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ハイドサインが東大イーズラボとファンウェアを開発 「衣服から衣服へ」の循環実験も開始

 「ハイドサイン(HIDESIGN)」が、東京大学イーズラボ(IIS Lab)との共同検証プロジェクト「OPEN LAB_02」を開催した。新開発のファンウェアや、アパレルの完全循環型リサイクルについての発表を行った。

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 ハイドサインは、現代のワーカーに向けたユニフォームと実験的プロダクトの開発を行うデザイン集団。衣服にデバイスを装備することで、過酷な外部環境から身体を守ることを目的とした「デバイスウェア」という独自の概念に基づいた衣服をはじめ、「未来のデイリーウェア」の開発を推進している。

 同領域では、ヒューマン・コンピュータ・インタラクションやユビキタス・コンピューティングなどの研究を行う東京大学イーズラボと協働。新作はファンウェア(空調ウェア)にフォーカスした。一般的なファンウェアに用いられているファンの直径は10.5センチだが、今回ハイドサインは直径6センチ・1セットあたり62グラムという小型軽量、かつ従来比で約半分の騒音を実現した。なお、現時点で一般販売は予定していない。

 発表会では、ファンウェアに関する3つの研究成果として、従来はポケット内に隠れたスイッチを都度引き出して操作しなければならなかったが、導電糸(電気が流れる糸)を刺繍することで布や衣服そのものを入力デバイスとする技術「Form 1:Fabric Interface」に加え、外見に影響しない特殊構造「Form 2:Wearable Fan System」、繊維から繊維へのリサイクル実現に向けた取り組み「Form 3:Closed Loop Solution」について披露した。

 Wearable Fan Systemは、ファンが取り込んだ空気を背面の通路に誘導しつつ、適切なベンチレーションを設けることでシルエットへの影響を最小化することに成功。三角形を起点とした構造でファン本体を物理的に覆い隠しながら十分な送風を実現する「トライアングルカバー」機構を新開発した。現在、国際特許出願中だという。

 Closed Loop Solutionでは、再生ポリエステル100%のツイル生地を使用したラグラン3D構造のシャツジャケット100着を製造・配布し、約半年の着用後に回収。ポリエステルのリサイクルを手がけるエコログリサイクリングジャパンによってペレット化し、同一素材・同一アイテムへと再生産するループを実証する。「Garment to Same Garment」の試みは、現時点で国内に前例のない取り組みだという。

 今回の発表に伴い、「Garment to Same Garment」の起点となるハイドサインのシャツジャケットを、希望する参加者へ無償でリースすることも発表。規定回数以上着用した後に回収することで、完全循環型リサイクルの実証実験に直接参加できる仕組みになっている。

「OPEN LAB_02」
「OPEN LAB_02」
「OPEN LAB_02」
「OPEN LAB_02」
「OPEN LAB_02」
「OPEN LAB_02」
「OPEN LAB_02」

新開発のファンを搭載したファンウェア

最終更新日:

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