現場にいると見えてくる、あんなコトやこんなコト......ミラノとパリのファッションウィーク期間中、現地で取材している編集記者たちの日記を公開。街の様子やショー会場で気になったこと、展示会で見つけた"コレ欲しい!"というアイテムなど、リアルな情報をお届けします。<9月26日>
雨のパリとマロニエの実
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パリ・ファッションウィークの初日、9月26日は朝少しの晴れ間が覗いたものの、日中は雨模様。気温は13~15度前後で肌寒く、街ゆく人はコートや薄手のダウンを羽織っています。
街路樹が薄く色づき始め、マロニエの木からトゲトゲの実が落ちてくることも! 地面に落ちるとパカッと弾けるように殻が割れて茶色い実が顔を出します。もしも当たったら絶対に痛い。(マロニエの実はマロンのような見た目ですが、残念ながら食べられません)
色づくマロニエの街路樹
思わぬゲストに遭遇
現代美術館パレ・ド・トーキョーで「シーエフシーエル(CFCL)」のプレゼンテーションを取材した後、館内でコーヒーを飲んでいたら、続々と華やかなゲストが集まってきました。「フレッド(FRED)」の展覧会が開催されていて、IVE(アイヴ)のメンバーであるチャン・ウォニョン(Wonyoung)の姿も。たくさんのカメラに囲まれていました。
ディオール本店で宝探し
初日夜は「ディオール(DIOR)」の本店「30 モンテーニュ」でのカクテルイベントへ。広い店内にラランヌ夫妻の彫刻作品が点在していて、トレジャーハントを楽しんでいる気分になります。
ヒツジ、ウサギ、フクロウ、サメ、サルなど、生き物が題材となった作品が多く、どれも愛らしい表情。
フランソワ=グザヴィエ・ラランヌ(Francois-Xavier Lalanne)とクロード・ラランヌ(Claude Lalanne)の夫妻とディオールは、1957年に夫妻が本店のディスプレイデザインを手掛けて以来、交流が続いてきたのだそう。娘のドロテ(Dorothée Lalanne)の所蔵コレクションの中から、夫妻の彫刻作品90点のオークションが「サザビーズ(Sotheby's)」で開催されるのを記念し、作品の一部が特別に店内に展示されています。10月9日まで。
店内の各所に全部で20点ほどあるそうなのですが、半分ほどしか発見できずにタイムオーバー!全て見つけることができたら、いいことがあるかも?
text & photo: Chiemi Kominato
【ミラノコレ日記】
vol.1 パンデミック後の街並みと、現地で人気のグルメ
vol.2 ショー会場でゲストを探すミッション
vol.3 エスプレッソとグッチを着た満島ひかり
vol.4 双子だらけのミラノ、デモで交通麻痺も
【パリコレ日記】
vol.1 ファッションウィーク初日の様子を現地よりお届け
vol.2 ぷにぷにの物体が配られた「ボッター」のショー
vol.3 ひたすらナッツを並べるモデルたち
vol.4 デザイナーも観に来る「コム デ ギャルソン」
vol.5 あのK-POPガールズグループの激写に成功
vol.6 巨大なシンデレラ靴、エルメスの望遠鏡
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