ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が手掛ける「シャネル(CHANEL)」2024年春夏コレクションのテーマは、自由と運動への賛歌。イネス&ヴィノード(Inez & Vinoodh)によるモノクロのティーザー映像には、人気モデルのリアン・ヴァン・ロンパエイ(Rianne Van Rompaey)が南仏の名建築である「ヴィラ ノアイユ(villa Noailles)」に佇む姿が映し出された。
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幾何学模様やストライプを多用
ロバート・マレット=スティーブンス(Robert Mallet-Stevens)によって設計されたこの建築は、今年着工100周年を迎える。丘の上にあるモダニズム様式のヴィラは牧歌的な雰囲気に満ちており、ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)と親交のあったアーティストたちが集う場所でもあったという。ショー会場には、南仏の入江と花のイメージがスクリーンに映し出され、ヴィラの庭園が持つ幾何学模様がパッチワーク、チェック柄、ストライプといったデザインに取り入れられた。
南仏の太陽とプールのイメージ
また、ヴィラ ノアイユのプールや降り注ぐ太陽の光が、水着やスポーツウェアといったアイテムとリンク。「洗練さとカジュアルさ、コレクション全体のツイード、スポーツウェアとレース。私は、あるものとその反対のものを可能な限りクールな方法で融合させようとした」とヴィルジニーは語る。
エレガントで気取らないムード
そして、服の構造から解放された心地よさも重要な要素に。スーツは軽量で、肩章や裏地が付いていない。ウエストラインは低く、足元もヒールではなくフラットシューズやトングサンダルをスタイリング。ドレスのように着られるカーディガンやポケットに手を入れて前を開けて着るダブルブレストのジャケットなど、気楽にまとえるスタイルが目を引いた。
弾けるカラーとフラワーモチーフ
マルチカラーのドレッシングガウンやストライプのテリークロスのジャケット、フラワーモチーフのドレスなども華やかさをプラス。トライアングルシェイプのミニバッグなどもアクセントを加え、人生を祝福するかのような明るいムードを作り出した。
Video by FASHIOSNAP
ジェニーや二階堂ふみらが来場
会場には、メゾンのアンバサダーであるBLACKPINKのジェニー(JENNIE)、ペネロペ・クルス(Penélope Cruz)、シャルロット・カシラギ(Charlotte Casiraghi)のほか、パリス・ヒルトン(Paris Hilton)、アッシャー(Usher)など豪華な顔ぶれが集結。日本からは二階堂ふみや稲垣貴子、清水尋也が出席し、ショーを堪能した。
ジェニー
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