シャネル 2023年クルーズコレクション
Image by: CHANEL
アーティスティック ディレクター ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)による「シャネル(CHANEL)」が5月10日、2023年クルーズコレクションを発表した。シャネルがロサンゼルスでショーを開催するのは2007年のクルーズコレクション以来。前回はサンタ・モニカ空港の滑走路が舞台となったが、今回はパラマウント ピクチャーズ スタジオ近くの広場で開催された。
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ショーの1週間前にはニューヨークで、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)をテーマに掲げた「メット・ガラ」が開催され、シャネルにとっては世界中から大きく注目されるタイミングとなった。
LAのビーチサイドでエアロビクス
会場にはサッカー場のようなセットが作られ、両端のスコアボードにはモデルたちの名前が表示される。背景の巨大スクリーンには、シャネルのアンバサダーを務めるアルマ・ホドロフスキー(Alma Jodorowsky)が海沿いでエアロビクスをする映像を投射。また、青空やヤシの木、花火といったビジュアルが、ビーチを満喫するLA流ライフスタイルを連想させた。
ローラースケート風の光るシューズも
今回のコレクションでは1960年代のサーフィン、1970年代のディスコやローラースケート、1980年代のエアロビクスといったカルチャーをミックス&マッチ。様々な角度から楽観的なLAのイメージに迫った。レッグウォーマーに厚底スニーカーを合わせたスタイリング、小脇に抱えたスケートボード、ヤシの木やローラースケートのモチーフなどがレトロスポーティな雰囲気を演出。ヒールにライトを内蔵したシューズなど、ウィットに富んだアイテムも登場した。
ハリウッド黄金期に思いを馳せて
また、創立者ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が1920年代よりハリウッドの衣装を手掛けた功績に着目。ゴールドのニュアンスが随所に反映され、女優たちの煌びやかな衣装やシネマの黄金時代を現代に蘇らせた。ヘアメイクは90年代風のビッグヘアを取り入れたグラマラスなスタイル。会場近くのパラマウント ピクチャーズは100年以上の歴史を誇るスタジオであり、まさにハリウッド礼賛にふさわしいロケーションだ。
リアルバービーたちのパレード
また、フロントロウに座るマーゴット・ロビー(Margot Robbie)が映画「バービー」(今夏公開予定)でまとったようなシュガーピンクやパステルカラーの「バービーコア」スタイルも登場。ヴィルジニーは「名作映画の魅力的なスターたちへの称賛と、エアロビクスやスポーツ、ローラースケートの楽しさ。夢の世界、あるいは現実で何を着たいか、全てはその狭間におけるバランス感。新しい風、旅、軽快でハッピーなファンタジーをもたらしたかった」と語る。
LA名物のフードトラックも登場
会場にはG-DRAGONやマリオン・コティヤール(Marion Cotillard)、パリス・ヒルトン(Paris Hilton)らも来場し、ショーはスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)のパフォーマンスで締めくくられた。会場に隣接したエリアではフードトラックがピザやアイスクリームなどを提供。これは、ランウェイに登場したフードトラック型のポシェットとも呼応したアイデア。80年代のヒットソングが鳴り響くローラーディスコのアフターパーティーも開催された。
G-DRAGON
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ローラーディスコ
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