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クリエイター・デザイナー向けの高機能ワークチェア8選

ワーキングチェア
ワーキングチェア
Image by: FASHIONSNAP

 デスクワークを効率よく進めるために欠かせないのがワークチェア。身体へのフィット感やクッション性といった機能はもちろん、デザインが評価されてクリエイターやデザイン関連のオフィスで利用されている、高機能ワークチェアのメーカーを集めました。

 

目次:
1.ハーマンミラー
2.ウィルクハーン
3.スチールケース
4.セダス
5.イトーキ
6.オカムラ
7.ヴィトラ
<番外>エーケーレーシング

1.ハーマンミラー(HermanMiller)

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■ハーマンミラーとは?
 1905年に、ミシガン州ジーランドで高品質ベッドルーム家具製造会社スター・ファニチャー・カンパニーとして創業。1923年に、D.J.デプリーの勧めで義父のハーマン・ミラーがミシガン・スター・ファニチャー・カンパニーを買い取り、ハーマンミラー・ファニチャー・カンパニーに改称しました。以降、ジョージ・ネルソンやチャールズ&レイ・イームズなどのデザイナーとともに、モダン家具メーカーとして地位を確立しています。

■チェアの特徴
代表モデル:アーロンチェア
 ワークチェア部門のロングセラーモデル「アーロンチェア」はハーマンミラーの代表作の一つで、ビル・スタンフ(Bill Stumpf)がデザインしました。スタンフは1960年代からウィスコンシン大学で教鞭を取りつつ、整形外科および血管系の専門家と共同で理想的な椅子の座り方について研究。ハーマンミラーは1974年にオフィス用シーティングの製品開発をスタンフに依頼し、1994年にドン・チャドウィック(Don Chadwick)と共同でアーロンチェアが誕生しています。

 アーロンチェアはエルゴノミクス(人間工学)に基づいて設計されたチェアの先駆け。背面と座面のペリクルと呼ばれるメッシュ素材が特徴です。2017年には、ドン・チャドウィックが現代の働く人のために再考し全体的にアップデートしたモデル「アーロンチェア リマスタード」を発売しました。(税込19万80円〜)

【もっと詳しく】高機能ワークチェアの代表格「アーロンチェア」とは

■HermanMiller:公式サイト

2.ウィルクハーン(Wilkhahn)

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■ウィルクハーンとは?
 1907年に北ドイツのアインベックハウゼンで、木工職人のマイスターで親戚のフリードリヒ・ハーネ(Friedrich Hahne)とクリスチャン・ウィルケニング(Chiristian Wilkening)が、共同経営の椅子工房ウィルケニング&ハーネ(Wilkening & Hahne)を開いたことがブランドの始まりです。1943年には第二次世界大戦の影響から工場を閉鎖するものの、終戦後に再開しモダン家具の生産をスタート。1960年代頃からオフィス家具需要が拡大し、時代の流れに合わせて生産した応接用シリーズ「2000 range」や「Chair 232」のヒット以降、オフィス向け中心の開発・生産に切り替えました。着座時の疲労軽減などの製品開発のためエルゴノミクス研究を行い、デザインに取り入れています。

■チェアの特徴
代表モデル:ON
 ウィルクハーンが創業100年の中で数々のヒット作を生み出しているのは、「オリジナルは永遠である」という信念のもと、時代のニーズを汲んだ製品づくりが理由に挙げられます。2009年に登場した「ON」は、PC作業の長時間化に伴い社会的な問題となっているオフィスワーカーの運動不足に着目。着座姿勢を重視する従来の考え方ではなく、着座時にも身体に程よい刺激を与えるため「動く」ことをに注目し、健康的に座るためのチェアです。ドイツ国立ケルン体育大学との協働により、5年の開発期間を経て完成しました。(税別15万5,000円〜)

■Wilkhahn:公式サイト

3.スチールケース(Steelcase)

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■スチールケースとは?
 米ミシガン州グランドラピッズを拠点にするスチールケースは、メタルオフィスファニチャーカンパニーとして1912年に創業しました。木製家具が主流だった当時では珍しく鉄製の製品を取り扱い、1914年にはスチール製の耐火ゴミ箱で最初の特許を取得。鉄製の机などの生産を始め、家具メーカーとして世界的に知られるようになりました。現在は「インテリアアーキテクチャー」「家具」「テクノロジー」の3つの要素から製品を生産。家具開発だけではなく、ワークプレイスやヘルスケア、教育スペースにおける家具とサービスなど、幅広いソリューションを提供しています。

■チェアの特徴
代表モデル:Leapセット
 現在生産されている8シリーズの中でも"飛躍"という意味を持つリープ(Leap)は、"人の背骨を真似る"をコンセプトに開発されたチェアで、人間工学の専門家、科学者、大学機関で編成したチームによる研究が反映されています。背もたれには脊髄の自然なカーブをキープし負荷を軽減するライブバック調整、リクライニングしてもディスプレイと目線の高さやパソコンを操作する手元の位置がずれにくいナチュラル・グライド・システムなどを取り入れ、体格や姿勢、動きにフィットする柔軟性により体への負担を軽減しています。国内販売は2000年から。(税別16万7,300円〜)

■Steelcase:公式サイト

4.セダス(Sedus)

4sedus-20171220_001.jpg■セダスとは?
 セダスは1871年にドイツ南部のライン川上流にあるヴァルツフート地方で創設されたオフィス家具メーカー。先駆けとなったスプリング回転式チェアの開発や、キャスター付き5本脚の初導入、可動式バックレストの装備など、革新的なアイデアを提案してきました。

■チェアの特徴
代表モデル:オープンアップ
 耐久性の高い素材とデザインで知られるセダスの製品の中でも、「オープンアップ(OPEN UP)」は代表作。シンプルでありながら、肘掛けの角度やリクライニングテンションの調整機能などを備え、長時間のデスクワークにも対応。可動式ヘッドレスト付きで座面と背もたれに適度な角度を保ち、背もたれは45度まで傾斜します。上級モデルは革張り仕様。(税別約25万〜)

■Sedus:公式サイト

5.イトーキ

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写真のモデルは エフチェア(f)

■イトーキとは?
 イトーキは、1890年に伊藤喜商店として大阪府で創業。当初はゼムクリップやホチキスなど事務機器の輸入販売や手提げ金庫などの生産が主要事業でした。1925年には工場を設立し、鋼製保管庫、ロッカーの製造、自社製鋼製家具の製造を開始。以降、スチールデスクを中心にオフィス家具メーカーとして成長し、1983年にはチェア工場を新設しました。現在はオフィス空間に留まらず、 公共施設や生活空間など様々な環境作りに取り組んでいます。

■チェアの特徴
代表モデル:フリップフラップチェア
 折り紙の発想から生まれたチェアで、「屈曲」と「展開」で様々な姿勢変化に対応できる多面的なデザイン。背もたれは硬質樹脂と軟質樹脂の2素材で作られています。2017年にiFデザイン賞2017金賞と、レッドドット・デザイン賞2017を受賞。(税別8万6,560円〜13万790円)

■イトーキ:公式サイト

6.オカムラ

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写真のモデルはルーチェ(Luce)

■オカムラとは?
 横浜に本社を置くオカムラは、1945年に航空製造の技術者が中心となり、岡村製作所として創業しました。家具生産を経営の軸に、幅広いジャンルの製品を生産。1950年には国内初のトルクコンバータ(流体変速機)の開発に成功し、これを搭載した国内初FFオートマチック車「ミカサ」の生産を開始。現在は家具生産をメインに、オフィス家具だけではなく商業施設やホームインテリアも手掛けています。

■椅子の特徴
代表モデル:コンテッサ(Contessa)、サブリナ(Sabrina)など
 オカムラの製品は働き方が多様化する中、一人ひとりに合った椅子を作るため、製造は研究とリサーチから始まります。時代の流れや市場動向、顧客からの声など、多方面から情報を収集して企画。一部を除いて国内の自社製造でまかなうことで、ものづくりの品質維持に努めています。「コンテッサ セコンダ(Contessa II)」は、独創的なフレームライン持つ「コンテッサ」の機能と強度をアップデートさせたチェアとして2017年に発売。カラーバリエーションも豊富です。(税別約13万円〜)

■オカムラ:公式サイト

7.ヴィトラ(vitra)

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■ヴィトラとは?
 ヴィトラはスイスのビルスフェルデンに本社を置く家具メーカー。店舗の什器製造専門会社として1950年に創設しました。椅子づくりを始めたきっかけは、創業者のウィリー・フェルバウムが、チャールズ・イームズがデザインした一脚の椅子と出会ったことから。1957年にはイームズ夫妻からヨーロッパでのプライウッドチェアや家具の製造販売権を取得し、本格的な家具の生産をスタートしました。1967年にはヴァーナー・パントンとともに、世界初の一体成型チェア「パントンチェア」が誕生。家具の製造の他、ショップ空間やオフィス環境のサポート、公共機関のインテリアの提案、名作家具や国際的な建築家による建物の所有と研究なども行っています。

■椅子の特徴
代表モデル:ID Air、Pacific Chair
 ヴィトラのチェアは、人間工学研究、技術力を基礎に製造していることから、機能性において国際的に評価を得ています。デスクワークで長時間座ることを考慮したオフィス家具の販売を基本にしていますが、インテリア要素やデザイン性にも力を入れており、自分好みの椅子にカスタマイズできるよう、カラーバリエーションやファブリックも豊富です。(税別約7万円〜)

 またヴィトラのPacific Chairは、Appleの新本社「Apple Park」で社員用のチェアとしても採用されています。(税別9万3,000円~)

■ヴィトラ:公式サイト

<番外>エーケーレーシング(AKRacing)

 番外編では、ゲーム業界から派生してYouTuberなどネット業界に愛用者が増えてきた、特徴的なチェアをピックアップしました。

■エーケーレーシングとは?
 複数のプレーヤーで対戦するコンピューターゲーム競技「エレクトロニック・スポーツ(e-sports)」のために設計されたゲーミングチェア。レーシングシート開発歴10年以上のエーケーレーシング社が、レーシングシートで培った技術をゲーミング用チェアにフィードバックし、改良を重ねて誕生しました。長時間の着座を求められるゲーマー向けに設計された商品ですが、使いやすさやフィット感から、長時間パソコンに向かうデスクワーカーやクリエイターからも支持を集めています。

■椅子の特徴
代表モデル:Premiumシリーズ、Pro-Xチェアなど
 長時間のデスクワークでも快適に過ごせることから、はじめしゃちょーやセイキン(SEIKIN)といったYouTuberなど、一部のクリエイターが活用しています。オフィスチェアのハイエンドモデルとして展開されている「Premiumシリーズ」は、オフィスに取り入れやすいよう、レーシーングシートの風合いを残しながらも、黒を基調にした落ち着いたデザイン。人間工学に基づき、バックレスト部分には極厚のシートクッションを使用。座面チルト機能とフルフラットリクライニング機能が採用されており、ユーザーの身体に合った着座姿勢を可能にしています。(税別約3万円〜)

■AKRacing:公式サイト

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