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「フォトコピュー」がコンセプト刷新、女性の内面に寄り添う“機能的で官能的”なウェアを提案

佐々木エリカ

Image by: PHOTOCOPIEU

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 デザイナー 竹内美彩が手掛ける「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」が、2026年秋冬コレクションから新たなブランドコンセプト「センシュアル&ファンクショナル(機能的であり官能的/Sensual and Functional)」を打ち出し、新たなフェーズに踏み出す。ブランドの根幹はそのままに、現代社会を生きる女性の「働く」という行為に着目し、どんな時も自分らしさを捨てない、機能的かつ身体をポジティブに解釈するセンシュアルなウェアを提案していくという。

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 フォトコピューは、「⼥性の働く環境の変化に呼応し、強さと柔らかさの中に⾰新性を併せ持つ⼥性のためのワークウェア」をコンセプトに、2019年に始動。従来はウィメンズウェアでありながら「重厚感」を意識し、重量感のある生地選びやディテール作りによって、存在感に厚みを持たせる工夫をしてきた。しかし、今季からはより女性の「内面」にアプローチしたいとの思いから、「軽やかさ」や「柔らかさ」「癒し」といった要素にフォーカス。ワークウェアの無骨さや機能性優位なデザインがもたらす美しさに、BDSMやボンデージのセンシュアルな要素をプラスすることで、女性が仕事を含めたどんな時にも自分らしさを捨てず、自分の体を愛で、ポジティブに捉える服を目指したという。

Image by: PHOTOCOPIEU

 特筆すべきは、竹内がBDSMやボンデージをエロティックなものではなく「癒し」と捉えていることだ。「日々社会の中で多くの決断を下す立場の人々が、時に自ら決断できない状況に身を置くことで癒しを感じる、という話がしっくりきた」ことから、“縛る”や“ねじる”といった拘束的なディテールを、カシミヤやとろみのあるポリエステルなどの柔らかさや軽さのある素材と組み合わせて提案。ワークウェアをベースとしながらも、“仕事着”としての固定観念からはみ出した柔らかでセンシュアルな部分が垣間見える服は、主体的で強い女性の内面の繊細さに寄り添いながら、その重層的な魅力を引き立てる。

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 コレクションでは、ねじりと拘束具のようなデザインを取り入れたドレスやトップス、ニットをはじめ、腕部分に拘束具を思わせるレザーと金具のディテールをあしらった透かし編みのカシミヤニットカーディガンや、背面にハーネスのディテールを取り入れたジャケットなどが登場。また、パリの蚤の市で竹内が手に入れた“誰のものかわからないデッサン”をグラフィックに採用したTシャツや、椅子の写真をジャカード織りで表現したシリーズなど、「人に見られることのなかったはずの風景を紹介する」というアプローチをデザインに落とし込んだアイテムも揃う。

Image by: FASHIONSNAP

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 シーズンルックでは、今季手掛けた“軽い服”との対比として“重い自然物”である石を使用。東京に出てオフィスで働く人をイメージしながら、心象風景としての自然や自然物に囲まれた“自分だけの癒しの空間”を表現した。撮影は、竹内の大学時代の同級生の女性が家業を継いで営む、栃木の石材工場とアトリエを舞台に行った。

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 また、秋冬からの本格的なシフトチェンジに先がけ、ブランドロゴやタグ、ネームのデザインを現在店頭に並ぶ2026年春夏シーズンのアイテムから順次刷新。より個人としての女性の存在にフォーカスするため、ブランドロゴはライトグレーに変更し、ブランドタグやネームは、芯の強さと上品さを兼ね備えた白ベースの素材にリニューアルする。タグには、フォトコピューのデニムに用いているものと同じ「1フラン」のコインモチーフをあしらったほか、ネームはシャトル織機で織られた味わいのあるクラシックなデザインから、レピア織機で織られたグレイッシュなアイボリーカラーの洗練された佇まいにリニューアル。今後は従来のブランドネームと併用していく。

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最終更新日:

■PHOTOCOPIEU:公式インスタグラム公式サイト

文・佐々木エリカ

Erika Sasaki

FASHIONSNAP 編集記者

埼玉県出身。早稲田大学国際教養学部卒業後、国内大手アパレルメーカー、ケリング傘下ブランドのMDなどを経験した後、2023年にレコオーランドに入社。現在はウィメンズのデザイナーズブランドを中心に、サステナビリティやSDGs、教育分野も担当。ファッションやカルチャーに加えてジェンダーや社会問題にまつわるトピックにも関心があるため、その接点を見出し、思考や議論のきっかけとなるような発信をしていけたらと願っている。

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