堀米雄斗
Image by: FASHIONSNAP
東京2020オリンピックで金メダルを獲得したスケートボーダー堀米雄斗。東京の下町で生まれ、スケートボードの本場アメリカでプロスケーターとなり、4月に千葉で行われた「X Games Chiba 2022」でも優勝するなど、世界最高峰に君臨し続けている。そんなスケーター界を代表する選手である同氏のファッション感は?初の自伝フォトエッセイ「いままでとこれから」の出版記念イベントに合わせて帰国した同氏にファッションの話を聞いた。
—今日履いているシューズは?
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「ナイキ(NIKE)」の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」と「フラグメント(fragment design)」、トラヴィス・スコット(Travis Scott)のエア ジョーダン 1です。
—ファッションで憧れている人や参考にしている人はいますか?
特定の人というのはあまりいないんですが、色々な人を見て自分が気に入ったものを取り入れています。好きなラッパーだったり、スケーターの服装はチェックしていますし、日本のスケーターじゃない人のファッションも結構見ていて、そこからインスピレーションをもらうこともあります。
ファッションデザイナーの仲良くしてもらっている友達が多くて、藤原ヒロシさんやNIGO®さん、VERDYくんだったり。本当に色んな人たちから影響を受けています。あとはスケーターが作っている「ボーイズオブサマー(BOYS OF SUMMER)」も良いブランドだと思います。
—藤原ヒロシさんやNIGO®さんとはどういったきっかけで知り合ったんですか?
ヒロシさんもスケボーしていたので、元々僕のことを知ってくれていたみたいで。インスタグラムで昔からタグ付けしてくれていたんです。僕はその頃気が付いてなかったんですけど、3年くらい前からメッセージのやりとりをするようになって、DM欄を見たら凄く昔からタグ付けをしてくれていました。それから仲良くさせてもらっていて、それこそ「これでスケボーして欲しい」とフラグメントコラボのジョーダン 1のフレンズ&ファミリーを送ってくれたり。
補足:フォトエッセイ「いままでとこれから」では、お気に入りアイテムを紹介するコーナー「YUTO'S ESSENTIALS」で「ボロボロになってもずっと取っておきたい一足」として、フラグメントによるエア ジョーダン 1を紹介している。
NIGO®さんはアメリカで、18年ぶりに出したアルバム「I Know NIGO」のプライベートパーティーを開いていて、そこで出会ったのがきっかけです。日本を代表するトップクリエイターのお二人とは、一緒に世界を盛り上げていきたいなと思っています。
堀米雄斗のインスタグラムに投稿されたNIGO®、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の3ショット。
—好きなブランドはありますか?
もちろん一番はナイキですね。ハイブランドだと「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が好きです。それこそヒロシさんやNIGO®さんともコラボしているし。故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)がディレクターになってから特に好きになりました。
—競技中に履くシューズへのこだわりは?
基本的には履きたい靴を選んでいます。ただ、大会は絶対ローカットです。ローカットの方が足首が動かしやすくて滑りやすいので。ビデオ撮影の際はハイカット、ローカット関係なく本当に履きたい靴を履いています。
—今後、シグネチャーシューズを作ることもあるかと思います。
いつか作れたら嬉しいですね。まずは来年か再来年くらいに自分のカラーウェイやコラボモデルを作れたら良いなと思っています。
—どういったデザインにしたいですか?
もしできるなら日本で自分がスケボーを始めたところの要素を入れて、思い出のある一足にしたいです。形はローカットが良いですね。
—初の自伝フォトエッセイ「いままでとこれから」が発売されました。
今まであったこととか、経験だったり、これからしたいこと、夢、自分の思っていることを書きました。あと日本でスケボーを盛り上げていきたいと思っているので、そういったことも書いています。
—アメリカと比べると、日本はまだまだ規制が厳しいのが現状です。仮にどこでも滑って良いとなった場合、どこで滑ってみたいですか?
東京駅と皇居を繋ぐ道路は格好良いので滑ってみたいですね。それこそあそこでイベントをやったら面白そうだなと思っています。あとは銀座とかもいいですね。凄く気持ち良さそうですし。
—では最後にこれからの目標を教えてください。
スケボーを広める活動をどんどんしていきつつ、2年後のパリのオリンピックに向けて頑張っていきたいです。そしてその次のロサンゼルス五輪で3連覇を達成できればなと。
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