ADVERTISING

フォトコピュー初の直営店「FOA」が羽根木に、週末限定・アポイント制で営業する理由

Image by: PHOTOCOPIEU

Image by: PHOTOCOPIEU

Image by: PHOTOCOPIEU

 デザイナー 竹内美彩が手掛けるウィメンズブランド「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」が、ブランド初のショップ「FOA」を今年3月に世田谷区・羽根木にオープンした。スタートから2ヶ月、週末のみ・アポイント制で運営する同店について、竹内にその背景にある思いを尋ねた。

ADVERTISING

 フォトコピューは、「⼥性の働く環境の変化に呼応し、強さと柔らかさの中に⾰新性を併せ持つ⼥性のためのウェア」をコンセプトに、2019年に始動。これまで百貨店やセレクトショップへの卸売りを中⼼にビジネスを展開してきたが、今回ブランド初となる直営の実店舗をオープンした。営業は土日のみで、ブランドの公式インスタグラムのDMで来場のアポイントを受け付けている。

 ショップ名の「FOA」は、“アトリエの前”を意味する「Front Of Atelier」の頭文字から名付けたといい、その名の通り、奥には同ブランドのアトリエを構えている。以前からアトリエと店舗が併設した洋服屋に憧れがあったという竹内は、同店をオープンした理由について「自分たちのアトリエの空気感がとても気に入っていて。室内には大きな窓から外の柿の木の木漏れ日が差し、光と影のコントラストがいつもインスピレーションを与えてくれる、この空間をシェアしたいという思いがありました」と話す。

Image by: PHOTOCOPIEU

 また、竹内自身が服作りをする中で、商品として陳列される前段階に多くのドラマを感じることから、「臨場感のある場所で買い物を楽しんでもらうことで、お客さまにとっても特別な体験になってほしい」との思いもあったという。

 同店は、元々アトリエとして使用していた空間の一部を店舗とした小規模なスペースであることに加え、「ゆったりとプライベートサロンのように過ごしてほしい」との意図から、休日のみのアポイント制でオープン。ブランドのコアメンバー2人で運営を行いながら、「小さく深い、理想の空間」を作ることを目指しているという。現在、同店では新作の2026年春夏コレクションを中心に取り扱っているが、アポイント時のリクエストにより、過去シーズンのアイテムも見ることができる。また、同店での購入品に対しては、無料で丈詰め対応も行う。

Image by: PHOTOCOPIEU

 3月末のオープンから2ヶ月が経ち、ショップの奥にあるアトリエで仕事をするという環境に「セラピーのような感覚」を抱いているという竹内。「普段黙々と行う作業の全てが、お客さまに喜んでいただくことに繋がっているという実感が持てる、働く私たちにとっても稀有な体験の場となっています」と、早速ポジティブな影響を実感しているようだ。

 また、従来は顧客と直接関わりを持つ機会が少なかったという同氏は、初店舗の運営や顧客との交流を経ての手応えを、以下のように語った。

「ショップに来店いただき、洋服を手にしていただいた方の生の声を聞けることは、私たちにとってかけがえのない経験になっています。必要なこととは思いつつ、消化率には安堵や悲しみは付与しますが、感動はありません。ファッションはビジネスではありますが、何か新しいものを作りたいという欲求は純粋な部分から生まれるべきだと思います。デザイナーは純粋に良い服を作りたいという感情があると思いますが、それゆえ孤立しがちです。数字や忙しさで心を失ってしまいそうなときがありますが、その支えとなるのがお客さまの存在なのだと思いました。新しいものが生まれる最初の空間と、それを手に取っていただく最後の空間が隣接するこの場所が、私たちにとっても癒しとモチベーションを与えてくれています」。

Image by: PHOTOCOPIEU

 今後、同店ではフォトコピューのアイテムに加え、同ブランドとのスタイリングに適したレザーブランドの取り扱いなども計画。ウェアに合わせたシューズや小物の提案も行うほか、コレクションの由来となった古着の展示や独自の編集など、店舗での空間表現の多様な在り方を模索する予定だという。

PHOTOCOPIEU 2026年春夏

関連記事

PHOTOCOPIEU 2026年春夏コレクション

2026 SPRING SUMMERルックブック

最終更新日:

FASHIONSNAP 編集記者

佐々木エリカ

Erika Sasaki

埼玉県出身。早稲田大学国際教養学部卒業後、国内大手アパレルメーカー、ケリング傘下ブランドのMDなどを経験した後、2023年にレコオーランドに入社。現在はウィメンズファッションをメインに担当。ファッションやカルチャーへの熱量と同様にジェンダーや社会問題にまつわるトピックにも関心があるため、その接点を見出し、思考や議論のきっかけとなるような発信をしていけたらと願っている。

ADVERTISING

現在の人気記事

NEWS LETTERニュースレター

人気のお買いモノ記事

公式SNSアカウント