現するディテールを随所に取り入れることで、オリンピック精神とエンポリオ アルマーニが掲げる「スポーティエレガンス」を体現したデザインに仕上げました。
ミルキーホワイトをベースとしたウェアの背面には「Italia」の文字を配し、グリーン、ホワイト、レッドのイタリアカラー3色をインサートやトリミングに使用。アクセサリーは手袋や帽子、バッグ、トロリー、バックパックをはじめ、滑り止め機能付きの防水登山靴やランニングシューズなどを展開しています。
EA7 エンポリオ アルマーニは、オリンピック開会式衣装のデザインも担当。また、ミラノの店舗での期間限定ポップアップの開催や、アルマーニ ホテル ミラノでの大会をテーマにしたカクテルやデザート、朝食メニューの提供など、ミラノ市内の複数拠点でさまざまな取り組みを実施します。
アメリカ


開会式ユニフォーム
Image by: Ralph Lauren Corporation
チームUSAの開会式・閉会式入場行進用ユニフォームは、「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」がデザイン。同ブランドは10大会連続でアメリカチームにユニフォームを提供しています。
開会式のユニフォームは、伝統的な木製トグルが特徴のウィンターホワイトのウールコートを中心に、インターシャ編みで星条旗を施したウールタートルネックセーターと、テーラードウールパンツで構成。一方、閉会式用ユニフォームは、ヴィンテージのスキー競技キットに着想を得たパファージャケットに、国旗の色を反映したカラーパレットのウールタートルネックセーター、ホワイトのユーティリティパンツを合わせたコーディネートです。いずれのスタイルにも、レッド・ホワイト・ブルーのインターシャ編みニット帽とミトン、レザーベルト、そしてレッドの靴紐をアクセントにしたブラウンのスエード製アルペンブーツを合わせています。
フランス
フランスの公式ウェアは、「ルコックスポルティフ(le coq sportif)」が提供。ブランドの象徴である雄鶏が正面を向いたデザインのエンブレムを約100年ぶりに取り入れました。これは、対戦相手に真っ向から立ち向かうアスリートの「闘志」と「自信」を表現しているそう。カラーは「団結」と「多様性」の象徴として、ブルー、ホワイト、レッドといったフランス国旗のカラーを融合。なお、ルコックスポルティフは公式ウェアのほか、競技中に着用するウェアから、トレーニングウェア、リラックスウェア、表彰式の際のセレモニーウェアまで全てのデザインを手掛けています。
イギリス










開会式ユニフォーム
Image by: BEN SHERMAN
イギリスチームの開会式・閉会式衣装のデザインは、「ベンシャーマン(BEN SHERMAN)」が手掛けました。開会式では、チェック柄の裏地が付いたウールのドッグトゥーストップコートに、浮き彫りのストライプとユニオンフラッグのモチーフを繰り返しあしらったウール混のモックネックセーターを重ね着したスタイルを提案しています。閉会式では、英国代表チームのジグザグイラストと、ベンシャーマンのシグネチャーであるモッズチップの袖口をあしらった厚手のウール混紡ニットのトラックジャケットを着用。インナーには、ネイビーとエクリュのメリノウール製ロールネックベースレイヤーを合わせたコーディネートで登場予定です。
また、プールサイドで編み物をする姿が話題を集めたオリンピック選手トム・デイリー(Tom Daley)とコラボレーション。開会式と閉会式で英国旗を掲げる選手は、トム・デイリー本人が手編みしたスカーフと冬用帽子を着用するそう。















Image by: アディダス
競技中や競技の合間などに着用するウェアは、「アディダス(adidas)」が製作。イギリス国旗に使用されているネイビー、レッド、ホワイトのカラーを使用し、スキーウェアやフリース、ロングスリーブトップスなどを揃えます。
カナダ


Image by: lululemon
カナダ代表選手のウェアは「ルルレモン(lululemon)」が提供。カナダ代表チームの公式アウトフィッターとして3回目の参加となります。開会式と閉会式に着用するユニフォームに加え、メディア露出用のウェアや表彰式用のウェアなど様々な種類のアイテムを用意しています。
開会式では、メープルリーフをキルティングで表現したカスタマイズ可能なベストやモックネックトップスを採用。閉会式にはグリーンとブルーを基調としたダウンジャケットを用意し、表彰式ではカナダの地形図をプリントしたジャケットを着用する予定です。メディア露出用では、ジャカードやアルパカウールを用いたニットや再利用素材のジャケットを製作しました。
ドイツ













Image by: アディダス
ドイツ代表選手の公式ウェアは「アディダス(adidas)」がデザインを担当。ナショナルカラーであるイエロー、レッド、ブラックを配したカラーリングが特徴で、パーカやTシャツ、フリースジャケット、シェルジャケットなどすべてのアイテムに共通して、「TEAM D」を象徴するDのロゴをワンポイントにあしらっています。
スペイン
スペインの公式ウェアは「ホマ スポーツ(Joma Sport)」が提供。ナショナルカラーであるレッドとイエローを使用したウィンドブレーカーのセットアップやTシャツ、パンツなどを用意しています。
スイス
スイスの公式ウェアは、「オクスナー・スポーツ(OCHSNER SPORT)」が製作。レッドとホワイトのグラデーションカラーを基調に選手が雪や氷の上に残す跡を表現したデザインを施したジャケットと、ホワイトカラーのパンツを展開しています。
スウェーデン















Image by: ユニクロ
スウェーデン代表の公式ウェアは、4大会連続で「ユニクロ(UNIQLO)」がデザインを担当。開会式と閉会式に着用するユニフォームに加え、移動時やトレーニング、選手村で過ごすときなど、さまざまなシーンに対応する「LifeWear コレクション」を用意しています。開閉会式用のジャケットとパンツには、東レが開発した防水透湿素材「ダーミザクス(Dermizax®)」を採用し、冬の厳しい気候にも対応できるよう品質を高めたそう。このほか、フリースタイルスキーやスノーボード、カーリングの競技ウェアもユニクロが提供しています。
ノルウェー
ノルウェーチームの公式ユニフォームは、「クラフトスポーツウェア(Craft Sportswear)」が提供。ネイビーとホワイトを基調としたトレーニングウェアや、フロントに国名をあしらったTシャツ、ダウンベスト、レッドカラーのボディースーツなどを用意しています。
また、1956年から継続的にノルウェーの冬季オリンピック代表チーム公式サプライヤーを務めている「ダーレ・オブ・ノルウェー(Dale of Norway)」のニットも登場。2026年は公式サプライヤー70周年を迎える節目の年で、最初の公式モデル「コルティナ(Cortina)」のオリジナルデザインに敬意を表し、伝統とモダンを融合させたアイテムを提供しています。
フィンランド
フィンランドの公式ウェアは、「ルフタ(Luhta)」がデザインを担当。開会式や閉会式、表彰式、移動用のウェアなどあらゆる場面で着用するアイテムを製作しています。デザインは、フィンランドのラップランド地方の自然や静寂のほか、「信じられないほど美しい青い瞬間」から着想。カラーパレットはホワイト、ブルー、ライトブルー、ネイビー、ブラックなどで構成しています。
ブラジル












Image by: モンクレール
ブラジル代表の開会式・閉会式用ユニフォームは、「モンクレール(MONCLER)」がデザイン。ブランドとしては、約60年ぶりのオリンピック参加となります。ユニフォームはホワイトをベースに、背面にブルーカラーで国名をあしらい、山をルーツに持つ唯一のラグジュアリーブランドとしての世界観を体現したデザインに仕上げました。モンクレールは、ブラジル・スノースポーツ連盟アルペンスキーチームのテクニカルスポンサーも務めます。
オーストラリア
オーストラリア代表選手の公式ユニフォームは、「カーボン・スポーツ(Karbon Sports)」が提供。同ブランドは、これまで冬季オリンピックにおいて24年間パートナーシップを結んでおり、今大会は供給アイテム数が過去最大になるそう。ユニフォームには、トレス海峡諸島出身のアーティスト デイビッド・ボースン(David Bosun)と、アボリジニのアーティストであり元ボクシングのオリンピック代表のポール・フレミング(Paul Fleming)両者のアートワークを融合させたデザインを取り入れ、表彰式で着用するジャケットにはポール・フレミングの作品「Walking Together」をあしらいました。カラーは、ナショナルカラーであるグリーンとゴールドを使用しています。
フォーマルウェアは、「スポーツクラフト(Sportscraft)」がデザイン。ホワイトカラーをベースにグリーンとゴールドをワンポイントにしたケーブルニットとジャケットを展開。裏地には、これまでに冬季オリンピックに出場したオーストラリア人選手全員の名前が刻まれています。
モンゴル
モンゴルチームセレモニーウェアは、「GOYOL CASHMERE」が提供。デザインは、13~15世紀の大モンゴル帝国の衣服から着想を得ており、移動の自由を可能にするスリットの入った機能的なスカートや寒さから守るための高い襟などを取り入れました。素材にはモンゴルのカシミヤを採用しています。
また、移動時や選手村で過ごす際に着用するカジュアルウェアも同じく「GOYOL CASHMERE」が製作。モンゴルの風景が織り込まれたニットやマフラー、背中に国名をあしらったシンプルなデザインのニットなどを用意しています。
ボランティア・組織委員会職員・聖火ランナー
大会中のボランティアスタッフや聖火ランナーのユニフォームは、「サロモン(Salomon)」が担当。ボランティアスタッフユニフォームは、都市と山岳という2つの環境を想定して設計されており、すべてのボランティアとスタッフが快適に業務を行うことができるようバランスを工夫して製作したそう。
聖火ランナーのユニフォームは、ホワイトをベースに、袖部分などにピンクやイエローをアクセントとしてあしらったデザイン。「動き、一体感、連続性」という大会の精神を表現しています。
ミラノ・コルティナ財団表彰式用
選手へのメダル授与者のユニフォームは、イタリアにある3つのファッションデザイン学校が参加するコンペティションによって選出。今回はブレラ美術大学のデザインが採用されました。トップス、ボトムス、ハットはブルーで統一されています。
最終更新日:
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【まとめ】の過去記事
RELATED ARTICLE





















