本格的なアフターコロナを迎えた2023年。実際に売れたブランドはどこだったのか? 阪急メンズ大阪の「ガラージュ D.エディット」から「GR8」まで8つの高感度ショップに「2023年売れたブランド」と「2024年注目のイチ押しブランド」を調査。推薦コメントと共に紹介します。<メンズ編>
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ガラージュ D.エディット(阪急メンズ大阪)
阪急メンズ大阪5階の自主編集売り場。「オーラリー(AURALEE)」「カサブランカ(CASABLANCA)」「ダブレット(doublet)」など多種多様な感度のブランドを国内外からセレクトしている。
2023年売れたブランド:エヌティーエヌ(NTN)
元「サカイ(sacai)」出身デザイナーの高橋伸明が2023年春夏シーズンに立ち上げたブランド。ブランド名は、高橋のイニシャル「NT」に「N」を付け加えたプロダクトの永続性を繰り返す記号として名付けたという。コレクションでは、様々なカルチャーから得たインスピレーションを基に、伝統的でありながら機能的かつタイムレスなプロダクトを展開。国内外の上質な素材を使用し、卓越したカッティング技術をベースに時代や人に寄り添いながら変容していくワードローブを提案している。ガラージュ D.エディットでは「2023年秋冬注目ブランド」の特集でエヌティーエヌを選出。
上質で洗練されたデザインは、トレンドを問わずサマになり、普段のワードローブに取り入れやすく、女性のお客様にも好評。「BETA JACKET」など、ブランドアイコンのアイテムは2023年秋冬シーズンよりガラージュが提案する「マスターピース」的価値の象徴にも。(阪急メンズ大阪 ガラージュ D.エディット担当マネージャー 坂東圭祐)
2024年注目のブランド:インカミング(ENCOMING)
ロンドンのキングストン大学でファッションデザインを学び、その後「ニコラス・ デイリー(NICHOLAS DALEY)」で2年間にわたりシニアデザイナーを務めた経歴をもつ加藤大気によるブランドで、2021年春夏コレクションでデビュー。イギリスで養った感性と気鋭ブランドで培った哲学を落とし込み、普遍的でありながら“非普遍的”な狭間を衣服で表現している。
生地づかい、絶妙な配色など、1点投入で普段のスタイリングを格上げしてくれるアイテムが多く、2024年春夏シーズンはフェード加工のデニムセットアップなどに注目。(阪急メンズ大阪 ガラージュ D.エディット担当マネージャー 坂東圭祐)
アディッション アデライデ
「アデライデ」の姉妹店で、2002年に東京・表参道にオープン。「希少価値の追求、アートとの融合、ユニセックスとユーティリティ」をキーワードに、新しいムーブメントを作る独創的なブランドを提案し続けている。
2023年売れたブランド:ザ ロウ(THE ROW)
2023年スプリングコレクションより
Image by: THE ROW
メアリー=ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)とアシュリー・オルセン(Ashley Olsen)が手掛けるブランド。ブランド名はロンドンの「サヴィル・ロウ(Saville Row)」に由来している。2006年に設立し、2011年秋冬シーズンにニューヨークファッションウィークでランウェイデビュー。2012年と2015年の「CFDA ファッション アワード」でウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。ミニマルで上質、かつエフォートレスな世界観とタイムレスなデザインが支持を集めている。本企画ではスーパー エー マーケットがメンズの「2024年注目のブランド」に選出。過去にはインターナショナル ギャラリー ビームスも「2022年に売れたブランド」のウィメンズ編で取り上げた。
繊細な生地使いとカラーリングの絶妙な組み合わせと、極限まで削ぎ落とされたデザインのエッセンシャルなアイテムが魅力。様々な洋服を着てきたおしゃれ通の男性が、いま最終的にザロウに辿り着いていて、アイコンバッグとして世界中の女性を魅了している「マルゴー(Margaux)」や「パークトート(Park Tote)」は男性のご購入も増えています。(アディッション アデライデ マネージャー 沼本博史)
2024年注目のブランド:プロトタイプス(Prototypes)
Image by: Prototypes
Image by: Prototypes
プロトタイプスは、チューリッヒを拠点とするLaura BehamとCallum Pidgeonのファッションデザインデュオによるブランド。デムナ(Demna)が率いる「ヴェトモン(VETEMENTS)」で経験を積み、2021年にプロトタイプスを設立。同年10月にデビューコレクションを発表した。新しい衣服を生産するのではなく、ユーズドやデッドストックの再利用・アップサイクルに重点を置き、一点物のピースを制作することで、着用者のアイデンティティを引き出し、個人の表現の自由を奨励することをコンセプトに掲げる。
一見、固定観念やルールを無視したパンキッシュなデザインに感じますが、着用してみるとどのピースもその計算された新しいシルエットに驚かされます。今までのスウェットやデニムなどカジュアルだったラインナップにテーラードなども加わり、より複雑に脱構築を加速させる彼らのクリエイションから目が離せません。(アディッション アデライデ マネージャー 沼本博史)
リステア
2007年にフラッグシップストアを六本木・東京ミッドタウンにオープン。ブラックの巨大なコンテナをイメージしたミステリアスな外観デザインが特徴で、3フロア構成の店内ではメンズからウィメンズ、コスメ、アートまでエッジの効いたコレクションを幅広くラインナップ。近年はライフスタイル領域にも力を入れている。
2023年売れたブランド:サカイ(sacai)
デザイナー阿部千登勢が東京で1999年にスタート。コンセプトは「日常の上に成り立つデザイン」。 ハイブリッドの発想を組み込み、ニットと繊細な織素材など、対照的なテクスチャーのファブリックを組み合わせつつ、パターンを再解釈したことにより生まれる予想外のフォルムとシルエットをデザインの特徴としている。2009年春夏シーズンからはメンズコレクションをスタート。
2023年秋冬シーズンは、メイン、コラボレーション、そしてウィメンズのメインの時期にリリースされるアディショナル・コレクション全てがヒット。コレクション性の高いピースから日々のワードローブ的アイテムまで、世代やテイストを問わずお客様にアプローチできる幅広い商品展開が魅力です。また今季は「カーハート WIP(Carhartt WIP)」や映画「インターステラー(Interstellar)」といったトピック性の高いコラボレーションで常にお客様にニュースを発信。定番アイテムも毎シーズンちょっとしたアップデートがあり、常に進化しているブランドだと思います。(リステア メンズウェアバイヤー 浅野康行)
2024年注目のブランド:ジャックムス(JACQUEMUS)
2009年にデザイナーのサイモン・ジャックムス(Simon Jacquemus)により立ち上げられたフランスのファッションブランド。 パリでエディターやスタイリストとして活躍した後、独学で服作りを学び、19歳でウィメンズウェアコレクションを発表した若き天才デザイナー。 ポップカルチャーなどにインスパイアされたカットや色使いは非常でユニークでありながら、どこからミニマルで洗練された空気感を併せ持ち、数多くのセレブにも愛されている。
2024年春夏シーズンより、満を持してメンズでも取り扱いをスタート。パリの直営店では常に行列ができるほどの人気ぶりで、日本での認知度も徐々に拡大。今季は現代的なリラックス感とシャープさが同居したセットアップを中心にしたスタイル提案で、ミニマルな中に一層ラグジュアリー感も増し、弊社の顧客層にもマッチするのではと思います。(リステア メンズウェアバイヤー 浅野康行)
ミッドウエスト
1976年創業。東京、名古屋、大阪の3つのエリアに店舗を出店し、世界的コレクションブランドからデザイナーズブランドまで幅広くラインナップしている。
2023年売れたブランド:ダブレット(doublet)
2023年秋冬コレクションより
Image by: doublet
東京モード学園を卒業後、企業デザイナーを経験した井野将之が2012年にパタンナーの村上高士と共に設立。「違和感のある日常着」をコンセプトに、遊び心溢れるリアルクローズを展開している。2013年には「2013 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」プロ部門のビジネス支援デザイナーに選出され、最高位の東京都知事賞を受賞した。ユーモアのあるフリンジ風の刺繍ワークや、代表的アイテムのスカジャンなどに見られる、様々な文字やモチーフの刺繍を重ね合わせていく高度な「刺繍テクニック」が特徴。2016年には「第3回 TOKYO FASHION AWARD」を受賞し、2017年に東京コレクションで初のランウェイを発表。2018年には「LVMHヤングファッションデザイナープライズ」でグランプリを獲得した。
ブレない世界観の継続により根強い“ダブレットファン”が着実に増えています。パリコレの映像からルックまでを網羅して、ルック買いをされるお客様もいらっしゃいます。また一見さんの場合はユーモアある小物やバッグのアクセサリー類のほか、他にはないデザインの軽量類がフックになるため高い消化率の要因になりました。またアイテムごとに濃いストーリーがあるので販売の1つのツールとしても活躍しています。(ミッドウエスト バイヤー・プレス 大澤錬)
2024年注目のブランド:エゴンラボ(EGONLAB.)
フロレンティン・グレマレック(Florentin Glémarec)とケヴィン・ノンペイックス(Kevin Nompeix)が2019年にパリで設立し、2020年春夏でコレクションデビュー。持続可能な素材と環境に配慮した手法を用いて、ジェンダーレスなデザインを提案している。パンクミュージックやホラー映画から着想を得た大胆なグラフィックや奇抜なトリミングもデザインのアクセントとなっている。主な受賞歴は、「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」ピエール・ベルジェ賞(2021年)や、「インターナショナル・ウールマーク・プライズ」ファイナリスト(2022年)など。
ジェンダーやダイバーシティ、Y2Kなど現代のムーブメントを表現したようなコレクションが多方面で着実に支持を得ています。確立しつつあるパンツとスカートのレイヤードスタイルは、他ブランドにも大きく影響を与えており、街中でも似たスタイルを見かけるようになりました。時代の流れをキャッチして、クリエイションで表現するのに長けたブランドで今後に期待です。(ミッドウエスト バイヤー・プレス 大澤錬)
スーパー エー マーケット
トゥモローランドが運営するセレクトショップ。独自の価値観と美意識、時代感をもって、デザインや品質にこだわった商品を世界中から幅広く選定し提案している。2011年2月に1号店としてオープンした青山店のほか、ニュウマン新宿にも店舗を出店。
2023年売れたブランド:ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)
ドリス ヴァン ノッテンは、「アントワープ6」の一人でもあるドリス・ヴァン・ノッテンが1985年に創業。1986年にロンドンコレクションに、1991年にパリコレクションに参加。2009年には東京・青山に旗艦店をオープンした。現在もドリスがデザイナーを務めており、自然のモチーフや、刺繍をはじめとするディテールを取り入れたスタイルが今もなお評価されている。
若返った、というのがランウェイを拝見した時の印象。 服自体、着こなしはもちろん、2023年秋冬メンズコレクションはオールスタンディングのランウェイ形式やベルギー出身のランダー&アドリアーン(Lander & Adriaan)の生演奏もとても新鮮でした。 今季はアイテムを問わずどのカテゴリーも好調。ジャケットやトラウザーズに対するお客様からの期待値も変わらず高いです。(SUPER A MARKET LAND OF TOMORROW メンズ バイヤー 田辺雄一郎)
2024年注目のブランド:ザ ロウ(THE ROW)
2024年スプリングコレクションより
Image by: THE ROW
2024年スプリングコレクションより
Image by: THE ROW
メアリー=ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)とアシュリー・オルセン(Ashley Olsen)が2006年に設立。2011年秋冬シーズンにニューヨークファッションウィークでランウェイデビューした。2012年と2015年の「CFDA ファッション アワード」ではウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。ミニマルで上質、かつエフォートレスな世界観とタイムレスなデザインが支持を集めている。本企画ではアディッション アデライデがメンズの「2023年売れたブランド」に選出。過去にはインターナショナル ギャラリー ビームスも「2022年に売れたブランド」のウィメンズ編で取り上げた。
これまでのようなブラックやネイビー、ベージュなどのソリッドなカラーパレットから一転、2024年春夏シーズンはノスタルジックなアメリカの雰囲気をラグジュアリーなアプローチで表現。ショールームに入った瞬間にビビッドなカラーパレットが目を引き、一見粗野に見えるアイテムも触れるとその上質さを感じられる素晴らしいコレクションでした。発表されたルックは80にも及び、良い意味で統一感のない、様々な人種・職種・個性に寄り添った、色々なスタイルを楽しめるような提案だったと思います。アメリカ人にしか再現できないテイストとクオリティ、幼少期から上質なものに触れてきたオルセン姉妹だからこそできるバランス。メンズとウィメンズでスタイリングをシンクロさせていたところもポイントです。(SUPER A MARKET LAND OF TOMORROW メンズ バイヤー 田辺雄一郎)
エイチ ビューティー&ユース
ユナイテッドアローズが展開する「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のコンセプトストアで、2016年4月に南青山にオープン。コンセプトは「City Man and Woman」。「東京大人のクールな服」をテーマに掲げ、ハイエンドなスポーツ・カジュアルを軸にアイテムを提案している。
2023年売れたブランド:オーラリー(AURALEE)
デザイナーの岩井良太が2015年春夏シーズンに設立。世界中から厳選した原料と、日本屈指の生産背景で本当に良いと思える素材を追求しており、その素材の個性を活かし、時代の気分を反映しながら、上質で洗練されつつも毎日着ることに適した服作りを目指している。特に、ニットから布帛まで素材作りから“デザイン”と考え、高い技術に裏打ちされた日本屈指の生産背景で作り込んだアイテムにこだわりを持つ。
安定の人気となり、質の良さと今らしさ、そして幅広く着回せるベーシックさが、ブランドとして根強く長い人気となっています。2023年秋冬シーズンはコレクションのラインも早々に売り切れるなど、盛り上がりも加速しています。(エイチ ビューティー&ユース バイヤー 藤橋享平)
2024年注目のブランド:セファ(Séfr)
セファは、長年の友人であるペール・フレドリクソン(Per Fredrikson)とシナ・アビ(Sinah Abi)が、モダンなデイリーウェアをコンセプトに2016年に創業。もとはスウェーデンのマルメに拠点を置く古着屋として、世界中からセレクトしたヴィンテージアイテムに、新たなスタイルやストーリーを添えて発信していたこともあり、古着ともコーディネートしやすいようデザインされていながら、古着ではなかなか手に入らない上質な素材使いや、ミニマルで現代的なシルエットのアイテムが魅力。エイチ ビューティー&ユースは特集記事「2023年秋冬注目ブランド」でも選出していた。
スウェーデンブランドらしい、繊細な素材使いと色目、かつデザイナーが古着をルーツにもつため、完璧すぎない抜けた完成度が魅力的なブランドです。(エイチ ビューティー&ユース バイヤー 藤橋享平)
インターナショナルギャラリー ビームス
1981年に「ビームス(BEAMS)」からデビューし、2005年にウィメンズが加わった。国内外の期待のインディペンデントから、ハイエンドなデザイナーズまで、幅広いイメージのファッションを提案している。
2023年売れたブランド:アワーレガシー(OUR LEGACY)
ヨックム・ハリン(Jockum Hallin)とクリストファー・ニイン(Christopher Nying)が2005年にスウェーデン・ストックホルムで創設。「LEGACY=遺産」の名の通り、イタリアやポルトガル、日本など、土地ごとの伝統的なファブリックとテーラリングをブランドの中心に据え、タイムレスなコレクションを提唱している。
アワーレガシーは、毎シーズン特徴的なファブリックを用いて、シンプルながらも着ると抜群に「今」を感じるアイテムが揃います。さらっと着るだけでもキマリますし、他のデザイナーブランドにも寄り添い、古着とも好相性。様々な要素をクロスオーバーさせるスタイリングや表現方法に関しても、独自性が高く目を見張るものがあります。(インターナショナルギャラリー ビームス メンズディレクター 鈴木浩矢)
2024年注目のブランド:オマール アフリディ(Omar Afridi)
オマール アフリディは前身となるブランド「レオン バラ(LEON BARA)」からリブランディングし、創業者の オマール・アフリディ(Omar Afridi)の名を冠して2020年秋冬シーズンに再始動。現在は日本人デザイナーの市森天颯と菊田潤の2人がユニセックスブランドとして展開している。
何年も前から注目していたブランドの一つ。満を持して2024年春夏シーズンより取り扱いを始めます。ブランドが掲げる「Primitive Mode(プリミティブ=原始的、モード=流行)」は一見すると相反する概念ですが、ジャンルに囚われず様々なブランドを展開するインターナショナルギャラリー ビームスとしては共感を覚えるポイント。ひとつひとつのアイテムを見ていくと、エレガントさに加えてユニークなディテールが見え隠れする、とても高い次元のクリエーションを感じる事ができます。(インターナショナルギャラリー ビームス メンズディレクター 鈴木浩矢)
GR8
世界各地の人気ブランドや気鋭のレーベルを取り扱い、多くのクリエイター、デザイナーとも親交の深い東京・原宿のセレクトショップ。Ye(カニエ・ウェスト)やリアーナをはじめとする海外セレブリティからの支持も厚い。
2023年売れたブランド:オマール アフリディ(Omar Afridi)
ロンドンを拠点に、市森天颯と菊田潤の日本人デザイナーがコレクションを制作。相反する2つの言葉を組み合わせた造語「Primitive Mode(プリミティブ=原始的、モード=流行)」を概念に掲げ、モダンでありながらも、どことなく伝統的なクラフトマンシップを感じさせるディテールを落とし込んだアイテムを展開している。本企画ではインターナショナルギャラリー ビームスも「2024年注目のブランド」に選出。
ロンドンを拠点に日本人デザイナーの2人が作り上げるオマール アフリディはどこか国内ブランドには無い雰囲気を持ちつつも、素材選びや着用した際の機能美など日本人ならではの繊細な感覚が宿っているように思います。シグネチャーのショルダーバッグもシーズンを重ねることにブラッシュアップされており、現状に満足しない姿勢が商品からも伝わります。今シーズンは納品から1ヶ月を待たずしてセルスルー100%というスピード感ある売れ行きも印象的でした。(GR8 メンズバイヤー 高橋)
2024年注目のブランド:リマジン(remagine)
中国・佛山出身のデザイナー パンダ(Panda)が母国のスポーツウェアブランドで経験を積んだのちにカスタマイズスニーカーのスタジオを立ち上げ、そこで培った経験からリマジンとして始動。ブランド名は「remember(記憶)と「imagine(想像)」を組み合わせた造語で、伝統と未来の融合をコンセプトに革新的なプロダクトを生み出している。先日、韓国の人気ガールズグループのNewJeansがテレビでのパフォーマンスでリマジンのシューズを着用して登場した。
まさにハイブリットと呼べる衝撃的なヴィジュアルが印象的でした。メゾンブランド・スポーツブランドの垣根を越え1足にリデザインされたリマジンのシューズは今の混沌ととしたシューズ業界に一石投じる魅力があると思います。また中国出身のデザイナーということも時代を反映しており、アジアのクリエイターの台頭を期待させるブランドの一つと捉えています。(GR8 メンズバイヤー 高橋)
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