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ファーフェッチ
2008年にロンドンで創業したファーフェッチには、世界中から800店以上のセレクトショップと500を超えるブランドが集結。最新のラグジュアリーファッションアイテムを現地から直接配送している。新作コレクションをはじめ、国内で入手困難なブランドや完売アイテムなども取り扱っている。
注目ブランド:ボーディ(BODE)
Image by: Farfetch
パーソンズ美術大学出身のエミリー・アダムス・ボーディ・アウジュラ(Emily Adams Bode Aujla)が2016年に設立。100年前のテーブルクロスやヴィクトリア朝のベッドリネン、ハンカチをアップサイクルし、シグネチャーの美しい花柄のアップリケを施しているのが特徴。モダンなワークウェアのシルエットに、キルティングやメンディングといった伝統的な技術を融合させたデザインを展開している。2019年にはLVMHプライズでファイナリストに選出されたほか、「CFDA ファッション アワード」では若手デザイナーの登竜門とも言われる新人賞を受賞。6月のメンズ・パリコレクションでは初めてランウェイショーを開催し話題に。ウィメンズ編ではスーパー エー マーケットが注目ブランドに選出している。
パリでの3年ぶりのショーでも注目だったボーディ。エミリーらしい、カントリー調のほっこりしたイメージをラグジュアリーな雰囲気に仕上げた秋冬のコレクションで、細やかなキルティングの技が光る一品が見つかるのでは。ウィメンズもデビューしたので、ユニセックスで楽しめそう。(Farfetch 担当者)
ガラージュ D.エディット(阪急メンズ大阪)
阪急メンズ大阪5階の自主編集売り場。「アマチ(amachi.)」や「オーラリー(AURALEE)」「コモリ(COMOLI)」「カサブランカ(CASABLANCA)」など個性の際立つアイテムを国内外からセレクトしている。
注目ブランド:エヌティーエヌ(NTN)
元「サカイ(sacai)」出身デザイナーの高橋伸明が2023年春夏シーズンに立ち上げたブランド。様々なカルチャーから得たインスピレーションを元に、伝統的でありながら機能的かつタイムレスなプロダクトを展開。国内外の上質な素材を使用し、卓越したカッティング技術をベースに時代や人に寄り添いながら変容していくワードローブを提供している。ブランド名は、高橋のイニシャル「NT」に「N」を付け加えたプロダクトの永続性を繰り返す記号として名付けたという。
上質で洗練されたデザインは、性別やトレンドを問わず「だれでも」「いつの時代でも」サマになり、今シーズンよりガラージュが品揃えに重きを置く「マスターピース」的価値を表現する筆頭ブランドです。(阪急メンズ大阪 ガラージュ D.エディット担当マネージャー 坂東圭祐)
アディッション アデライデ
「アデライデ」の姉妹店で、2002年に東京・表参道にオープン。「希少価値の追求、アートとの融合、ユニセックスとユーティリティ」をキーワードに、新しいムーブメントを作る独創的なブランドを提案し続けている。
注目ブランド:プロトタイプス(Prototypes)
プロトタイプスは、チューリッヒを拠点とするLaura BehamとCallum Pidgeonのファッションデザインデュオ。デムナ(Demna)が率いる「ヴェトモン(VETEMENTS)」で経験を積み、2021年にプロトタイプスを設立。同年10月にデビューコレクションを発表した。新しい衣服を生産するのではなく、ユーズドやデッドストックの再利用・アップサイクルに重点を置き、一点物のピースを制作することで、着用者のアイデンティティを引き出し、個人の表現の自由を奨励することをコンセプトに掲げる。
元「ヴェトモン(VETEMENTS)」のチームの2人が立ち上げた新ブランド。2023年秋冬は彼らの4度目のコレクション。警官の制服やレスリングスーツ、子ども用の毛布の裏地といったありふれたモチーフがまるで投げ捨てられたかのように荒々しく組み合わされ、活気と狂気が同居したクリエイションが特徴。特にユーズドデニムのリメイクアイテムなどは、間違いなく初期のヴェトモンの空気やアプローチをそのまま更に拡張し推し進めたような世界観を纏っています。彼らの攻撃的なスタイルは、アップサイクルという現代の必要性と見事に融合し、新世代のカウンターカルチャーに昇華していると感じています。(アディッション アデライデ マネージャー 沼本博史)
リステア
2007年にフラッグシップストアを六本木・東京ミッドタウンにオープン。ブラックの巨大なコンテナをイメージしたミステリアスな外観デザインが特徴で、3フロア構成の店内ではメンズからウィメンズ、コスメ、アートまでエッジの効いたコレクションを幅広くラインナップ。近年はライフスタイル領域にも力を入れている。
注目ブランド:クレージュ(Courrèges)
1961年にアンドレ・クレージュが自身の名を冠したブランドとして設立。ミニスカートやパンタロンといったスタイルを提案し、社会の束縛から女性を解放したブランドとしてクチュールとデザインの世界に革命をもたらした。2020年からニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が率いる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や、ラフ・シモンズ(Raf Simons)が手掛けていた「ディオール(DIOR)」などで経験を積んだベルギー出身のデザイナー、ニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)がアーティスティックディレクターに就任。2022年春夏シーズンからはブランド初となるメンズウェアコレクションも発表している。リステアでは8〜9月頃に入荷する予定。
リステアでは2023年春夏コレクションから取り扱いをスタートし、お客様の反応も良いクレージュ。ユルめのサイジングがマーケットの主流となっている中、現代的なシャープさが際立っている点が魅力です。メンズもシーズン毎に充実し、特にコロナ明けの海外出張でようやく実際に手に取ることができた2023年秋冬コレクションは、クリーンでユニセックスなムードの中にクラシカルなグレーが組み合わされるなど、更なる進化を遂げている印象です。(リステア メンズウェアバイヤー 浅野康行)
ミッドウエスト
1976年創業。東京、名古屋、大阪の3つのエリアに店舗を出店し、世界的コレクションブランドからデザイナーズブランドまで幅広くラインナップしている。
注目ブランド:オールモストブラック(ALMOSTBLACK)
2015年秋冬シーズンにデビュー。「POST JAPONISM」をコンセプトに掲げ、「日本の伝統的な美意識」とアートや音楽といった「世界のカルチャー」を融合させたアイテムを展開している。ブランド名の由来は、日本で古くから親しまれてきた「黒く見えるほど深い藍色(褐色)」で、日本の精神を表現した「褐色服」を提案するという想いが込められている。デザイナーは中嶋峻太。
今季は初のランウェイ形式でコレクションを発表して話題性充分。得意の日本のアートをリアルクローズに落とし込んだアイテムや、ミリタリーウェアなど、引き出しの多さは流石です。一癖ある気の利いたアイテムが幅広い層に響いています。(ミッドウエスト プレス 大澤錬)
スーパー エー マーケット
トゥモローランドが運営するセレクトショップ。独自の価値観と美意識、時代感をもって、デザインや品質にこだわった商品を世界中から幅広く選定し提案している。2011年2月に1号店としてオープンした青山店のほか、ニュウマン新宿にも店舗を出店。
注目ブランド:マリナ・イー(MARINA YEE)
ベルギーのファッションブランド。デザイナーのマリナ・イーは1981年、アントワープ王立芸術アカデミーを卒業。ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)やアン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)らと並んで、アントワープシックスの1人として1980年代のファッション史に名を残す。その後、惜しまれながらもファッション業界を一度離れたが、2018年秋に復帰。スーパーエーマーケットでは、2020年秋冬シーズンから展開している。
過去にはロングインタビューはじめ、厚いパートナーシップを通して、シーズンを追うごとにファンが増えている同ブランド。2023年秋冬では代表作の一つである「M.Y IMPER COAT」にフォーカスして、別注や彼女の所有していたアーカイブの販売会を行う予定です。(バイヤー 田辺雄一郎)
エイチ ビューティ&ユース
ユナイテッドアローズが展開する「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のコンセプトストアで、2016年4月に南青山にオープン。コンセプトは「City Man and Woman」。「東京大人のクールな服」をテーマに掲げ、ハイエンドなスポーツ・カジュアルを軸にアイテムを提案している。
注目ブランド:セファ(Séfr)
セファは、長年の友人であるペール・フレドリクソン(Per Fredrikson)とシナ・アビ(Sinah Abi)が、モダンなデイリーウェアをコンセプトに2016年に創業。もとはスウェーデンのマルメに拠点を置く古着屋として、世界中からセレクトしたヴィンテージアイテムに、新たなスタイルやストーリーを添えて発信していた。上質な素材を使用し、高品質でミニマルなシルエットのアイテムが特徴。アースカラーをメインとしコーディネートしやすい色彩も魅力の新鋭ブランド。
素材・色・編みのデザインがスウェーデンブランドらしく繊細で力強く、パターンも今のシーンにフィットとしており、注目のブランドです。(ブランドディレクター 藤橋享平)
インターナショナルギャラリー ビームス
1981年に「ビームス(BEAMS)」からデビュー。好奇心を持ち続けるすべての大人に向けて、インターナショナルな感覚でよりトレンドを意識したインポート商品を中心にセレクトしている。
注目ブランド:セッチュウ(SETCHU)
2021年春夏シーズンにデビュー。デザイナーはミラノ在住の日本人 桑田サトシ。「ジバンシィ(GIVENCHY)」や「ガレス・ピュー(Gareth Pugh)」、サヴィル・ロウの老舗テーラー「ハンツマン(Huntsman)」を渡り歩いたほか、Ye(カニエ・ウエスト)のもとで仕事をしてきた経験を持つ。 ブランドでは文字通り「折衷」を信条とし、ハンツマンのスタイルをベースにデザイナー流に解釈してアレンジしたテーラードベースのコレクションを展開。折り紙を着想源としたドレスやジャケットは折り目 がデザインのアクセントになっており、幾通りにも着られる仕掛けになっている。2023年度のLVMHプライズではグランプリを受賞した。
服部さん
先シーズンも注目ブランドとして紹介させて頂きましたが、LVMHプライズ2023でグランプリを受賞し、これから先の活躍に期待しています。受賞直後にパリで彼に会い、ブランドにかける想いや信念を聞き、改めてセッチュウに将来性を感じ、洋服が素晴らしいのは勿論のこと、桑田氏の人柄にもますます魅力を感じました。(インターナショナルギャラリービームスメンズディレクター 服部隆)
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