チャールズ&キース ジャパン 青木洋明ゼネラルマネージャー
Image by: FASHIONSNAP.COM

Fashion インタビュー・対談

再スタートを切った「チャールズ&キース」ジャパン社トップに聞くローカライズ戦略

チャールズ&キース ジャパン 青木洋明ゼネラルマネージャー
チャールズ&キース ジャパン 青木洋明ゼネラルマネージャー
Image by: FASHIONSNAP.COM

 2016年末に撤退したシンガポール発のシューズ・バッグブランド「チャールズ&キース(CHARLES & KEITH)」が、わずか2年で再出店を果たした。1996年に始まった同ブランドは女性向けに靴やバッグ、アイウェア、アクセサリー、ジュエリーを取り扱い、アジアを中心に北米や太平洋地域、ヨーロッパなど世界35ヶ国で553店舗を展開している。日本における再スタート後の1店舗目に選んだのは名古屋。一度は撤退を余儀なくされた日本国内で勝算はあるのか。昨年10月にチャールズ&キース ジャパンのトップに就任した青木洋明ゼネラルマネージャーに聞くローカライズ戦略。

 
CHARLES & KEITH 名古屋栄店

 10月6日にオープンした名古屋の旗艦店。日本では以前までオンワードホールディングスが出資していたが、今回の旗艦店は子会社であるチャールズ&キース ジャパン合同会社が運営を手掛けている。「再上陸と言うよりは、オンワードホールディングスとの合弁会社で行っていた運営を本国直営に切り替えたというのが正しい説明。2016年12月の合弁解消後、2017年1月にジャパン社を立ち上げた」(青木氏)。全世界的にチャールズ&キースグループは直営店舗へのシフトを進めており、同様の切り替えを行う際に実店舗をそのまま残した韓国に対し、日本は一度全店舗を閉鎖する決断に至ったという。

 「ブランド認知が広がる前の地方や郊外型モールへの展開が拙速だった」と前回を振り返る。トレンドを重視した"都会派"ブランドとしてメインターゲットに据えるのは20代後半女性。ブランドイメージが国内で確立する前の出店が敗因だったとしながらも、依然として日本のマーケットにおける同ブランドのニーズは高くデベロッパーからの引き合いは強いという。「シューズ・バッグというカテゴリーに特化し、手軽な価格帯でも"高見えする"デザインは世界的に見ても他に競合はいない」と青木氏は自信を見せる。

 以前はグローバルスタンダードをそのまま国内に導入していたが、運営体制の変更に伴いローカライゼーションに力を入れる。2mmのインソールシューズは、長距離を歩くことの多い日本人にあわせて4mmに改良するなど日本市場に合わせた商品展開を強化。買い付けも日本主導に切り替え、グローバルをコピーするのではなくジャパン社が主体となってセレクトしている。引き続き重要視するECは「月の売上予算に対して150%を超える達成率が続いています」と好調を維持。ここ数ヶ月はインスタグラムなどSNSでの発信を強化した結果、ブランド認知が広がりECは急激に成長しているという。また以前は多数のサイトで販売をしていたが、自社ECの比率を伸ばすため現在は3サイトに絞っている。

 名古屋パルコの向いに位置する名古屋栄店は、同じくパルコが運営する商業施設「ゼロゲート」内に出店。全世界的にも最大級の面積で、今後の国内店舗はグローバル標準サイズで出店する。名古屋栄店のオープン前日には名古屋出身モデルの吉田沙世を招きオープニングパーティーを開催。一般客も多数来店し、当日はレジに行列ができるほどの盛況だった。

 今後について青木氏は「シューズとバッグといえばチャールズ&キースだよね、とまず名前があがるブランドになりたい。絶対に成功すると自負している」と意気込みを語る。11月のオープンが決定しているお台場のダイバーシティー東京プラザ店をはじめ、今後3年間は東京・大阪・名古屋など都心部に限定して10〜15店舗の出店を計画している。

■CHARLES & KEITH 名古屋栄店
住所:愛知県名古屋市中区栄3-28-11 名古屋ゼロゲート1F
営業時間:10:00〜21:00
公式サイト

最新の関連記事

おすすめ記事

見逃し記事

Realtime

現在の人気記事

    Ranking Top 10

    アクセスランキング