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　シーピー カンパニーは、ロレンツォ・オスティの実父で「ストーンアイランド（Stone Island）」などを手掛けたデザイナー マッシモ・オスティ（Massimo Osti）によって1978年に設立。ミリタリーやワークウェアの機能性に最先端の技術を融合したデザインのほか、縫製後の商品自体を染色する「ガーメントダイイング」と呼ばれる手法が支持を集め、2023年にはブランド創立45周年を迎えた。これまでは、シーピー カンパニーの親会社であるトライステイトホールディングスの日本支社 トライステイトジャパンが国内展開を手掛けていた。　八木通商は、トレンドに左右されずイノベーションを追求するシーピー カンパニーのクリエイションに日本市場で更に成長する可能性を感じ、代理店契約をオファー。シーピー カンパニー側も日本市場を熟知した八木通商との連携を望んだため、タッグが実現した。　ブランドの往年のファンは40代以上が多いが、昨年フランスでは着用する人の約70％が30代以下となるなど、顧客の若返りが進んでいるという。八木代表取締役社長は、「ブランドの現在のマーケットポジションを見直し、今後は日本でも20〜30代の客層にリーチしていく」と話した。　2022年のシーピー カンパニーのグローバル売上高は約1億2000万ユーロ（約173億円）。現在全世界で5店舗の直営店を運営しているが、11月にパリ、2024年1月には東京と神戸に新店舗をオープンするなど、今後は毎年4〜5店舗の新規開店を予定している。同ブランドは、八木通商とタッグを組む初年度に国内売上5億円を目標としており、5年後には60億円まで拡大させる計画だ。小売と卸の比率は1：1程度になる見込みだという。　ブランドの課題として、ロレンツォ・オスティは、「アメリカ、中国、日本といった地域での視認性を高めること」を目標に掲げるが、マーケティングに多額の投資をするなどの「作為的な戦略」は極力行わない方針。「特に若年層はさまざまなマーケティングに晒され続けているので、無理に買わせようとしても買ってくれない。新しいお客様が自然に私たちの商品を買ってくれるよう、魅力的なプロダクトを提供していくことがシェアを拡大する一番の近道になる」と考えを語った。今後は直営店の新規開店を進めるほか、ブランドと親和性のある著名人に金銭契約のないギフティングをすることによって新しいマーケットでの存在感を高めていくとしている。　八木代表取締役社長は「ブランドの魅力やクリエイションを伝えることに注力する。今後は本国の承認を得てコラボや別注なども企画していく」とコメント。ロレンツォ・オスティは、「父が2度旅行に連れてきてくれたので、日本には特別な思い入れがある。八木通商と協力し、新たな形で日本のコミュニティと繋がっていけたら」と話した。

Stone Island

C.P. COMPANY

Fashion

八木通商がC.P.COMPANYのマスターライセンス取得 売上60億円を目論む

　コラボでは、テクニカルガーメントダイ素材を採用したアイテムをラインナップ。ボンバージャケットやラムズウールジャンパーのほか、シーピー カンパニーのアーカイヴからモンゴメリーダッフルコートをベースにしたロングダッフルコート、スウェットパンツ、総柄ニット、Tシャツ、ゴーグル付きニットキャップ、ソックス、ウエストバッグ、ブランケット、スニーカー2型などを発売する。アイテム価格は、発売日まで非公開となっている。

パレスがシーピー カンパニーとコラボ　ダッフルコートやジャケットなど発売

　ポップアップでは、1982年の「DUTCH POLICE SERIES」や2000年の「URBAN PROTECTION SERIES」といったブランドの参考書籍にも掲載される希少なコレクションをはじめ、ブランドの創始者 マッシモ・オスティ（Massimo Osti）が手掛けた1980年代のアイテム、 モレノ・フェラーリ（Moreno Ferrari）がデザインした2000年前後のアイテムなど貴重なコレクションを販売。このほか、現デザイナー ポール・ハーヴェイ（Paul Harvey）による2022年秋冬シーズンの最新コレクションを展開する。

BEAMS

シーピー カンパニーのヴィンテージポップアップがビームスで開催

　ポップアップでは、ブランドの創始者であるマッシモ・オスティ（Massimo Osti）がデザインした1980年代のアイテムとして「Dutch Police Series」や、ブランドの参考書籍にも掲載されている「Rubber Wool Coat」、2000年前後にデザインされたデザイナー モレノ・フェラーリ（Moreno Ferrari）によるアイテムなど希少なヴィンテージコレクションを展開。このほか、現デザイナー ポール・ハーヴェイ（Paul Harvey）による2022年秋冬の最新コレクションもラインナップする。

H BEAUTY&YOUTH

シーピー カンパニーのヴィンテージポップアップがH BEAUTY＆YOUTHで開催

　キリコは、青山学院大学青山キャンパスなどが構える八幡通り沿いに位置する青山Oビルの地下1階にオープン。店内には建築家のル・コルビュジエ（Le Corbusier）とピエール・ジャンヌレ（Pierre Jeanneret）が共同デザインしたベンチレーションシャッターを配し、インダストリアルな空間に仕上げる。　取り扱いアイテムは、マッシモ・オスティ（Massimo Osti）が手掛けた「ストーンアイランド（Stone Island）」や「シーピー カンパニー（C.P.Company）」をはじめとするデザイナーズからマイナーデザイナーズまで取り揃え、イタリアや英国のプロダクトを中心にラインナップする。価格帯は税込2万4200〜28万6000円。

ライラが新メンズストア「キリコ」出店、マッシモ・オスティが手掛けたストーンアイランドなど販売

　シーピー カンパニーは、1971年から環境や生活様式の変化に適合する「着るプロダクト」を展開してきたブランド。記念ブックには、ブランドと結びつきのある50人のパーソナルヒストリーを通したブランドの歴史や、創設者のマッシオ・オスティ（Massimo Osti）、歴代デザイナーのモレノ・フェラーリ（Moreno FerrarI）、アレッサンドロ・プンゲッティ（Alessandro Pungetti）、ポール・ハーヴェイ（Paul Harvey）といったブランドの関係者、世界中のファン、コレクターがワードローブを着用しセルフスタイリングで撮影した写真が収録されるほか、同ブランドの技術革新や生地、製造プロセスなどについても紹介される。価格は、税込1万4300円。　出版を記念して、代官山 蔦屋書店 2号館1階アートフロアではポップアップを開催。記念ブックのほか、80年代を中心とした同ブランドのヴィンテージアイテムを販売する。期間は6月25日から7月2日まで。

Culture

「C.P. COMPANY」ブランド50周年の記念ブックを発売、代官山 蔦屋書店でポップアップも

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自分らしいファッションに出会うため、自身のスタイルを貫き通す話題の古着屋オーナー、名物スタッフたちに学ぶ。

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