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「オールセインツ」アーロン・エッシュ初コレクション発売、懐かしのスリムフィットに回帰

 イギリス発のファッションブランド「オールセインツ(ALLSAINTS)」が、2026年秋冬コレクションを発表した。3月にクリエイティブディレクターに就任したイギリス人デザイナー アーロン・エッシュ(Aaron Esh)が手掛ける初のコレクションで、オールセインツ全店と公式オンラインストアで販売している。

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 オールセインツは、「ハロッズ」「ハーヴェイ・ニコルズ」などの百貨店でキャリアを積んだスチュワート・トレヴァー(Stuart Trevor)が1994年に設立。ブランド名はロンドンの有名な通り「All Saints Road」に由来している。日本上陸は2016年。2023年には店舗数が世界で250店を超えるなど、グローバルでの知名度は高い。エッシュは、セントラル セント マーチンズ(Central Saint Martins)を卒業後、2022年に自身の名を冠したブランド「アーロン エッシュ(AARON ESH)」を設立。ロンドンのクラブカルチャーを色濃く映すジェンダーフルイドなスタイルが特徴で、2023年にはLVMHプライズ2023のファイナリストに選出された。オールセインツではコレクションの制作のみならず、キャンペーンヴィジュアルなどブランド全体のクリエイティブを統括している。

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 コレクションは、ブランドのヘリテージであるレザージャケットやジーンズを軸に、ロックをはじめとするイギリスのカウンターカルチャーに根差した設立初期のムードに回帰。特に、近年はオーバーサイズトレンドの影響を受けていたというシルエットを大きく見直し、エッシュのシグネチャーでもあるシャープなスリムフィットへと舵を切った。製作プロセスはアナログでより手間のかかる手法へと転換。モデルを使ったフィッティングを何度も繰り返し、自らピンを打ちながら理想のフィットを追求したという。

 定番アイテムであるレザージャケットは、メンズで6型、ウィメンズで5型をそれぞれ製作。カフェレーサージャケットやボンバージャケットなど、いずれもクラシックなデザインのものを揃えた。デニムジーンズは、ブランドのシンボル「ラムスカル」の角をバックポケットのステッチで表現。新体制では同モチーフをより多面的に活用し、誰もが知るアイコンとして確立する方針だ。

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 エッシュは、コレクションの刷新だけでなく、ブランドの世界観の構築をより重視したコミュニケーション戦略に注力。同氏の出身地であり、オールセインツの拠点でもあるイーストロンドンにフォーカスし、ルックのモデルの多くは地元のコミュニティからストリートキャスティングで起用した。

 また、ブランド初の取り組みとして、音楽やアートといったブランドを取り巻くカルチャーを紹介するZINEを制作。これらのブランディングを含め、新体制でのクリエイションには自身のブランドを長年支えるメンバーを数多く引き入れ、その中にはスタイリストのケイティ・イングランドやアートディレクターのジェイミー・リードといった、ロンドンを代表する大物クリエイターも揃う。

 今季は、旧デザインチームが製作した商品もラインナップしているため、新ディレクターが手掛けたアイテムの型数は限定的だ。それでも、展示会にはエッシュのブランドを追いかけるファンが多く訪れ、すでにリブランディングの効果を実感しているという。担当者は「次回はアーロンのテイストをより強く感じられるコレクションになる。来季に向けて、さらなる認知拡大に取り組みたい」と意気込んだ。

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