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　新プロジェクトは、リサイクル生地や環境配慮素材の使用など画一的なアプローチではなく、素材ロスを無くす商品を開発し、付加価値のあるアイテムを送り出すことを目的にスタート。今回、生産の過程で余った生地の価値創出を図り、カプセルコレクションを製作した。　コレクションでは、これまで開発してきたオリジナル生地や在庫として残った素材を用いながら、「ザ・ノース・フェイス（THE NORTH FACE）」やクラシックアウトドアのディテールをミックスしたアイテムをラインナップ。表地にポリエステルリップストップを使用したフィールドダウンジャケット（6万9300円）やフィールドダウンマフラー（1万4300円）、軽めのデニム素材のダウンシャツジャケット（5万9400円）、フリースとカットソー素材をパッチワークデザインしたフリースジャケット（5万9400円）やフリーススヌード（1万4300円）、「ソロテックス フルフラン（SOLOTEX FULFLAN）」のストレッチサージを使用したフィールドカーゴパンツ（2万9700円／いずれも税込）などを展開する。

Fashion

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルが生地を再利用したカプセルコレクション発売、新プロジェクトの一環で

　ブリュード・プロテインは、植物由来のバイオマス（有機性資源）を主な原料に、微生物発酵プロセスによって生産される人工タンパク質素材。シルクのような光沢と繊細さを併せ持つフィラメント糸や、なめらかな肌触りの紡績糸など、多様な特性の材料を設計できるのが特長だ。また、石油を原料とする合成繊維とは異なり、地球上に存在するタンパク質を発酵させて原料を生産できるため環境負荷が小さく、生分解性を有するためアパレル分野における脱マイクロプラスチックへの貢献が見込めるなど、従来の合成素材に代わる次世代のマテリアルとして期待されている。　これまでもゴールドウインでは、ザ・ノース・フェイスやオリジナルブランドのゴールドウインでブリュード・プロテインを使用した製品を展開してきた。従来は山形県鶴岡市の工場のみでブリュード・プロテインの生産を担っていたため、小ロット生産での抽選販売形式となっていたが、2022年にタイに大規模な生産工場が完成。量産の目処が立ち、今秋の一般販売が実現した。　今回ゴールドウインが展開するのは、ザ・ノース・フェイスのヌプシジャケット、ナナミカのバルマカーンコート、ウールリッチのアークティックパーカーなど、それぞれのブランドの定番アイテム計15型。価格は従来品の約2倍程度を見込む。ゴールドウインの渡辺貴生代表取締役社長は、「今回生産するのは全15型で数千着とゴールドウイン全体の商品量の1%にも満たないが、ブリュード・プロテインを一般に向けて発売できることは、循環型社会を実現する上で大きな意味がある」と話した。　ゴールドウインは、2030年までに新規開発製品の10％をブリュード・プロテイン製アイテムにシフトすることを目標に掲げている。渡辺代表取締役社長は、「合成繊維は非常に便利だが、アパレル業界全体がそれに頼りすぎて環境への配慮をせずにここまで来てしまった。ブリュード・プロテイン製品の展開を通じて、多くのメーカーに魅力を伝え、社会にこの繊維を浸透させることができたら」と意気込みを語った。スパイバーの関山和秀取締役兼代表執行役は「今後100年は間違いなくバイオテクノロジーがキー産業になる。これまでは生産量の関係で十分な量のブリュード・プロテインの提供が難しかったが、ようやく生産体制が整ってきた。今後10年ほどで、量販店でブリュード・プロテイン製の服が買える時代が来ると思う」と語った。

THE NORTH FACE

nanamica

WOOLRICH

ノースなどの定番アイテムをスパイバーの「ブリュード・プロテイン」で量産、今秋発売へ

　nanamica DAIKANYAMAは、「都会の中の海の家」をコンセプトに、日本らしさを意識したシンプルで心地良い空間を演出。 波打ち際の様な小石が混ざった石壁など、海を想起させる素材を使用した。nanamica D.W.S.は、nanamica DAIKANYAMAと同様に日本らしさと海を意識しながら、ウィメンズラインをハイライトする白を基調とした、よりシンプルでクリーンな空間に仕上げた。 2店舗でそれぞれ、メンズとウィメンズのアイテムをフルラインナップする。　nanamica MOUNTAINは「都会の中の山の家」をコンセプトに、
一面ガラス張りで外から差し込む自然光を生かし、都会にいながらも自然を感じる空間にデザイン。都会で快適に機能するアウトドアウェアを提案する。

nanamicaが代官山に3つの新店舗をオープン　メンズ、ウィメンズアイテムをフルラインナップ

　コラボシューズでは、ドクターマーチンの101ブーツをベースに採用。滑りにくい「Wintergrip」ソールを搭載し、インソールはパープルカラーで仕上げた。アッパーには、撥水加工を施したオリジナルのフルグレインレザーを使用。カラーはグレーとブラックの2色を展開する。価格は税込3万9600円。

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルがドクターマーチンとコラボ、全2色展開

　コラボでは、ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのコラボレーションでは初となるアパレルコレクションを展開。デザインコンセプトに「The City with Purple Wind（パープルが吹く街）」を掲げ、ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのアーカイヴプロダクトをベースに、パレス スケートボードのストリートテイストを落とし込んだ。　アイテムはインディゴリップストップ素材を軸にした全11型で構成。コーチジャケットやウィンドパンツ、キャップ、ベスト、両ブランドのロゴをあしらったTシャツとトートバッグ、オリジナルのグラフィックプリントを施したバンダナなどをラインナップする。価格帯は税込3300〜3万3000円。

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ザ・ノース・フェイス パープル レーベル×パレス、日本限定コレクション発売

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ヴィンテージマスター 十倍直昭が、手に取りやすい価格でヴィンテージとしての楽しみも味わえる隠れた名品を「令和のマストバイヴィンテージ」として紹介。

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