2024 AW Collection
Image by: ©DOLCE&GABBANA
イタリアを代表するラグジュアリーブランド「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」が今シーズン目指したのは、テーラリングの力をより一層高め、他とは一線を画すクオリティを突き詰めること。デザイナー ドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)とステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)が感じ取った変化が反映されたという2024年秋冬メンズコレクションでは「SLEEK」をテーマに、"完璧な"エレガンスを追求した。
全62ルックで構成された2024年秋冬メンズコレクションは、「艶のある」や「洗練された」といった意味を持つ「SLEEK」を軸に、サルトリアを駆使した黒が基調のオーセンティックなアイテム群で構成。ドルチェ&ガッバーナのアーカイヴを参照しつつ、編集を加えることでクラシックをモダナイズしている。ドルチェ&ガッバーナは毎回自社オフィスでショーを開催しているが、今回特別に階段を増設。モデルが階段を登ってくるという演出により、コートの裾が階段を登るたびに美しく流れたのも、生地の落ち感を見定める目とそれに合うパターンメイキングという確かな技術があってこそなせる技だ。
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Image by: ©DOLCE&GABBANA
コレクションの大半を占めたスーツスタイルは、ボウタイ襟がアクセントになっており、サテン地などを用いることでさらに際立たせている。ジャケットやコートは、ピコットの装飾やソフトショルダー、スペンサージャケットなど、様々なディテールで展開。前回から引き続きとなるカール・テンプラー(Karl Templer)のスタイリングにより、プロポーションに鮮度も与えており、中でもボックスシルエットのゆとりのあるトップスに細身のパンツ、ブーツを合わせたスタイルは若い顧客からの反応も良さそうだ。
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モノトーンのコレクションにアクセントとして差し込まれたのは、デニムやキャメル、レオパード柄。エレガンスを象徴するかのようなファーコートは、全てエコファーで作られているが、本物の毛皮と見紛うほどのクオリティに仕上がっている。
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