Fashion インタビュー・対談

[インタビュー] NYデザイナー レベッカ・ミンコフ 〜ブランドの魅力と銀座出店の理由〜

デザイナー レベッカ・ミンコフ
デザイナー レベッカ・ミンコフ

ニューヨークブランド「REBECCA MINKOFF(レベッカ ミンコフ)」が、3月2日に世界初の直営路面店を東京・銀座にオープンさせた。前日には絢爛なパーティーも行われ、多くのセレブレティやファンが駆けつけて本格上陸を盛大に祝った。世界初出店という記念に合わせ、デザイナーで創業者のレベッカ・ミンコフも来日。オープン直後の慌ただしい中、わずか10年で急成長したブランドの魅力や銀座に出店した理由など、前日の余韻が残るショップ2階のラウンジで語ってもらった。

 

◆日本のファッションの印象は?

 日本には何度か訪れたことがありますが、とても刺激的な国だと思います。ファッションに関しては、違った素材や、色、柄を大胆にミックスして楽しんでいる印象で、男性も女性もお洒落な方が多いですね。

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◆ブランドのコンセプトやイメージする女性像を教えてください。

 コンセプトは「ダウンタウン・ロマンチック」。ダウンタウンに住んでいて、自分のスタイルを知られたい。誰かを追いかけるのではなく、何かの発見者として知られたい。そんな意思を持った女性をイメージしています。


◆ブランド創立からこれまで、苦労や転機はありましたか?

 ブランドを始めたころは何をするのにも苦労の連続でしたが、振り返るとブランドの転換点が2つありました。ひとつは、経済の浮き沈みに関係なくどんな時でも手が届くブランドで在り続けるため、価格帯を下げたことです。

 もうひとつは、ソーシャルメディアの活用。TwitterやFacebook、ブログを開設することで、ブランドのファンの方がいつでも私に話しかけられて、それを私が直接受け取ることが出来る、という環境を作りました。私は決して近寄りがたいデザイナーではなくて、オープンなタイプなんですよ。顧客との関係を第一に考えたことが、ブランドの成長のきっかけになりました。

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◆ブランドのファンには、ファッションブロガーやセレブリティが多いそうですね。

 多いですね。特にファッションブロガー達とは、大切な関係を築いています。ルミ・ニーリーのドレスをデザインしたり、 定期的にイベントを開催したり、ファッションウィークには一緒に参加して、ショーのフロントロウに座ってもらったり、彼女達とはいつも面白いことを企画しています。ニューヨークでは、毎月違ったコンセプトのガールズパーティーを開いているんですよ。 雑誌などを通じた宣伝方法も効果的だと思いますが、ソーシャルメディアやリアリティのある関係性は、より重要。日本でもファンが増えてくれたら、楽しいイベントを企画していきたいと思っています。

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◆春夏コレクションのインスピレーションを教えてください。

 建築家ルイス・バラガンの明るい色を隣合わせるデザインや、砂漠に立てた家々にインスピレーションを受けました。砂漠で生きる女性をイメージしています。


◆おすすめのアイテムはありますか?

 パース、クラッチ、斜めがけのバッグとして、3通りの使い方がある「ミニ・マック」や、ストライプ柄のトートバッグなど、機能的なバッグがたくさんあります。自由にスタイリングしてもらえたら嬉しいですね。

◆代表作「モーニングアフターバッグ(MAB)」の誕生秘話や、ヒットのきっかけを教えてください。

 小規模のアパレルラインのみを展開していた頃のことですが、女優の友達とディナーに行った時、「映画に出演するんだけど、私の役のバッグを作ってくれない?」と頼まれたんです。実のところを告白すると当時、私はバッグの作り方を知りませんでした(笑)。

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モーニングアフターバッグ(MAB)

 でも、そのリクエストをどうしても叶えてあげたいと思い、素材を集め、ファクトリーを探し、バッグ作りを研究しながら制作を始めました。その時のパターンが「MAB」の元になっています。ヒットし始めたのは、アメリカの人気サイトに掲載された1本の記事がきっかけ。TVドラマ「ゴシップガール」に登場した後も、反響がありましたね。

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◆メンズライン「ベン ミンコフ」について教えてください。

 ブランド名は祖父の名前なんです。尊敬の意味も込めてつけました。今後、日本にも上陸する予定ですよ。


◆世界初の路面店がオープンした今、どんな気分ですか?

rebeccaminkoff_201203_001_s.jpg まるで、シンデレラみたいな気分。自分のショップが実現するなんて、嬉しくてとてもワクワクしています。


◆初のショップを日本にオープンした理由は?なぜ銀座に決めたのですか?

 私がブランドを始めた頃、海外で一番最初にバッグを購入してくれたのが日本だったんです。日本でパートナーも見つけたので、ここにオープンしようと決めました。銀座は、ニューヨークで言えば5番街に似た、中心的なエリアですよね。ここでブランドのステータスを築いていけたら、と思って決めました。



◆ショップの特徴やデザインのポイントは?

 ハンドバッグのデザインにも通じる、異素材のミックスが内装のポイントです。 アンティークの鏡や、木製の窓枠など、クラシカルな空間を意識しました。コンセプトの「ダウンタウン・ロマンチック」の女性が買い物をする場所、というイメージです。

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レベッカ ミンコフ銀座店 店内

◆今後の出店予定を教えてください。

 日本では、3月中に銀座店を含めて4店舗を出店し、その後も店舗を増やしていきたいと思っています。実は今、NYのソーホー地区にも出店を計画していて、場所を探しているところ。そちらも楽しみですね。


◆ブランドの目標や夢はありますか?

 「レベッカ ミンコフ」が目指すのは、フル-ライフスタイルブランド。女性の生活に関係する全てをデザインできたら、とても素敵ですね。

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■REBECCA MINKOFF 銀座店
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 住所:東京都中央区銀座4-2-2
 電話:03-6228-6623
 公式ページ

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