ADVERTISING

2027年春夏メンズトレンド カラー/マテリアル編──デザートカラーとクラフトマンシップ

村田太一

トップ画像

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

トップ画像

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

トップ画像

Image by: ©Launchmetrics Spotlight

 2027年春夏シーズンのメンズファッションウィークの取材を通じて、カラー、マテリアルのトレンドを分析。カラーパレットはブラウンやオフホワイトといったナチュラルな色味から、レッドやラベンダーピンク、ミントグリーンなどの鮮やかな色彩まで豊富に提案された。マテリアルは通年で楽しむレザーのほか、刺繍やパッチワークといったクラフトマンシップが目を引いた。

ADVERTISING



カラー編

デザートカラー

 ブラウン、サンドベージュ、オフホワイトといったデザート(砂漠)カラーは2027年春夏シーズンの軸となりそうだ。今季はこれらの乾いた色彩をメインに据えた、落ち着いた印象のルックが主流に。「オーラリー(AURALEE)」や「プラダ(PRADA)」などが打ち出した、ナチュラルなパレットにピンクやイエロー、オレンジといった明るい差し色の組み合わせが新鮮に映った。

DRIES VAN NOTEN

レッド × ブラック

  定番のブラックと合わせるカラーとして、2026年秋冬はバーガンディが多く見られたが、今季はレッド系の色味がより強く、鮮やかさを増している。「ヨウジヤマモト プールオム(Yohji Yamamoto POUR HOMME)」「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ヴェトモン(VETEMENTS)」「エゴンラボ(EGONlab.)」「ウィリー・チャバリア(WILLY CHAVARRIA)」など、多くのブランドが取り入れた。ウェアのスタイリングだけでなく、ネクタイやキャップなどの小物でこのアクセントを効かせたルックも多かった。

Yohji Yamamoto POUR HOMME

 

クールトーン

 アクセントカラーはピンク、イエローなどの色味が目を引いたが、多くに共通していたのがほのかに青みがかったクールトーンだ。「コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)」ではストライプのセットアップに涼しさを孕んだラベンダーピンクを用いることで鮮やかで都会的な印象を残し、「ジバンシィ」ではやや肉感のあるバルマカーンコートにレモンイエローを取り入れることで春夏らしい爽やかな雰囲気に仕上げた。

COMME des GARÇONS HOMME PLUS

ミントグリーン

 酷暑のヨーロッパで清涼感を与えたミントグリーン。「メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)」や「シンヤコヅカ(SHINYA KOZUKA)」は上下を同色系でまとめ、「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」はニュアンスを変えたカラーで抜け感のあるアンサンブルを提案。ダークトーンやトラッドなアイテムと掛け合わせることで堅苦しさを中和し、肩肘張らないラグジュアリーを提案している。

MAISON KITSUNÉ

マテリアル編

レザー

 季節の境界は曖昧になり、レザーが年間通して楽しむ定番マテリアルとして存在感を強めている。2026年秋冬のトレンドとしてもピックアップしたレザーだが、春夏シーズンである今季も引き続きバリエーションを広げた。「プラダ」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」など定番のブラックやブラウンが多い中、「オーラリー」の鮮やかなスカイブルーが目を引いた。薄くしなやかなレザーが多く、スリムシルエットの潮流を捉えたコンパクトなサイジングは今季ならではのポイント。アウターからショートパンツまで、多彩なアイテムが披露された。

PRADA

パッチワーク

 クラフトマンシップを宿したマテリアルとして、パッチワークが多様な魅力を伝えた。「ラルフ ローレン パープル レーベル(Ralph Lauren Purple Label)」が「クオン」との協業で打ち出したインディゴや藍染めのファブリックを取り入れたものから、「コム デ ギャルソン・オム プリュス」による迷彩柄をブライトカラーでアップデートしたものまで、表現は幅広い。異なる質感や柄、色をファブリックの中で衝突させることで、スタイルに偶発的な陰影をもたらした。

Ralph Lauren Purple Label

刺繍

 マテリアルを彩る要素としては、刺繍をあしらったアイテムに注目。「ルイ・ヴィトン」は会場に作り出した砂浜のムードに溶け込むヤシの木のビーズ刺繍をベストに施し、「ジバンシィ」はミリタリーライクなブルゾンに大輪のフラワーモチーフを立体的に描写。「トム ブラウン(Thom Browne)」はクラシックなブレザーに蜂の巣をデザインし、精緻な手仕事を披露した。

LOUIS VUITTON

2027年春夏メンズコレクション・トレンド特集

最終更新日:

文・村田太一

Taichi Murata

FASHIONSNAP 編集記者

群馬県出身。男子校時代の恩師の影響で大学では教員免許を取得するも、ファッション業界への憧れを捨てきれず上京。2021年にレコオーランドに入社。主にビジネスとメンズファッションの領域で記事執筆を担当する。幼少期、地元の少年野球チームで柄にもなくキャプテンを任せられた経歴を持ち、今もプロ野球やWBCを現地観戦するほどの野球ファン。実家が伊香保温泉の近くという縁から、温泉巡りが趣味。

ADVERTISING

現在の人気記事

NEWS LETTERニュースレター

人気のお買いモノ記事

公式SNSアカウント