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　三越伊勢丹ホールディングスは、「館業」から「個客業」に変革を進めている中で、化粧品領域においても「個客」を「集客・識別・利用拡大」し「生涯顧客化」していくことを、より一層推進。その一環として、総称名を設け名称変更することで、それぞれのチャネルの強みを組みあわせた一体のサービスへと進化させ、これまで以上に顧客体験の向上に注力する。今後、伊勢丹新宿店だけでなく、同社グループの全国の店舗への拡大を計画する。　イセタン ビューティー コスメティックスは、国内最大級のブランドラインナップを誇り、「年齢を問わずすべての女性を美しくする」をモットーに、スタイリストと呼ばれるスタッフが、顧客の一人ひとりにアドバイスを行い美しさを引き出している。フレグランスフロアは、国内外を含めて40を越えるブランドを集積。イセタン ビューティー アポセカリーは「今もこれからも美しく健康でありたい」をコンセプトに、コスメや健康食品、サプリメント、ルームフレグランスなど世界各国のナチュラルアイテムに加え、デリケートゾーンアイテムやセンシュアルアイテムも揃える。　今後の施策として、三越伊勢丹が運営するメタバースアプリ「REV WORLDS」に、メイクの祭典「イセタン メイクアップ パーティ」を2月12日から期間限定でバーチャル開催。アプリをダウンロードすることで、コスメアドバイザーにアバターで相談しながらコスメを選ぶことが可能だ。加えてメイクアップ パーティ バーチャル会場のショップをまわるスタンプラリーを実施。ラリークリアで限定アバターアイテムをプレゼントする。　また昨年10月からミーコで、店頭とオンラインの商品在庫を一堂に展示するサービスを導入した。欲しい商品の詳細画面内に、オンライン在庫、伊勢丹新宿店在庫、イセタン ミラー店頭在庫状況を一堂に表示。今後は2025年4月以降に、表示できる店舗を順次拡大していく予定だ。

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伊勢丹化粧品とオンラインストア ミーコが「ISETAN BEAUTY」へ名称変更　生涯顧客化へ向けサービスを進化

　今回のメンズコスメサイトは、三越伊勢丹オンラインストアで展開していたメンズコスメカテゴリーと、ミーコで展開するブランドの中から男性にも使用可能なアイテムおよび、新規ブランドで構成し、ミーコ内に開設。三越伊勢丹 第2MDグループ 化粧品商品部 ミーコ担当バイヤー 関龍太氏は、「百貨店で展開するコスメ、化粧水や日焼け止めなど多様なアイテムに男性の関心が高まっている中で、化粧品ブランドもそのニーズに対応する動きが見られる。多くの良い商品を展開するミーコだからこそ、さまざまな要望に応えられるだろう」と語り、ミーコ内に独立したサイトをオープン。メンズアイテムに特化するのではなく、幅広いアイテムを揃える。　ブランドでは「シセイドウ メン（SHISEIDO MEN）」や「ファイブイズム バイ スリー（FIVEISM × THREE）」、「アスタリフト メン（ASTALIFT MEN）」、「ラボ シリーズ（LAB SERIES）」などといったメンズブランドから、「イプサ（IPSA）」や「クレ・ド・ポー ボーテ（Clé de Peau Beauté）、「コスメデコルテ（DECORTÉ）」、「タカミ（TAKAMI）」、「クリニーク（CLINIQUE）」、「バウム（BAUM）」などのスキンケア、さらに「メゾン フランシス クルジャン（Maison Francis Kurkdjian）」、「アクア ディ パルマ（ACQUA DI PARMA）」といったフレグランスなどを展開。さらにスキンケアやフレグランスなどに加えメイクアップアイテムなども充実し、幅広いニーズに向け多角的に提案する。　コンテンツでは、ランキングのほか、初めての人に向けた提案や、テーマに合わせたおすすめアイテムを紹介するコラム、スタッフレビューなどを展開する。　今後、「メディア情報などを元に、さらにメンズコスメに興味を持つ若年層が増えてくるだろう」とし、男性のコスメへの関心のさらなる高まりを期待し、今後ブランドやアイテムを拡大していく。

メンズコスメサイトをオープン　三越伊勢丹化粧品EC「ミーコ」内に

　サロン ド パルファンは2013年に第1回を開催。回を追うごとに出展ブランドや来場者も増加し、日本のフレグランス市場の成長に貢献してきた。日数や会場規模などは異なるものの、2021年に売り上げは開催初回と比較して約10倍に成長。2022年は3年ぶりに6階の催物場で開催し、前年比約50％増と盛況のうちに終えた（前年と会期は1日減、会場は異なる）。　今回、「昨年10月のサロン ド パルファンが期待を上回る反響を得たことや、アップトレンドのフレグランスが急成長し、秋だけではなく夏に向けた爽やかな香りの需要がある」（担当者）などの理由から、初めて夏に開催する。スピンオフでは、本館1階 化粧品／プロモーションに各ブランドが週替わりで登場。第1週では「エラ ケイ（ELLA K）」や「メゾン クリヴェリ（Maison Crivelli）」「キリアン（KILIAN）」などが揃い、第2週は「エディット（EDIT(h)）」や「コウシ（KOHSHI）」「サノマ（çanoma）」「パルファンサトリ（PARFUM SATORI）」といった日本のブランドが一堂に会するほか、パリで活躍する調香師 新間美也がプロデュースするブランド「ミヤシンマ パリ（Miya Shinma Paris）」（5月7日〜9日の3日間のみ）が登場し、会期のラストを「アクア ディ パルマ（ACQUA DI PARMA）」が締めくくる。イベント期間中は、本館1階 化粧品／フレグランスでも特別企画品を販売する。　スペシャルイベントとして、5月4日にパリを拠点とするフレグランススクール発の「サンキエムソンス ジャポン」が調香体験のワークショップを開催。パルファンサトリの調香師 大沢さとりのサイン会を行うほか、伊勢丹新宿店のフレグランススペシャリストによるカウンセリングサービスなども行う（一部予約制）。

伊勢丹フレグランスの祭典「サロン ド パルファン」が夏に初開催

　同店は、イタリアのファッションブランド「ドルチェ＆ガッバーナ」のメイクブランドとして、イタリア語で“家”を意味する「LA CASA（ラ・カーサ）」をテーマに2019年10月30日にオープンし、約3年営業してきた。なお商品は引き続き、三越伊勢丹化粧品オンラインストア「ミーコ（meeco）」では販売する。　資生堂は、ドルチェ＆ガッバーナ社と2016年にフレグランス、メイクアップ、スキンケア商品の開発、生産および販売に関する独占グローバルライセンス契約を締結し、同年から日本でフレグランスを販売。2019年にメイクアップアイテムが日本に本格上陸したが、2021年末でライセンス契約を終了。ドルチェ＆ガッバーナ社は2022年2月に、新会社「ドルチェ＆ガッバーナ ビューティ」を設立し、ビューティ事業を直営化している。今年4月には直営店の大丸札幌店を閉店した。

「ドルチェ＆ガッバーナ ビューティ」の伊勢丹新宿店が閉店へ　オンラインストア「ミーコ」での販売は継続

　イベントのテーマは「PUSH THE BOUNDARIES - 今、ビューティはパワーになる。」。オンラインでは三越伊勢丹オンラインストア「ミーコ（meeco）」からサテライトオープンし、6月1日にYSL BEAUTY公式オンラインブティックでバーチャルイベントをスタートする。オフラインは伊勢丹新宿店で5月31日まで開催後、6月15日から6月21日まで阪急うめだ本店、7月6日から7月12日までジェイアール名古屋タカシマヤのイベントスペースでYSL BEAUTY ZONEを行う。オフライン3会場限定で、一部の製品のパッケージにオリジナルデザインをプリントする特別サービスなどなどを展開する。　一方、オンラインでは6月1日からスタートするバーチャルイベントのコンテンツの一部先行体験を可能とし、プレイリストの作成や、オリジナルデザインの限定壁紙などをプレゼントする。そのほか、オン・オフラインでファンデーションやリップなどの先行販売アイテムなどを揃える。　ジャパンアンバサダーのJO1との大型プロジェクトは、第1弾としてエクスクルーシブなシークレットライブに招待（ミーコで15人、伊勢丹新宿店で15人）する。そのほかのコラボレーションについては後日、詳細を発表する。　バーチャルイベントでは、「TOKYO CITY」をイメージした、アーバンなナイトビューに、「YSL BEAUTY ZONE」バーチャル タワーが出現。エントランスからルーフトップまで5フロア構成する。【1F】エントランスホール：アイコン製品を展示し、YSLの世界観に没入できるフロア【2F】オールアワーズリキッド：新作ファンデーション「オールアワーズ リキッド」の魅力をあますことなく知ることができる、ベースメイクアップのフロア【3F】ピュアショット＆ゲーム：YSLの人気No.1美容液「ピュアショット 」シリーズのフロア【4F】リップ＆ダンス：新アイコンリップ「ルージュ ヴォリュプテ キャンディ グレーズ」をメインとしたリップを堪能できるフロア【5F】ルーフトップ・フレグランス＆ミュージック：最上階のルーフトップで、フレグランスと音楽を楽しめるフロア　イベント内で行うゲームでは、クリアした点数に応じてオリジナルポーチやノート、人気製品のミニギフトといったギフトを用意。イベント限定プレイリストも作成。岩橋玄樹、DJ SHUZO＆YAMATO、PELI、Licaxxxの4組のDJ・ミュージックセレクターが参加した。YSL BEAUTY ZONEとYSLのアイコン製品からインスピレーションを得てセレクトした楽曲は、Spotifyで聞くことができる。このほか、2名のダンサーをフィーチャーしたグローバルドキュメンタリーシリーズ「PUSH  THE BORDER」のスペシャル動画や、ジャパンアンバサダーのROLAをはじめとしたインフルエンサーやヘアメイクアップアーティストによる製品レビューなどを発信する。 　6月1日21時からは、バーチャルイベントオープニングとして、ゲストにヘアメイクアップアーティストのpaku☆chanと、モデルの川口ゆりなを迎えたライブを配信する。

SAINT LAURENT

YSLが史上最大規模のグローバルイベント「YSL BEAUTY ZONE」を開催　JO1とのプロジェクトも

　同社は新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の変化を受け、従来の計画（2019〜2021年度）を昨年11月に取り下げていた。今年5月に新中期経営計画の基本骨子を発表し、今回はその具体的な内容を明らかにした。　百貨店の再生に向けて、今回はじめて中期KPI（重要業績評価指標）に「顧客」を掲げた。個人外商では、購入金額が年間100万円以上のエムアイカード会員が現在30万人ほどいるといい、2024年度にはこの売上高を2300億円（19年度比27％増）に引き上げる。そのための施策として、AI等を活用したデータ分析やバイヤーネットワークなどを活用し、百貨店外の潜在ニーズを取り込む。　一般識別顧客には、エムアイカード会員、アプリ会員、そしてエムアイカードを持っていないがデジタルでつながっているデジタル会員が含まれる。2024年度には一般識別顧客の売上高を5800億円（同28％増）に拡大させる方針で、内訳はエムアイカード会員がコロナ前の水準となる5000億円、デジタル会員は800億円としている。デジタル会員は将来的にエムアイカード会員化を目指し、カード年会費収入増加につなげるという。　2024年度のオンライン売上は600億円超を計画。デジタル戦略では化粧品EC「ミーコ（meeco）」と、食品やミールキットなどを届けるオンライン定期宅配サービス「ISETAN DOOR」を成長の軸に据え、ミーコに関しては化粧品ECで国内ナンバー1の規模を目指す。なお、オンライン売上は順調に推移しており、これまで赤字だったEC事業は来年または再来年度に黒字化を見込む。　伊勢丹新宿店は「世界で最旬・最新」のマーチャンダイジングを推進する。具合的にはファッションの先鋭化やラグジュアリーブランドの強化を進めるほか、高感度上質をコンセプトにした新たなゾーニングも展開する。2024年度に売上高3200億円（19年度比460億円増）を目指す。　三越日本橋店では伝統や文化・芸術、暮らしといったカテゴリーを軸に、最上質な日々の暮らしを提案。ファッションをメインとする伊勢丹新宿店とはテイストで差異化を図るという。2024年度の目標売上高は1400億円（19年度比70億円増）を掲げる。　両店舗の外商やインバウンド顧客の具体的な構成比は非開示としているが、一般識別顧客は2019年度から2024年度で10％増の見通し。MD構成についても具体的な数字は開示を控えたが、ラグジュアリーと宝飾・時計の比率を2019年度比の23％から2024年度に27％程度まで引き上げるという。「“特別な”百貨店を中核とした小売グループ」を目指す同社の細谷敏幸 取締役代表執行役社長CEOは、百貨店の再生について「徹底的に“科学”してマスから個に転換する」と意思を表明した。　今回の中期経営計画で推進する百貨店の再生は「再生フェーズ」と位置付け、その後はグループリソースを活用したBtoB外販拡大などに取り組む「展開フェーズ」、そして基幹店エリアと全国エリアにおいて不動産開発を推進する「結実フェーズ」へと移行する。百貨店事業が核となるのは変わらないが、将来的には金融事業と不動産事業で営業利益を押し上げる考えで、比率は百貨店事業45％、不動産事業30％、金融事業20％の構成となる見通し。10年の長期スパンで500億円レベルを目指す。結実フェーズで取り組むまちづくりに関する動きでは「新宿三丁目駅前西地区市街地再開発準備組合」に参画しており、今後は新宿駅東口地区におけるまちづくりコンセプトフレームを策定するという。　中期経営計画の最終年度となる2024年度の目標は、経営統合後の最高益となる営業利益350億円達成。同日に発表した2022年3月期第2四半期の営業損益は77億5800万円の赤字で、通期では30億円の黒字転換を目指しているが、目標にはほど遠い。細谷CEOは「百貨店事業が再生したあかつきには顧客が増えている想定。新たに外販もしていくので、厳しいということではない」と前向きな姿勢を示した。　なお、今期の通期業績予想の修正を発表。営業利益と経常利益はそれぞれ30億円で据え置き、売上高は前回予想から120億円引き下げ4350億円、当期純利益は20億円引き上げ30億円とした。売上高の下方修正は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で8月と9月の売り上げが苦戦したことが影響しているが、純利益に関しては経費構造改革が奏功したことを受け上方修正した。■三越伊勢丹ホールディングス 2022年3月期第2四半期連結実績総額売上高：3989億円（前年同期比18.9％増）営業損益：77億円の赤字（前年差100億円増）四半期純損益：81億円の赤字（前年差286億円増）

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三越伊勢丹HD、“高感度上質”戦略で百貨店再生へ　外商とデジタルを強化

　創業者のミセス エスティ ローダーは1953年、香りを楽しむという心の贅沢を日常に取り入れるアイテムとして「ユースデュー バス オイル」という伝説的と呼ばれる香水を開発。新作はそのレガシーを引き継ぎ、自然の驚異や情景、官能性からイマジネーションを膨らませ、太陽の光の温もりや、夕陽の輝き、月明かりに照らされた花々の神秘などを香りの感覚体験に落とし込んでいる。　新作のために、革新的な「セント キャプチャ フラグランス エクステンダー テクノロジー」を開発。スプレー1回で香りが最大12時間持続し、1日を香りに包まれながら過ごすことができる。また、アメリカの第三者神経感覚研究機関に委託して行った知覚神経試験によると、香りによって特定の感情を呼び起こすことが判明。心と五感を満たす香りに仕上げている。　シトラス グリーン、フルーティ シプレ、フローラル マリン、ホワイトフローラル＆ウッディ、ウッディ フローラル、ウッディ ベチバー、レザー フローラル、アンバー スパイシーといった8種類の香調が揃う。ボトルはエスティ ローダーの歴史的なパッケージにインスパイア。ボトル前面のプレートには、各フラグランスの鍵となる香りの成分を象徴するシンボルをあしらった。ゴールドのキャップには、「レナード A. ローダー エスティ ローダー カンパニーズ アーカイブ」から発見された、創業当時のロゴから着想を得たモノグラムが施されている。

「エスティ ローダー」が最大12時間持続するフレグランスを発売　心と五感を満たす香りに

　イベントの目玉となるのは、昨年ブランドを終了した「キッカ（CHICCA）」を創業から11年率いたビューティクリエイターの吉川康雄による新ブランド「アンミックス（UNMIX）」の先行販売。イベント特設サイトでは販売商品の詳細を紹介している。　限定アイテムでは、「トム フォード ビューティ（TOM FORD BEAUTY）」からアイシャドウパレット「アイ カラー クォード」の過去の人気色「06 バーニッシュド アンバー」を復刻し、ミニサイズのリップ2色を加えたセット（1万2650円）が登場。「アディクション（ADDICTION）」は6色入りのアイシャドウパレット「コンパクトアディクション リミテッド エディション オーロライルミネーション」（6600円）を用意し、「スック（SUQQU）」はアイシャドウパレット「シグニチャー カラー アイズ」とリップスティック「バイブラント リッチ リップスティック」の限定カラーをセットにした「Garden After Rain アイズ＆リップ キット」（1万3200円／いずれも税込）を販売する。このほか「シロ（SHIRO）」や「セルヴォーク（Celvoke）」などからも限定商品が発売される。　連動企画として、伊勢丹が運営する「イセタン ミラー メイク＆コスメティクス」のビューティスタイリストによるパーソナルメイクアドバイス会や、参加ブランド所属のメーキャップアーティストの来店イベントも実施。特設サイトでは限定品・先行販売品の一部やブランドの人気商品などを見ることができるバーチャルストアを3月30日まで公開する予定だ。　イベントのミューズには、バーチャルモデルのimmaを起用。このほかコスメや美容に特化したインフルエンサー約20人が公認サポーターとして、SNS上でイベントの魅力を発信していく。

伊勢丹新宿店のメイクの祭典が開催、吉川康雄による新ブランドを先行販売

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