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グリーンは新しいブルー? 高級時計でグリーン文字盤が続々登場

 「ウォッチ&ワンダー ジュネーブ(Watches & Wonders Geneva)」が、デジタルイベントとして4月7日から13日に開催され、約50ブランドが2021年の新作モデルを発表。様々なアイテムが登場したが、ひときわ目を引いたのがグリーン文字盤。グリーンはもともと中国を含む新興国マーケットで人気があり、近年はサステナブルと組み合わせてリラックスカラーとしても人気が高まっている。ブラック、ホワイトの2強カラー以外のカラバリで近年ではブルーを強く打ち出すブランドが多かったが、今年は一転してグリーンを採用するブランドが大勢。グリーンは新しいブルーになるのか?代表的なモデルを検証。

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ロレックス、熱帯林からインスパイアされたデイトジャスト

 「ロレックス(ROLEX)」は、これまでグリーンサブマリーナや、コスモグラフ デイトナのゴールドモデルなどグリーン文字盤の時計を多く展開。ロレックスがグリーンを使うのは実はとても自然なことで、なぜならグリーンがコーポレートカラーであるから。もちろんデリバリーされているグリーンロレックスはとても人気が高く、グリーンに関しては一日の長がある。そんなロレックスの新作は、「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 36」。デイトジャストというとベゼルのフルーテッドをイメージするがこちらはスムースベゼルに似た「ドーム」を採用。この新ダイアルとして、熱帯林をイメージした柄「パーム」を使用。植物が生い茂る熱帯林のモチーフをあしらっており、オイスターブレスのステンレスモデルをはじめ、オイスターブレスのコンビモデル、ジュビリーブレスのエバーローズコンビモデルの3モデルに採用されている。ロレックスは、昨年「オイスター パーペチュアル 36」にカラフルな新文字盤を採用し、いつでも買えたオイパペを買えない人気モデルに昇華させた実績がある。今回はグリーン×柄という組み合わせにいち早く着手したことで、他社の追随を許さないマーケットリーダーとしての手腕が注目される。

ロレックス エクワン 36mm

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姉妹ブランドチューダーはブラックベイ58にゴールド×グリーンが追加

 ロレックスグループの腕時計ブランド「チューダー(TUDOR)」は、ダイバーズウォッチ初の18K イエローゴールドとオープンケースバックを採用したモデルを発表。ロレックスのコスモグラフ デイトナ イエローゴールドでも人気の「ゴールド×グリーン」。世界屈指のデイトナコレクターであるジョン・メイヤー(John Mayer)もお気に入りというRef:116508の組み合わせをチューダーにも取り入れた。デイトナと違いこちらはベゼルもグリーン。文字盤は深みのある色味で、落ち着いたゴールドとの組み合わせがヴィンテージの雰囲気を感じさせる。ケースサイズは39mmで、近年のスポーツモデルの中では小ぶりな作りが特徴だがゴールド素材のため心地良い重量感を与えてくれる。

パテック フィリップSS製「ノーチラス」ラストモデル

 ノーチラスがなければブルー人気はここまでこなかったとも言われており、ブルーの文字盤の普及に長く貢献してきた絶対王者「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」。そんなパテックがまさかのブルー中心地であるノーチラスにオリーブグリーンを搭載した新作を発表。暴騰といっても過言ではないステンレススチール仕様のノーチラス「5711/1A」モデルを生産終了すると発表し、ラストイヤーとなる今年だからこその神業。まさに「GREEN IS THE NEW BLUE」というトレンドを体現するような新作は、すでに入手困難。とはいえ、パテックにとってグリーンは初めてではなく、2019年にカーキグリーンのアクアノートを披露するなどブルーの次を模索していのは事実。次のノーチラスにもグリーンを使用するのか、それともブルーに戻すのか、はたまた違うカラーにするのかなど大注目。ちなみに、このグリーンノーチラスは限定とは謳ってないが「5711/1A」の生産ラストイヤーということで実質1年限定と言われている。

全てグリーン文字盤 オーデマ ピゲのロイヤル オーク新コレクション

 世界三大高級時計ブランドの一角を担う「オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)」は、全モデルにグリーン文字盤を採用したロイヤル オークのコレクションを発表。サンバーストや、グランドタペストリー、エヴォルティブタペストリーのそれぞれと組み合わせ、グリーンを使った様々な表現方法に挑戦。プラチナ、イエローゴールド、チタン、ピンクゴールドとケースとの組み合わせについても幅広く揃えているのが他とは違う取り組み。こちらは各モデルともハッキリと限定数を表記しているため、コレクター垂涎のピースになりそう。近年のスポーツ仕様高級時計は、ロイヤルオークとノーチラス+ロレックスという構図になっており、ロイヤルオークとノーチラスをデザインしたのは実は同じ人物でジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)。他にも「カルティエ(Cartier)」のパシャや「ブルガリ(BVLGARI)」のブルガリ・ブルガリなども手掛けた。

カルティエ、タグ・ホイヤー、IWCなど他ブランドからも多数展開

 他にも時計業界を代表する様々なブランドがグリーン文字盤の新作を発表。タグ・ホイヤー(TAG Heuer)はダイバーズウォッチ「アクアレーサー プロフェッショナル 300」を製作。

 リシュモングループからは1980年代のモノクロームをオマージュしたカルティエの「タンク マスト」、1931年に誕生した「レベルソ」への敬意を表した「ジャガールクルト (JAEGER-LECOULTRE)」の「レベルソ・トリビュート スモールセコンド」、リサイクル素材を主に使用した「パネライ(PANERAI)」の「ルミノール マリーナ eスティール」、「パイロット・ウォッチ」を41mmサイズにケースダウンした「IWC」の新モデル「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41」が登場。マスマーケットにまで支持されるモデルにも採用されたことで、さらに大きなトレンドになるのか?要注目。

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