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　コラボでは、パッチ、タブ、ピスネームにイル ビゾンテ伝統のバケッタレザーをあしらったアイテムを展開。グレゴリーの人気モデルをベースに製作した「DAY PACK」（3万3000円）や「FINE DAY」（2万2000円）、コンパクトポーチ（8800円／全て税込）といった計3型をラインナップする。

IL BISONTE

GREGORY

Fashion

イル ビゾンテがグレゴリーとのコラボアイテムを発売、「DAY PACK」など人気モデルをベースに製作

　イル ビゾンテは1970年に誕生。タンニン鞣しを施した良質なレザーを使った製品を展開し、ヨーロッパのほかにニューヨークやパリ、日本などにオンリーショップを出店している。　ルックHDは1999年にイル ビゾンテの日本国内独占輸入販売を開始し、後に韓国での独占販売権も取得。2ヶ国で直営店やフランチャイズ契約店での小売事業、大手セレクトショップなどへの卸売り事業、EC事業を展開している。　ルックHDがビゾンテHDを完全子会社化したのは2019年6月。同グループ最大規模の収益事業に成長したイル ビゾンテを傘下に収めることで、安定的な運営を実現させる狙いがあった。　傘下に収めてから4年。経営体制が変わるとものづくりにも影響が及びがちだが、ルックとビゾンテHDの関係性は変わらず、生産体制もこれまでと同様に職人が手作業で一点ずつ手掛けている。狙い通り、イル ビゾンテの売上はコロナ禍も前年実績を割ることなく安定的に推移。「本国が生産をしっかり動かしてくれていたので、コロナ禍の推移においても伸ばすことができた」（ルック D.C.事業部 イル ビゾンテ企画課 宣伝・広報担当）。　商品企画でルック側のリクエストが通りやすくなったことも好調の要因の一つ。日本市場では小物や小型のバッグのニーズが伸びており、ラインナップを充実させた結果、ルミネなどの都心立地の出店戦略も相まって20代の顧客層の獲得に成功しているという。店舗によって客層が異なるため具体的な年代構成比は非開示としているが、イル ビゾンテ企画課 宣伝・広報担当はその手応えを語っている。　小型のバッグは3万円台で購入できるという価格帯もイル ビゾンテの強みだ。近年は原料高などの影響で値上げを避けられない状況が続くが、ルックは徹底したコスト管理で「手に取りやすいブランド」のポジションを確保。2023年秋冬コレクションでは、スマートフォンサイズのバッグや、スモールレザーグッズからキーケース2型などを新たに展開する。　2022年には「イル ビゾンテ ジュエリー（IL BISONTE JEWELRY）」がデビュー。レザーグッズと同様にクラフトマンシップを重視し、味わい深い経年変化が楽しめるジュエリーブランドと位置付けている。男女問わず購入される傾向にあるが、認知に課題感が残るとし、今後は露出増を目指す。

Business

「イル ビゾンテ」が“若返り”で好調　ルックHD買収後の変化

　ルクア大阪は、東館「ルクア（LUCUA）」と西館「ルクア イーレ（LUCUA 1100）」の総称で、東西両館を一体として運営する国内最大級の駅型商業施設。1階には「イル ビゾンテ（IL BISONTE）」が開店するほか、4階に「スナイデル ホーム（SNIDEL HOME）」、5階に「マウジー（MOUSSY）」「DRESSTERIOR（ドレステリア）」、6階に「スライ（SLY）」「リリアン カラット（LILLIAN CARAT）」、7階に「メゾンスペシャル（MAISON SPECIAL）」のメンズショップと「ハフ（HUF）」、8階に「コスメリメイク」や「フローラノーティス ジルスチュアート（Flora Notis JILL STUART）」「スリーコインズプラス（3COINS+plus）」、9階に「ベースヤードトーキョー（baseyard tokyo）」が出店する。　ルクア イーレでは、地下2階に北海道肉バル「グッド グッド グッド」が全国初出店。2階には、りんごとバターのスイーツ専門店「りんごとバター。」と、苺を使った焼き菓子専門店「苺のワルツ」のコラボ直営店舗「りんごとバター。苺のワルツ」がオープンする。そのほか、4階にはジュエリーブランド「ヴイエー ヴァンドーム青山」、6階にはスウェーデンのアウトドアブランド「ホグロフス（HAGLÖFS）」を中心に北欧のアウトドア用品を取り扱う「アップランド」と、アウトドアグッズやインテリアグッズを揃えるセレクトショップ「コーズィーテラス（COZY TERRACE）」、7階にはペットグッズのセレクトショップ「パウズリビング（paw's living）」をオープンする。

MOUSSY

メゾンスペシャルやハフが出店、ルクア大阪に18店舗がニューオープン

　イル ビゾンテウォモ代官山店は1999年にオープンして以来、約20年営業。リニューアルに伴い、8月24日から9月25日まで一時営業を休止している。ブランドは今年創業50周年を迎え、5月には表参道の旗艦店を刷新した。　リニューアル後のショップは、猿楽町26丁目のヒルサイドテラスからほど近くに出店。延床面積は約107平方メートルで、ブランド初の2フロア構成の店舗となる。旧ストアのドアを活用し、懐かしさを感じさせるエントランスを演出。店内は黒皮鉄のパーテーションを通して明るい光が差し込む開放的な空間を設計し、古材や何年も雨にさらした角材、経年変化が楽しめる真鍮や黒皮鉄を取り入れ、 ナチュラルな質感と現代的な要素が混ざり合うようにデザインしたという。　1階はスモールレザーグッズを中心に展開。2階の中央にはヌメ革を使ったソファを設置し、バッグやウォモコレクションを揃える。

代官山の「イル ビゾンテ」がブランド初の2階建てのショップに刷新、フルラインナップを展開

　ルックホールディングスは1999年にイル ビゾンテの日本国内独占輸入販売を開始。韓国での独占販売権も取得し、2ヶ国で直営店やフランチャイズ契約店での小売事業、大手セレクトショップなどへの卸売り事業、EC事業を展開しており、同グループ最大規模の収益事業に成長している。　同グループは今年2月に発表した中期経営計画において、主力事業への投資による収益基盤の確立を基本政策として掲げており、ビゾンテ ホールディングスを子会社化することでイル ビゾンテ事業の長期的で安定的な運営を実現させる狙いがある。今後はグループの企画力を活かして商品の付加価値を高め、日本市場における売上高の増加を図るとともにグローバルマーケットにおけるイル ビゾンテ事業の拡大を目指す。なお、ビゾンテ ホールディングスの2018年12月期の売上高は3518万5000ユーロ、営業利益は175万ユーロだった。

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