2023年秋冬パリメンズからピックアップ 次の時代を担う注目ブランド vol.3
(左から)Jeanne Friot、Adam Jones、Meta Campania Collective、Airei
(左から)Jeanne Friot、Adam Jones、Meta Campania Collective、Airei
2023年秋冬パリメンズからピックアップ 次の時代を担う注目ブランド vol.3
(左から)Jeanne Friot、Adam Jones、Meta Campania Collective、Airei
新しいファッションの創造は、ランウェイだけで起こっているわけではない。2023年秋冬パリメンズコレクションウィーク期間中に出会った、次の時代を担うアップカミングなブランドを展示会の様子とあわせて紹介。第3弾となる今回は「メタカンパニアコレクティヴ(Meta Campania Collective)」「アダムジョーンズ(Adam Jones)」「アイレイ(Airei)」「ジャンヌ・フリオ(Jeanne Friot)」をフィーチャーする。
メタカンパニアコレクティヴ
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「バーバリー(Burberry)」や「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」で経験を積んだジョン・ストラスブルグ(Jon Strassburg)と、「ジルサンダー(Jil Sander)」のアートディレクションを手がけるヘイコ・カイネス(Heiko Keinath)によるブランド。パリを拠点に、2020年にスタートした。ブランド名は、イタリアのカンパニア州、アマルフィ海岸にある町“メタ”に由来する。ワークウェアを主軸としながら、高級素材を使ったタイムレスかつコンテンポラリーなデザインを展開。目の詰まったカシミアや光沢のあるコーデュロイなどが使われ、「ロロ・ピアーナ(Loro Piana)」社のカシミアを5kgを使用したニットもある。
公式インスタグラム
アダム ジョーンズ
ウェールズ出身。2013年にマンチェスター・スクール・オブ・アートのファッション科を卒業し、工場勤務や「クリストファー シャノン(Christopher Shannon)」との仕事を経て、現在は南ロンドンを拠点に活動している。製品はすべてアップサイクル。ビール会社のロゴが入ったタオルや、動物柄のタペストリー、キッチンのティータオル、ベッドルームのブランケットなど、イギリスカルチャーを象徴するヴィンテージアイテムやデッドストック生地を、蚤の市やチャリティショップで見つけては、キャッチーなシャツやニットウェア、バッグに変貌させる。他にもサテンのショートパンツやレースのトップスも定番。
公式インスタグラム
アイレイ
ドリュー・カリー(Drew Curry)が、2021年にロサンゼルスで立ち上げたブランド。そのブランド名はギリシャ語で「切り取る」を意味し、プロダクトに表出させた“修繕とヒーリング”を示すステッチワークがシグネチャーだ。2022年のLVMHプライズのセミファイナリストであり、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)やビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)などセレブリティも愛用している。「避難所、洪水、亡命(Refuge, Deluge, Transfuge)」と題した2023年秋冬シーズンは、人毛や、パリ中の寿司屋から集めたという鮭の皮など、一癖ある素材をテキスタイルに落とし込み、職人技を用いた構築的なシルエットを作り出した。
公式インスタグラム
ジャンヌ・フリオ
パリを拠点に活動するジャンヌ・フリオは、「サステナビリティとジェンダーレス」を掲げ、2021年よりコレクションの発表を開始。フェザーが大胆にあしらわれたデニムパンツがSNSで人気を集めてその知名度を上げ、2023年秋冬コレクションは、プレゼンテーション枠のオンスケジュールでランウェイを開催。「赤い戦士たち(RED WARRIORS)」と名付けられたコレクションでは、モデルたちは真っ赤に染められた衣服を纏ってランウェイを闊歩した。ベルトを束ねて作られたドレスやニーハイブーツ、凶々しさも感じられるフェイクファージャケットなど、赤色から連想される「愛、情熱、血、罪」と言った要素がデザインに落とし込まれている。
公式インスタグラム
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