Nissyがパリで立ち会った歴史的瞬間　ファレル・ウィリアムスによる「ルイ・ヴィトン」デビューコレクションに密着

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Nissy（西島隆弘）

Image by: FASHIONSNAP（Koji Hirano）

　舞台はセーヌ川に架かるパリ最古の橋「ポン・ヌフ」。1日限りでゴールドのダミエ・パターンに彩られたその橋の上で、「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」の新たな歴史の1ページが刻まれました。メンズクリエイティブ・ディレクターに就任したファレル・ウィリアムス（Pharrell Williams）によるデビューコレクション。壮大なスケールのショーに日本から招かれ、多くのセレブリティとともに興奮と感動の瞬間に立ち会ったNissyの姿を追いました。　

★密着ムービーは記事末をチェック！

夕陽色の招待状

　パリのヴァンドーム広場を臨むホテルの一室に、ルイ・ヴィトンから大きな箱に入った招待状が届きました。中身は夕陽と橋が描かれたステンドグラス風のプレートに、絵葉書とペン。ブランド名の代わりに記されていた「LVERS」のロゴは、今回発表される2024春夏メンズ・コレクションのキーメッセージだそう。「Monsieur Nissy」と宛名の入ったカードを手に取れば、「ワクワクしますね」と期待が高まります。

　夜に予定されているショーに向けて、出発の時間が近づいてきました。この日のNissyの装いは、秋冬の新作のモノグラムデニムワークウエアジャケットに爽やかなホワイトパンツ、足元はLVレンジャー・ラインアンクルブーツ。そして鮮やかなタイダイが描かれたグラフィックが目を引くバッグ、キーポル・バンドリエール25を手に。ホテルのエントランスを出ると、沿道に集まっていたファンらの歓声が響き渡りました。

セーヌ川を船で上り会場へ

　車で向かったのは、セーヌ川のほとりの船着き場。ここからボートに乗り込みます。徐々に沈みゆく陽を背に、心地良い風を浴びながらショー会場へ。

　クルージングの途中、オルセー美術館の外壁に掲げられた巨大なヴィジュアルが目に止まりました。ショーに先駆けて公開された、ファレルによるルイ・ヴィトンメンズのファーストキャンペーン。写真家の北島敬三とマルティーヌ・シムズが撮影し、妊娠中のリアーナがカラフルなバッグ「スピーディ」の新作を抱えたインパクトのある姿が話題を呼んでいます。

　ボートの終着点はポン・ヌフの真下。17世紀に完成したパリで最も古い橋でありながら、フランス語の意味は"新しい橋"。映画の舞台にもなった美しい外観でも知られています。

各国からセレブリティが集結

　待ち構えていたカメラのフラッシュを浴びて、フォトコールに応えるNissy。橋の上では各国のセレブリティをはじめ、YUTA（NCT 127）、kemio、VERBALとYOON、村上隆、そしてNIGO®といったゲストらと交流を深めます。ビヨンセ（Beyoncé）とジェイ・Z（Jay-Z）、アンバサダーを務めるGOT7のジャクソン・ワン（Jackson Wang）、俳優のソン・ジュンギ（Song Joong Ki）など、音楽界やエンターテインメント界のスターらが続々と集まり、華やかなムード。

Nissyとジャクソン・ワン

ファレルによる注目のデビューコレクション

　パリの空をオレンジ色に染める夕陽が沈むと、いよいよショーの幕開け。オーケストラの生演奏の中、黄金のランウェイに多様なモデルらが登場します。

　注目は、ルイ・ヴィトンの伝統的なダミエ・パターンにカモフラージュ柄を掛け合わせた「ダモフラージュ（Damouflage）」。テーラードジャケットとショーツを合わせたセットアップや特殊な加工のデニムなど、今すぐ着たくなるようなウェアラブルなアイテムが、フレッシュなシルエットで打ち出されました。船の形のバッグやテディベアのマスコット、デコラティブなパールやビジューのアクセサリーといった、ファレルらしい遊び心も反映されています。

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