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　同コラボのデザインは、サンヨーコートのクリエイティブディレクター 坂田真彦と、ポール・スチュアートの日本におけるクリエイティブディレクターを務める鴨志田康人が担当。坂田は自身が所有するヴィンテージコートから、鴨志田はフレンチスタイルからインスピレーションを受け、坂田が得意とするヴィンテージ特有の魅力、世界で活躍する鴨志田ならではのワールドワイドな価値観から生まれたアイデアを、サンヨーコートの高度な技術力で具現化したという。　アイテムは、「Master Shield Trench Coat」（22万円）、「Master Shield Riding Coat」（20万9000円）、「Tweed Riding Coat」（36万3000円）、「Tweed Trench Coat」（36万3000円）の計4型を展開。Master Shield Trench Coatは、サンヨーコートのアイコンである「100年コート」の最上位モデル「100年コート 極KIWAMI」をベースに、表地には英国空軍由来の超高密度織りはっ水コットン「マスターシールド」を配し、ベルトのDリングやエポーレットなどのディテールでミリタリーテイストを演出した。Master Shield Riding Coatは、1960年代に英国の騎兵隊が着用していたという乗馬用コートをインスピレーション源に、表地にマスターシールドを使用しヴィンテージの様な佇まいを表現したライディングコート。ミリタリー由来のヘビーウェイト生地を使いながらも、設計上の工夫や手縫いを駆使した仕立てにより、襟から肩にかけて丸く柔らかな表情に仕上げたという。　Tweed Riding Coatは、スコットランドの老舗織物メーカー ラバットミル社のツイード生地「エトリック」で仕立てたライディングコート。エトリックは、現地では主にハンティングウェアに使われる自然の風景や色柄が織り込まれた生地で、目付け640gという既製品では珍しいほどのヘビーウェイトとなっている。また、ブライドルレザーで巻いたバックルやサテンとフランネルを切り替えた裏地なども配し、嗜好品としての存在感をプラスした。Tweed Trench Coatは、100年コート 極KIWAMIを、ラバットミル社の名作ツイード「カークトン」でアレンジしたトレンチコート。目付け500gとかなりの重量だが、そのクラシックな風合いを現代の装いで楽しめるよう、袖を通すとそれほど重さは感じさせないサンヨーコートの独自設計で仕上げた。Master Shield Trench Coatはベージュ、Master Shield Riding Coatはネイビー、Tweed Riding Coatはグリーン、Tweed Trench Coatはベージュのそれぞれ1色展開で、サイズはMとLの2サイズを用意する。

SANYOCOAT

Paul Stuart

Fashion

サンヨーコートが「ポール・スチュアート」と初コラボ、ヴィンテージ要素を組み込んだコート4型発売

　同社は2024年秋冬シーズンにおいて、暖冬傾向を見据えた商品開発・販売計画を推進し、コートやアウターアイテムの展開時期とバリエーションの見直しを図っている。コートアイテム全体の全社生産数は昨年に対して抑えるものの、本格的な寒さでなくても着用できるショート丈のコートやアウターの生産数は前年から約50％増やし、各ブランドで開発を強化し販売する。100年コートにおいても、暖冬傾向が続きコートの着用期間が後ろ倒しになるとみられる今年の秋冬に向けて、寒くなる前の時期からファッションとして気軽に着用することができる新たな1着が必要と捉え、今回の新モデル開発に至ったという。　ショートトレンチモデルでは、一枚袖のラグランスリーブや襟裏のチンフラップなど本格的なトレンチコートのディテールは踏襲しつつ、ライナー無しの仕様を採用。これまでの100年コートで最も短い着丈はメンズが82cm、ウィメンズが84cmだったのに対し、ユニセックスとなる今作ではMサイズは50cm、Lサイズは65cmに仕上げた。表生地の原料にはエジプトの高級超長綿であるギザコットンを使用。糸の段階でたて糸をベージュ、よこ糸をゴールドに染色した。また生地にはっ水加工を施し、耐久はっ水性を備えている。カラーはベージュの1色展開で、価格は9万9000円。

100年コートから最も短い着丈の「ショートトレンチモデル」が登場、暖冬傾向を見据え開発

　「青森ダウン」は、三陽商会設立80周年の節目にあたって、生産拠点である「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」が、トレンチコートの生産で培ってきた職人技と新たに導入した最新設備を掛け合わせ、青森でしかつくれないコートを提案するために開発された。　「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」で製作した青森ダウンは、ダウンの充填から製品化まで全てを一貫して行っている。温かい空気を逃しにくい軽量な青森ダウンを使用したほか、表地には防水と防風性、透湿性を併せもつ機能素材「パーテックス シールドエア」を採用した。また、ミシンの縫い目のない「熱圧着」で製作しているため防水、防風性の確保に加えてダウンの抜けを防ぐことが可能である。メンズとウィメンズで1型ずつ展開し、カラーはネイビーとベージュを用意。価格はメンズが19万8000円、ウィメンズが18万7000円（いずれも税込）。

サンヨーコートが「青森ダウン」を発売　ダウンが抜けない「熱圧着」で製作

　100年コートは世代を超えて永く愛されるコートを目指し、2013年に誕生。生地にはエジプトの最高級ギザコットンの糸を採用し、先染めにより経糸はベージュ、緯糸をゴールドに染め、それらの糸を高密度に織り上げることで、上品で深みのある生地に仕上げている。2022年には「100年コート 極KIWAMI」、2023年春には独自に開発した中空糸を織り交ぜた生地を使用した「100年コート 粋SUI」を発売した。　「100年コート アニバーサリーモデル」は、2023年秋冬コレクションからサンヨーコートのディレクターに就任した坂田真彦によるディレクションのもと、ドレスアップのスタイルとカジュアルなスタイルの両方のシーンで着用できるコートとして開発。1960年代にイギリスの騎兵隊が着用していたとされる乗馬用レインコートからインスピレーションを受け、100年コートの生地に微細に起毛させるピーチ加工と、空気で揉みほぐすタンブラー加工を施すことで、やわらかくふくらみがある風合いと、ヴィンテージ感のある生地に作り上げた。生産は、コート専業54年になる自社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」で手掛けた。メンズはM、L、LLの3サイズを、ウィメンズは36、38号の2サイズを用意する。

サンヨーコートが「100年コート」のアニバーサリーモデルを発売、坂田真彦と開発

　「PUFF SLEEVE COAT」（9万7900円）は、香取慎吾が新たに制作したアート作品の「SINGIN'IN THE RAIN」を裏地メッシュ部分にプリントし、大きめの襟とパフスリーブをアクセントにあしらった。「WAISTCOAT」（8万6900円）は、同様に香取慎吾が制作した「vacation」を全面的にプリントし、Tシャツの上に着用しても涼しげに見えるスポーティなデザインに仕上げている。「HOODED COAT」（10万8900円／いずれも税込）は、2022年秋冬から継続して採用している「Olive」のモノトーン柄をプリントし、フードの周囲や袖口のゴムスピンドルを調節してファンの風を取り込むことでシルエットに変化する。

サンヨーコート×ヤンチェ オンテンバール×空調服®　ファンを取り付けられるコートを発売

　3月以降、同社の月次売上は前年同月比2桁増で、5月も同様の伸長率で推移している。オフィス・オケージョン需要が回復し、スプリングコートやレインコート、スーツが売れたほか、気温が上がった4月からは行楽需要も消費を後押しし、ブルゾンやカジュアルドレスも動いた。5月は機能性素材を使ったポロシャツなどの軽衣料も売れ筋となっているという。ブランド別では、主に「ブルーレーベル／ブラックレーベル・クレストブリッジ（BLUE LABEL/BLACK LABEL CRESTBRIDGE、以下クレストブリッジ）」「マッキントッシュ ロンドン（MACKINTOSH LONDON）」「ポール・スチュアート（Paul Stuart）」が好調。クレストブリッジはマレーシアやシンガポール、香港を中心としたインバウンドの好影響を受けており、中国人観光客による消費の戻りが遅れる中、インバウンド比率は4月に入ってからコロナ前（2019年度）の水準を超えたという。　同社の好業績につながった要因として大江社長は「商品1点ずつのこだわりや磨き上げが進み、MDの精度が格段に上がった」ことを挙げる。商品力向上の背景には、全社横断プロジェクト「商品開発委員会」が寄与しているといい、同社の持つ技術力・開発力、自社工場が生み出すクオリティ、先進的な素材の導入といった視点を掛け合わせることで多くのヒット商品が生まれていると分析している。特に定番商品やベストセラー商品に機能性や軽量性を取り入れブラッシュアップした商品が人気という傾向を踏まえ、秋冬シーズンは展開を拡大する。　80周年記念商品は計21ブランドから全約60型を9月から11月にかけて順次発売。「サンヨーコート（SANYOCOAT）」の「100年コート」からは、ヴィンテージのライダーコートをデザインソースにアレンジを加えたアニバーサリーモデル（17万円前後予定）、秋冬の定番シリーズ「レインウール（Rain Wool）」に特殊な耐久撥水加工をリバー素材に施したダブルフェイス リバーコート（ウィメンズのみ、19万8000円）を展開する。また、アウトドア製品に多用されている防水透湿素材「パーテックス シールドエア」や「パーテックス シールド」を用いた、マッキントッシュ ロンドンの3wayフーデットコート「クリストン（CHRYSTON）」（13万2000円）や、ポール・スチュアートの「バルカラーウェザーコート」（11万円／いずれも税込）を販売するなど、充実したラインナップを揃え、アーカイブ商品の復刻も計画。大江社長は80周年記念商品を「故きを温ねて新しきを知る。いわば三陽商会の過去と未来をつなぐ商品」と表現し、現中期経営計画の目標達成に向けて加速させていきたい考えだ。

CRESTBRIDGE

Business

三陽商会が創業80周年　大江伸治社長「さらなる発展と成長につなげたい」

　100年コート 粋SUIでは中を空洞にした中空糸を織り交ぜた生地を独自に開発し、既存の100年コートの生地から約30％の軽量化を実現。生地の重量を分散させ、重さを感じにくくなるパターン設計を採用した。縫製からプレスまで各工程で最適な手仕事を施して仕上げるコート専業54年の自社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」で生産。メンズとウィメンズで各1型ずつ展開する。価格はメンズが17万6000円、ウィメンズが16万5000円（いずれも税込）。　ウィメンズの100年コート 粋SUIは、伊勢丹新宿店で開催中のサンヨーコートのポップアップで先行販売している。期間は2月20日まで。

サンヨーコートが「100年コート」新作を発売　約30％の軽量化を実現

　100年コートは、「ほんとうにいいものをつくろう。」という理念の元に三陽商会が設立70周年を迎えた2013年に発売。親から子、そして孫に受け継がれる一着として、トレンチコートやバルカラーコートを展開している。リブレ ヨコハマはワードローブをアンチエイジングさせ、自然環境にも優しいサステナブルなランドリーライフを提案するクリーニング店。サンヨーコートの顧客から100年コートのクリーニングに関する問い合わせが多いことから協業に至ったという。　100年コートクリーニングでは、コートの状態に合わせドライクリーニングか水洗いのコースを選択することができる。プロによるクリーニングに必要な全ての汚れを把握する検品作業をはじめ、コートごとに薬剤を使い分けはっ水性を保持しながら行う染み抜きや、生地に優しい特別な乾燥法、コートが持つ本来のシルエットを再現するアイロン、経年により生地の色が変化した箇所の補色などが特徴。価格は100年コートクリーニング（ドライ）が1万1000円、100年コートクリーニング（水洗い）が1万3200円（いずれも税込価格）。

三陽商会とクリーニング店「リブレヨコハマ」が協業、100年コート専用のクリーニングメニューを開発

　SANYO Fitting Storeは、同社が進める再生プランのチャネル戦略のひとつ「ショールーミング化による新たな販売手法の模索」の一環で実現。試験的な店舗運営で課題を見つけ、今後は取引先と協調しながらリアル店舗とネットの融合で利便性を高め、他店舗のショールーミング化の実現と推進を図る計画だ。　店頭では商品の試着と購入、決済が可能で、購入品は自宅など希望の場所へ配送される。店内に在庫は置かないため過剰在庫を抑制できるとし、また購入品を配送にすることで手荷物の削減にも繋がるという。展開ブランドはメンズ、ウィメンズで「サンヨーコート（SANYOCOAT）」を、「エス エッセンシャルズ（S.ESSENTIALS）」はウィメンズのみ取り扱う。このほか、姿勢診断ができるAIを使った姿勢分析システム「シセイカルテ」を提供。全身写真6枚からAIが姿勢の歪みや柔軟性レベルを解析し、将来的な姿勢や歩き方を3Dアバターで表示する。

三陽商会のショールーミング型店舗「SANYO Fitting Store」が大丸東京店に、期間限定で出店

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