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　タイプ・ワンは、同ブランドが2021年に始動したプロジェクト。廃棄される⽶の籾殻をテクノロジーによって新しい素材に変えた「トリポーラス」を糸に練り込んで生地にすることで、従来の染⾊では実現できない特別な⿊を生み出すことを可能にした。　今回のコラボでは、トリポーラスを使用した漆黒の生地に宮島の作品のアイコンであるデジタル数字の柄をランダムに織り込んだ、ジャケット（15万4000円）とパンツ（7万4800円／いずれも税込）のセットアップを製作。さまざまなオケージョンシーンに対応できる、日常でアートを纏う体験ができるアイテムに仕上げたという。ジャケットのウエスト部分には、イッセイ ミヤケ独自の製造技術「スチームストレッチ（Steam Stretch）」によるプリーツのディテールが織り込まれている。カラーはブラックのみの1色展開で、01〜03の3サイズを用意する。

Fashion

イッセイミヤケ、現代美術家 宮島達男とのコラボ新作を発売　デジタル数字が織り込まれたセットアップ

　ノイズム・カンパニー・ニイガタは、「りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館」を拠点に活動する日本初の公共劇場専属舞踊団で、国内・世界各地からオーディションで選ばれた舞踊家が新潟に移住し、年間を通して活動している。プロフェッショナル選抜メンバーによる「ノイズムゼロ（Noism0）」、プロフェッショナルカンパニー「ノイズムワン（Noism1）」、研修生カンパニー「ノイズムツー（Noism2）」の3つの集団で構成されており、作品を国内外で上演している。　今回の新作公演「領域」は、ゲストに振付家の二見一幸を迎えノイズムワン新作「Floating Field」とノイズムゼロメンバーの金森穣振付によるノイズムゼロ新作「Silentium」のダブルビル構成で展開。宮前は過去の公演でも同団体の衣装を手掛けた経験があり、今回は6年ぶりに衣装を担当する。　両公演のチケットは、りゅーとぴあ公式チケットサイトなどで販売している。全席指定で、新潟公演は一般が5000円、U25が3000円、高校生以下が1000円、東京公演は一般が6000円、U25が3000円（いずれも税込）。東京公演のチケットはめぐろパーシモンホールチケットセンターの公式オンラインサイトなどでも取り扱っている。

新潟の舞踊団ノイズムが新作発表、エイポック エイブル イッセイ ミヤケの宮前義之が衣装を担当

　「Diorama Map」シリーズは、⻄野自身が特定の街を歩きながら撮影したすべての写真をその都市の地図に即しながら、一枚一枚キャンバス上に貼り合わせることで記憶の再構築を試みた作品。都市が垣間見せる“現在“の姿をイメージ化し、“反復“として一定の期間をもって定点的に同じ都市を見ることで、構造としての変化と自身の都市への呼応の仕方やコミュニケーションの変化を見る試みでもあるという。　「TYPE-Ⅵ」では、⻄野の作品の中から「Tokyo 2014」を織り込んだリバーシブル仕様のステンカラーコート（16万5000円）や、「Kyoto」を織り込んだパンツ（6万3800円）、リバーシブル仕様のバケットハット（2万4200円／いずれも税込）の3種類を展開。カラーはモノクローム1色で、各アイテムには横糸に通気性に優れた紙の糸を用いることで軽い着心地に仕上げた。エイポック エイブル イッセイ ミヤケの青山店や京都店で取り扱う。そのほか、「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE / KYOTO」と銀座にオープンした「ISSEY MIYAKE GINZA / 442」では発売に合わせてデザインに用いた2作品の「Diorama Map」を体感できる展示を行う。

ISSEY MIYAKE

エイポック エイブル イッセイ ミヤケが新プロジェクト発表　西野壮平の作品をジャカードで表現

　Nature Architectsは、東京大学総合文化研究科出身の大嶋泰介が2017年5月に設立。「ユーザーが求める機能から逆算してプロダクトの形状を決定する」ための設計アルゴリズム群「DFM（Direct Functional Modeling™）」を用いた設計や研究を開発を行っており、自然界に存在するもの以外の特性を持つように設計された「メタマテリアル」を活用した最先端の設計技術を製造業メーカーに提供している。　今回は、高温の蒸気を当てることで布を縮め、独自のストレッチ素材を産み出す製法であるスチームストレッチをもとに、Nature Architectsが狙った立体に変形するために必要な布の収縮パターンを計算。複雑なプリーツ形状の展開図を自動生成するアルゴリズムを開発し、設計プロセスの自動化と効率化を可能にしたことで、熱を加えるだけで布が立体化する服の製作を可能にした。同技術はアパレルのほか、家具や照明などのさまざまなアプリケーションに応用でき、車載部材や建築部材に用いる衝撃吸収素材や複数部品で構成される部材の一体化と軽量化などに役立てることができるという。

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