世界最大の高級時計マーケットプレイス「クロノ24（Chrono24）」が、シリーズCラウンドでサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド（Cristiano Ronaldo）から資金調達を実施したと発表した。

　クロノ24は、2015年にシリーズAでインサイト・パートナーズからの3700万ユーロを、2019年にシリーズBでSprints Capital社や元リシュモン取締役のジャンニ・セラッツィ氏、YOOX-NET-A-PORTER創業者のアルベルト・グリニョーロ氏等から4300万ユーロを調達。2021年8月に行われたシリーズCでは、LVMHの支配株主でもあるアガッシュが支援するアグラエ ベンチャーズ（Aglaé Ventures）社をはじめ、プライベートエクイティファンドのジェネラル アトランティック（General Atlantic）社、インサイト パートナーズ（Insight Partners）社、スプリント キャピタル（Sprints Capital）社から出資を受けた。ロナウド選手は、熱心な時計コレクターの1人としても知られ、同氏の投資により評価額は10億ドルを超えた。

　クロノ24のティム・シュトラッケ（Tim Stracke）CEOは、「クリスティアーノほど高級時計への情熱を世界の舞台で伝えられる人はいないでしょう。彼はすでに歴史上最も偉大なアスリートの一人としてその地位を確固たるものにしており、投資家としても世界レベルのラグジュアリーやテクノロジーに対し鋭い洞察力を持っています。また、時計への確かな情熱も持ち合わせており、当社がグローバルな舞台で次の章に進む上で、これ以上ないチームメイトだと言えます」と称えた。ロナウド選手は「長年の時計コレクター、そしてクロノ24の常連ユーザーとして、今回クロノ24の株主になれたことを嬉しく思います。クロノ24は、世界中の何百万人もの時計愛好家が情熱を共に分かち合えるコミュニティです。そのグローバルな一体感は私自身非常に親近感のあるものであり、今回そのコミュニティの一員となれたことにとてもワクワクしています」とコメントした。

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