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　同展では、普遍的なシルエットを持つシーエフシーエルの⾐服が引き出す⼈間の動作のなかに潜む感情を、⾼⽊の視点で捉えた作品を展開。「VOL.8 Collection」で登場した「ENCHANT」シリーズのアイテムを着⽤し、砂丘でフェンシングをする姿を撮影した写真などといったさまざまな作品を展示している。　また「Motion in Emotion」では、⾼⽊がシーエフシーエルのニットウエアとさまざまなアクティビティを通して切り取ったシーンを公式サイトやインスタグラムで順次公開していく予定だという。

CFCL

Fashion

CFCLが新たなプロジェクト「Motion in Emotion」を始動　写真家の高木由利子の作品を展開

　マーティン・ローズをゲストに迎えたコレクションは、今年2月に続いて2度目。前回登場した「オックスフォード」（4種、各4万1000円）や「オックスフォード 2」（2種、各3万1000円）、「ローファー」（4種、各4万円）、「トーヒルハイ」（4種、各2万9000円）に、新しく「スリング」（3種、各4万円）と「クロッグ」（3種、各4万円）を加えた計6型を展開する。　オックスフォードとローファーは、前コレクションで好評を博した全体にパッドを入れたデザインで、枕のような履き心地を実現。オックスフォード 2は、テクニカルなファブリックをアッパーに採用し、スリムなシルエットに仕上げた。クラークスのアイコンモデル「ワラビー（Wallabee）」をベースにしたトーヒルハイはフェイククロコなどを使用し、同アイコンアイテムをマーティン・ローズが再構築した。　スリングは、アッパーレザーにダックダウンを挿入したアイテム。伝統的なドレススタイルを覆すような、オーバーサイズのルックスをデザインした。クロッグは、レザーのアッパーにダックダウンの中敷きを配したスリッポンシューズ。カジュアルなシルエットを、ポニーヘア風レザーやクロコ型押しレザーなどの特徴的なテクスチャーとプロポーションで再構築した。全てのアイテムには、衝撃吸収クッションを搭載するクラークスのシグネチャーインソール「フットベッド」を採用している。

MARTINE ROSE

CLARKS

マーティン・ローズ × クラークス第2弾、フェイククロコの新モデル「クロッグ」など発売

　同プログラムの一環として早稲田大学大隈記念講堂でマスタークラスを開催する。期間は11月27日と28日の2日間。是枝裕和監督をはじめ、映画「フィクサー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントン（Tilda Swinton）、映画監督や脚本家としても知られる西川美和監督が集結。トークセッションや、オリジナルで実践的なワークショップが行われる。　全マスタークラスを修了した参加者は、ショートフィルムコンペティションに応募する資格が与えられる。コンペティション参加方法については、マスタークラス開催中に発表。コンペティションより選ばれた上位3作品は、シャネルの支援のもと製作が進められ、完成作品は東京とパリで披露される予定となっている。　マスタークラスの応募は10月10日まで。応募方法は応募用ウェブページまたは、LINE公式アカウントで配信している。

CHANEL

「シャネル」是枝裕和監督と映画業界発展のためのプログラムをローンチ

コレクション

　「ステラ マッカートニー（STELLA McCARTNEY）」2025年サマーコレクションは、作家で野鳥観察家のジョナサン フランゼンの著書「The End of the End of the Earth（地球の果ての果て）」から着想。全体の91％が環境に配慮した素材で作られ、今シーズンも生き物を傷つけずに制作されたコレクションとなっている。　モデルたちは"ステラ タイムズ"紙を手に持って登場。力強さ、官能性、スポーツのコードを、心地良い生地と柔らかな色合いで再解釈した。パワーショルダーのメンズジャケットと、流れるようなドレープのドレスやスポーティーなフーディのコントラストが特徴。ランジェリー調の透ける素材や、鳩などの鳥をシルクの折り紙やプリントで表現したドレスが織り交ぜられ、繊細さが際立った。　素材には様々なイノベーションが注入され、クラウドニットはペットボトルやキャップから再生されたリサイクル可能なナイロン糸を使用。鳩のジュエリーは「886 by The Royal Mint」とのコラボレーションにより電子機器や医療廃棄物を再利用して制作された。新しいアイコンバッグ「ステラ ライダー（Stella Ryder）」は、馬の背中を想起させる形状が特徴。アニマルフリーのスエード、リンゴの廃棄物由来の「UPPEAL™」、ペットボトルのリサイクル素材を使用したパーフォレーテッド エディション、そしてシルバーカラーのバッグは菌類とサトウキビ由来の世界初の素材「Hydefy™」で作られている。　継続的な「アディダス（adidas）」とのコラボレーションでは、ヴィーガン仕様の「ステラ マッカートニー アディダス ラサント トレーナー」が登場。ヴィンテージのレーシングシューズからインスピレーションを得た。

STELLA McCARTNEY

2025 Spring Summer

力強さと官能性　91％が環境に配慮した素材

ポスト

おひとりさまにもおすすめ！SNS、メディア、クチコミなどで人気 etc. 表参道・原宿ランチ 話題のお店編（2024/10/03）ランチの名店が軒を連ねる表参道・原宿エリア。OMOHARAREALでは、編集部がリアルに食べてるランチを紹介する企画「オモハランチタイムス」を連載中。そんなオモハランチの中から「押さえておきたい話題のランチ店」をピックアップ。SNS、メディア、クチコミなどで話題となり人気に火がついた、行列の絶えない店舗をご紹介。※随時更新記事の最後には他のランチ記事のまとめや、表参道・原宿のスイーツ、オモハラを訪れた人のスナップ記事へのリンクも掲載しているので、オモハラエリアの魅力を一挙に読みたい！という人は併せてチェックしてみてほしい。1.Tacos 3Hermanos Harajuku（タコス トレス エルマノス ハラジュク）裏原にある、メキシコシティのタコス屋台！「Taqueria 3Hermanos YAMANAKAKO」（山中湖）に続く2店舗目として裏原宿の一角にオープンした、”日本人だけが知らない。メキシコシティの道端のタコス”を提供する店。「1人1皿（5個）はぺろっと食べられる」本場の絶品タコスを提供している。裏原に現れたメキシコのタコス屋台。たっぷり具材と“愛”にあふれたタコスを頬張ってみて。■Tacos 3Hermanos Harajuku住所：東京都渋谷区神宮前3-26-5 URAHARA CENTRAL APARTMENT102営業時間：11:00-22:00定休日：なし※キャッシュレス決済のみ（各種電子マネー・クレジットカード）2.HENRY'S BURGER Harajuku（ヘンリーズバーガー原宿）ハンバーガー激戦区に現れた期待の新星本店の代官山店が「食べログ ハンバーガー 百名店 2024」にも選出された大人気店が明治通り沿いの京セラビルの向いに進出。メニューは「和牛」と「和豚」の2種類で、ツナギを一切使わないジューシーなパティが大好評！シックだがアメリカンな雰囲気も兼ね備えている店内でかぶりついてほしい。■HENRY'S BURGER Harajuku住所：東京都渋谷区神宮前6-12-15 ハイネスト原宿 1F電話番号：03-6421-0589営業時間：11:00〜22:00定休日：なし3.BASO（ばーそー）人気ラーメン店がプロデュース！極太そばを求めて若者が殺到若い世代に人気のラーメン店「駄目な隣人」がプロデュースするそば屋として、SNSで注目を集める「BASO（ばーそー）」。出汁の旨みが絡む極太そばと、サクサクふわふわの卵天ぷら飯が最高。ランチタイムはかなり並ぶので、余裕を持った来店をおすすめする。■BASO（ばーそー）住所：東京都渋谷区神宮前6-11-7営業時間：11:30～21:00定休日：無休4.ハンバーグ 嘉粗挽きハンバーグ3つを生卵や薬味で贅沢に…原宿の人気ハンバーグ店といえばここ！ 肉汁したたる粗挽きハンバーグ3つを、どれも焼き立ての状態で楽しめるのが魅力。瀬戸内塩レモンや、青唐辛子の三升漬、生卵など、こだわりの薬味で味変できるのも人気の理由だ。■ハンバーグ 嘉住所：東京都渋谷区神宮前6-12-6 J-cube B棟 1F電話： 050-5571-0712営業時間：11:30-23:00（売切次第閉店）定休日：その月の休業日はインスタグラムをご確認ください。5.来々軒古着屋ベルベルジン系列店！香ばしソースのご当地グルメ古着屋ベルベルジン（BerBerJin）のオーナーの地元である大分県日田市名物の「日田やきそば」が味わえる「来々軒」。生卵を乗せるのがスタンダードなのだそう。鉄板でじっくり火を通したパリパリ部分と、熱湯でさっと茹でられたモチモチ部分が混在する麺に濃厚ソースが絡む、病みつきの逸品です！■来々軒営業時間：11:00〜16:00定休日：月住所：東京都渋谷区神宮前3-25-7電話番号：03-6804-22306.GYRE.FOOD uniメニューも空間もSNS映え！オシャレ男女が集うカフェ表参道の映えカフェをSNSで検索すると、必ず上位に登場するGYRE.FOOD uni。個性的なデザインの空間と、野菜たっぷりの色鮮やかなランチがオシャレな男女から支持を集めている。ここのランチをSNSにアップするだけで“センスの良い人”と思われるかも？■GYRE.FOOD uni営業時間：【CAFE】11:00 - 19:00(L.O.18:30)／【BAR】19:00 - 24:00(L.O.23:30)／【DELI】11:00-15:00定休日：月曜日 ※月曜が祝日の場合は火曜住所：東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE4F電話番号： 03-6803-86997.麺散表参道・原宿の“麺”代表！ストリートな店で楽しむ本格派うどんオモハランチの記念すべき第一回目で紹介した、麺散。話題の店が集まるキャットストリートの裏手で、一際長い列を作る超人気店だ。原宿らしいオシャレな佇まいだが、うどんはかなりの本格派。王道のうどんはもちろん、変わり種メニューも大人気。■麺散住所：東京都渋谷区神宮前6-13-7電話：03-6427-9898営業時間：11:30～23:00 (LO22:30)定休日：火曜日8.紫金飯店 原宿メディアにも引っ張りだこの黄金色に輝く炒飯都内の人気町中華を語る上で、紫金飯店は外せない。テレビで特集を組まれたり、SNSでバズったり、とにかく常に注目を浴びている店なのだ。特に人気なのは、フワッフワの玉子をまとった玉子炒飯。まんまるの可愛らしいビジュアルと、ガッツリとした食べ応えで老若男女から愛されている。■紫金飯店 原宿住所：東京都渋谷区神宮前2-35-9原宿リビン 1F電話：03-3404-7785営業時間：11:00〜15:30、17:30〜22:00（土／〜20:00）定休日：日・祝9.BLOCK HOUSE 水曜カレー水曜限定！アートな施設で楽しめる超本格派カレーイベントスペースやギャラリーを有する複合型施設・BLOCK HOUSEのカフェバーでは、水曜日限定で本格派カレーが楽しめる。食べログの点数は3.81で、オモハラエリアでは一、二を争う大人気のカレー店。公式インスタグラムから予約もできるそうなので、混雑が心配な人は予約をしてから向かおう。■BLOCK HOUSE 水曜カレー住所：東京都渋⾕区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 3F営業時間：12:00〜15:00 ※13:30以降予約可17:30〜21:00 ※19:30来店まで予約可10.リトルプールコーヒーとろとろ？ふわふわ？自分好みのオムライスをチョイスSNSで話題のコーヒーショップ、リトルプールコーヒー。人気の理由は、ライスの上にオムレツを乗せた”とろとろ”か、ライスをオムレツで包んだ”ふわふわ”のどちらか好きなオムライスを選べるところ。オムレツはプルプルと波打つほど柔らかく、とろとろ、ふわふわ、どちらをチョイスしても間違いなし。食いしん坊なら2つ注文して食べ比べてみるのも◎■リトルプールコーヒー（Little pool coffee）営業時間：10:00〜16:30（オムライス提供時間 11:00〜16:30）定休日：不定休住所：東京都港区南青山3-8-26 パートナーズ表参道 1F電話番号：03-3403-051511.PIZZA SLICE CAT STREET（ピザスライス キャットストリート）本場NYのビッグなピザをリーズナブルな価格でNYでピザを学んだオーナーが手がける、原宿エリアのピザ店。「プーマストア 原宿キャットストリート」に隣接した地下1階の店内で楽しめるのは、アメリカンサイズな激うまスライスピザ。同店限定メニュー「NY マルゲリータ」は実際にNYのピザ職人と一緒にレシピを考えたというスペシャリテだ。リピート確定間違いなし！■PIZZA SLICE CAT STREET（ピザスライス キャットストリート）住所：渋谷区神宮前5-17-25 B1F電話：11:00～22:00営業時間：日〜木11:30-20:00/金、土11:30-21:00定休日：不定休12.四川料理 龍の子本格四川料理を手軽に楽しめる不動の人気町中華食べログの「中華料理 TOKYO 百名店 2021」にも選出された、原宿で長く愛される老舗中華料理店。おすすめは、自家製調味料によって生み出されるこっくりとした旨味とシビレがクセになる麻婆豆腐。程よい広さやアットホームな雰囲気も、町中華マニアを唸らせるポイントだ。■四川料理 龍の子住所：渋谷区神宮前1-8-5 メナー神宮前 B1F電話：03-3402-9419営業時間：ランチ 11:30-15:00(14:30 LO) ディナー　17:30-21:30(入店20:30まで/20:45 LO)定休日：水曜日・日曜日・長期休暇（年末年始・GW・夏休み・その他中国研修）13.WAY by DEENEY’Sチーズとろけるロンドンベストサンドウィッチ神宮前2丁目・外苑西通り沿いにあった「DEENEY'S TOKYO（ディーニーズ トーキョー）」が、神宮前4丁目の「B-Flat COMMUNE」内に移転。「WAY by DEENEY’S（ウェイバイディーニーズ）」として営業中。”ロンドンのベストサンドイッチ”と称される、チーズとろけるアツアツのトースティ（トーストしたパンに具材を挟んだサンドイッチ）をご賞味あれ。■WAY by DEENEY’S（ウェイバイディーニーズ）営業時間：11:00〜22:00定休日：月曜・不定休住所：東京都渋谷区神宮前4-4-4 B-Flat COMMUNE内

OMOHARAREAL

【表参道・原宿】押さえておきたい話題のランチ店まとめ

　NFT FREAKは、「好き」で繋がるコミュニティの醸成とクリエイターを支援するプロジェクト。第1弾では、映画などの特殊造形師として活動する片桐裕司と、日本を代表するコレクションへと成長した「NEO TOKYO PUNKS」のNIKO24とコラボレーションした作品を展開。NFTを通じて総勢1200人のクリエイターコミュニティを形成し、架空の映画宣伝風プロジェクトを実施する。作品の発売は11月を予定しており、専用サイトから購入することができるという。

デイトナ・インターナショナルがNFTに特化したプラットフォーム「NFT FREAK」を始動

　アリーは、1938年にアメリカ・マサチューセッツ州で誕生。プロクター・アンド・ギャンブル（P&G）で社会人としてのキャリアをスタートさせ、後に広告代理店のDDB Worldwideに転職した。DDB Worldwideには20年間在籍し、最終的には副社長に就任した。1985年、シャネルはアリーを同社の社長兼COOに任命。アリーはブランド店舗の改装を指揮したほか、広告費の増加や、より手に届きやすい価格設定の導入などを行った。また、シャネルのビューティライン拡大にも貢献。アリーは2004年に同職を退任し、その後も2008年まで副社長としてシャネルを指導し続けた。　ジルはインスタグラムにて「私は打ちのめされていますが、最愛の父が、長くはないだろうと言われた膵臓がんの診断から、その予想をはるかに上回る1年半もの間生きてくれたことに感謝しています。私たちは彼といられた毎分に感謝し、何も言い残すことはありません。陽気で愛情深く、天才的な父は、孫たちから崇拝され、おいしい食事や面白いジョーク、彼の知恵など、人生のあらゆることに対する情熱を私たち全員に注ぎ込みました。彼のきらきらした目、精神、そして機知に富んだ知恵は、彼を知るすべての人、特に53年間の愛の物語を紡いだ私の母によって永遠に大切にされるでしょう。彼らの娘として生まれ、その愛で私達を支えてくれたこの地球上で最高の友人を持つことができ、私はとても幸せ者です」とコメントを残した。

Business

「シャネル」元社長兼COOのアリー・L・コペルマンが死去、1985年から従事

　功労賞は、キャリアを通じて革新性と創造性によってファッション業界を形づくり、再編してきた個人の貢献を称えるために創設されたBFCの優秀賞。過去には、カール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）や、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ（Valentino Garavani）、ジョルジオ・アルマーニ（Giorgio Armani）、ラルフ・ローレン（Ralph Lauren）、ミウッチャ・プラダ（Miuccia Prada）、「ヴォーグ（VOGUE）」の編集長アナ・ウィンター（Anna Wintour）などが受賞している。　トム・フォードは1990年、「グッチ（GUCCI）」のチーフウィメンズデザイナーとしてキャリアをスタート。セクシーさとゴージャスさを打ち出したコレクションで人気を集め、一族の混沌で不振が続いていたブランドの業績を回復させた。1999年にはグッチのCEO兼会長ドメニコ・デ・ソーレ（Domenico De Sole）と共にグッチグループ（現ケリング）を設立し、「サンローラン（SAINT LAURENT）」を買収。グループの会長を務めながら2004年までグッチとサンローランのクリエイティブディレクターを兼任した。2005年に自身の名前を冠したブランド「トム フォード（TOM FORD）」を立ち上げ、2023年12月の退任までデザイナー業に専念。また映画制作も手掛けており、脚本、プロデューサー、監督を務めた2009年公開の「シングルマン」がアカデミー賞にノミネートされたほか、2016年公開の「ノクターナル・アニマルズ」では審査員大賞を獲得し、ゴールデングローブ賞やBAFTA賞、アカデミー賞にもノミネートされるなど成功を収めている。　英国ファッション評議会の最高責任者 キャロライン・ラッシュ（Caroline Rush）は今回の授与について、「ファッション、映画、文化への並外れた貢献に対してトム・フォードに功績賞を授与できることを大変嬉しく思います。彼は先見の明を持って30年以上にわたり、グッチをファッション界の大手企業に変貌させ、ロンドンにデザインスタジオを設立しながら自身の名を冠したブランドを立ち上げて成功を収め、映画監督としても受賞歴を持つなど、携わったあらゆる分野で常に限界を押し広げてきました。彼は真の革新者であり、ファッションアイコンです」とコメントを発表した。

TOM FORD

トム・フォードがBFCの功労賞を受賞　12月の授賞式に参加

インサイド

　前職の「グッチ（GUCCI）」時代に見られた“ミケーレらしさ”が存分に発揮されたリゾートコレクションに続く、初めてのランウェイショーとなれば、さらに華美で豪奢なルックを期待するのが妥当だろう。9月29日に発表された注目の2025年春夏コレクションは「Pavillon des Folies（狂気のパビリオン）」と名付けられ、ゲストはパリ14区のパリの外周を走る環状高速道路近くにあるアリーナへと導かれた。薄暗い会場内には、白いガーゼで覆われたヴィンテージの椅子やランプ、ワードローブ、楽器、鳥かごなどが所狭しと置かれ、床はひび割れた鏡。長年ほったらかしで埃の積もった物置小屋のようであった。　おどろおどろしい雰囲気の中、大胆にアレンジされた楽曲「PASSACAGLIA DELLA VITA」が鳴り響くと（この曲はショーの間中ずっと流れていた）、最初のモデルがランウェイに登場した。ドレスの前身頃はハート型に切り替えられ、3つのリボンがつき、黒のレースの手袋と赤のレースのタイツが合わせられた。　プリーツやフリルをあしらったドレス、フォークロア調のルック、そしてメンズのポルカドットのタキシードが続く。装飾主義的なスタイルはミケーレらしいが、どこかグッチの時のミケーレとは異なる。控えめで、キッチュさがないのだ。モダンという表現も異なり、まるでミケーレらしいやり方で、古着をスタイリングしたようにも見える。　計85体のルックは、ある種のトーンセッティングの儀式だったようにも思える。その目的は、前任のクリエイティブ・ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリ（Pierpaolo Piccioli）が作り上げたブランドイメージを刷新し、ミケーレのヴァレンティノを始めるためのものだ。そのためにはまず、ブランドのルーツである創業者ヴァレンティノ・ガラヴァーニ（Valentino Garavani）が生み出したデザインコードを再確認する必要があった。フリル、ラッフル、ポルカドット、リボン、シノワズリ、トルコパンツ、オリエンタリズム、そしてロマンチシズム……そのリファレンスを辿れば枚挙にいとまがない。ロゴの使用も、ヴァレンティノ・ガラヴァーニの初期から使われている“Vロゴ”だけにとどまった。ショーの後にミケーレが語った「人生」について　ショーの後には記者会見が行われ、ミケーレは40分間にわたってジャーナリストたちの質問に答え、自身のクリエイションについて語った。彼は、就任初日からヴァレンティノのアーカイヴルームを訪れ、"探偵のように"隈なくアーカイヴを探り、今回は特に1960年代から80年代までを参照したと明かした。中でも、4つの異なる色合いの白を使った1968年のオールホワイトコレクションや、イタリアの風習を変えるほどの影響力を持った1970年代の黄金時代が、大きなインスピレーション源になったという。　会見でミケーレが繰り返し口にしたのは、「人生」という言葉だった。ミケーレは、「（ヴァレンティノ・ガラヴァーニは）ファッション界のゲイとして、自分の人生をエレガントに、そして自信を持って表現した最初の一人でした」と説明した。そして、「アーカイヴには、彼自身の人生に由来しないものは何一つなかった」とし、「（ヴァレンティノにおいて）彼は"働いている"という感覚ではなく、ただ自分の人生を生きているだけだったのでは」と考察。ヴァレンティノは、創設者の人生が服に密接しているブランドであり、その強烈な感覚を再び生み出すためには、ミケーレ自身もまた、ありのままに自身の人生を反映させる必要がある。　装飾主義のマキシマリストとして、ミケーレが提示する非実用性の価値は、今日のファッションの風向きを変えるだろうか？
ファッションとしての新しさの提案ではなく、懐古的ともいえるミケーレのコレクションはゲームチェンジャーとは言い難いが、静かに波紋を広げることにはなりそうだ。　ラグジュアリーファッション全体の成長も考慮する必要はあるが、グッチ在籍時にミケーレは売上を3倍も伸ばしたという。そして現在のヴァレンティノは、グッチの9分の1ほどの売上高と言われている。ミケーレが「グッチ」を離れたのは、業績の停滞が理由のようだが、実際、ミケーレのファンは多くいるはず。グッチとヴァレンティノの経済規模の大きな差を踏まえると、今回の大胆な路線変更が既存のヴァレンティノの顧客を離れさせてしまったとしても、ブランドとしては大幅な業績アップが見込めるのではないか。　派手ではあるもののショッキングなアイデアはなく、「ミケーレは大人しくなったのか？」と言われると、それはわからない。ミケーレが事実上のクリエイティブ・ディレクターとしてデビューしたグッチ2015年秋冬コレクションを振り返ると、ミケーレのエッセンスは感じられながらも、そのデザインは比較的シンプルなものだった。なので今はまだ、彼が方向性を定めている、トーンセットを行なっている段階なのではないかとも予想できる。　そして、今回欠けていたエッセンスといえば、メンズウェアのデザインコードが挙げられる。おそらく、ミケーレが今回参照した1960年代から1980年代にかけてのヴァレンティノに、十分なメンズウェアのリファレンスがなかったことに起因し、ここにはミケーレの息吹を吹き込む余地が大いにある。そして、ヴァレンティノ・ガラヴァーニの時代にあった"贅"の感覚と、ヴァレンティノに漂う"ある種の軽薄さ"は、来年1月に控えた彼の初のクチュールショーで見られるのかもしれない。

VALENTINO

アレッサンドロ・ミケーレの「ヴァレンティノ」ランウェイデビューを考察　"非実用的"な装飾主義はモードの風向きを変えるか？

　同店は、2016年4月にオープン。今回のリニューアルでは、「オールドアメリカ」をコンセプトに、ブランド創業者の1人であるドリス・フィッシャーの名前に因んだカフェ「Doris Milk Bar」やプリントシール機を新たに設置する。　世界で初めてオープンするDoris Milk Barでは、アメリカンダイナーをイメージしたレトロな空間で、オリジナルブレンド（450円）やミルクシェイク（880円）、アイスクリームドーナツサンドウィッチ（880円）、チョコレートブラウニーサンデー（880円）などのドリンクやフードメニューを提供。　韓国で人気のプリントシール機「Photoism」を設置したフォトブースでは、写真をプリントできるほか、撮影シーンを動画データとしてダウンロードも可能。ブランドロゴやアイコンキャラクターの「ブラナンベア」がデザインされた5種類のオリジナルフレームから選択できる。プリントシール機のエリアには、フィッティングやメイクアップスペースも設置するという。　また、リニューアルオープンを記念して、「キントー（KINTO）」とコラボレーションしたタンブラーやマグカップの発売を予定している。

「ギャップ」ユニバーサル・シティウォーク大阪店がリニューアル、カフェやプリントシール機を新設

　「シーオール（SEEALL）」が発表したEDITION.12ウィメンズコレクション。

SEEALL

　「シーオール（SEEALL）」が発表したEDITION.12メンズコレクション。

　ステファノ・カンティーノは、プラダグループに20年間在籍し、マーケティングやコマーシャルの領域で責任者を歴任後、「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」でコミュニケーションとイメージ戦略の統括を担当。2024年5月にグッチに副CEOとして入社した。CEO就任後はイヴ・サンローラン社長兼CEOで、ブランド開発を担うデピュティCEOを兼任するフランチェスカ・ベレッティーニ（Francesca Bellettini）の直属となる。　現CEOのジャン＝フランソワ・パルス（Jean-François Palus）は、1991年にケリンググループに入社。2023年7月からグッチのCEOを務め、ブランドが新たなステップに進むための土台を築いてきた。フランチェスカは「この過渡期におけるジャン＝フランソワのグッチへの献身と忠誠に深く感謝しています。ステファノとグッチチームは、過去15ヶ月間で築き上げたものを土台に、グッチをブランドにふさわしいリーダーシップへと復活させるというミッションを成功させることを確信しています」とコメント。また、ケリングの会長兼CEOのフランソワ＝アンリ・ピノー（François-Henri Pinault）は「特に困難な時期にジャン＝フランソワはメゾンが必要としていた勇気ある決断を下し、ステファノの執政のもと、新たなグッチが再び繁栄するための健全な基盤を築きました。また、ジャン＝フランソワが過去30年にわたり、私との緊密で絶え間ない協力関係を築いてくれたことは、本当にかけがえのないものでした」と称えた。ジャン＝フランソワはグッチCEO退任後、ケリングを退社すると見られる。

GUCCI

グッチがトップ交代　新CEOにステファノ・カンティーノが就任

　「オダカ（ODAKHA）」が発表した2025年春夏コレクション。

ODAKHA

　「オーユーエーティ（OUAT）」が発表した2025年春夏コレクション。

OUAT

　ジュエリーブランド「プリーク（PREEK）」が発表した2025年春夏コレクション。

PREEK

　「ヴェルヴェティ インディゴ ブルー ブラック（VELVETY INDIGO BLUE BLACK）」が発表した2025年春夏コレクション。

VELVETY INDIGO BLUE BLACK

SNSで見つけた、おしゃれでセンスのある憧れのあの人。「どんな毎日を過ごしているの？」「なにが好き？」「おしゃれの参考にしているファッションアイコンは？」など、気になるアレコレをisutaエディターがインタビュー形式で紐解いていく、「センスフルな憧れちゃん」。第84回目の“憧れちゃん”は、東京・祐天寺にお店を構える「studiolab404.com（スタジオラボ404ドットコム）」の店舗スタッフとして接客を行いながら、デッドストック商品の縫製・加工も行う・Luluさん。おしゃれさんが集まるお店で人気のアイテムや愛用している香りもの、コーデのマイルールなどを、isutaエディター・maayaが教えてもらいました。憧れちゃん vol. 84：「studiolab404.com」店舗スタッフ・LuluさんLuluさんってどんな人？祐天寺にある、古着とオリジナルアイテムを販売するショップ「studiolab404.com」で、店頭に立って接客をしながら、『404 irregular』をメインで担当。デッドストック商品の縫製・加工を行っている。個人のInstagramではなかなか知ることができない、お仕事のことからプライベートのことまで幅広く聞いちゃいました！Instagram（＠lulu.lululu.lulu.lulu）「studiolab404.com」でどんなお仕事しているの？maaya：Luluさんは、接客のほかに「studiolab404.com」のオリジナル商品も制作されているとか。Lulu：はい、デッドストック商品をより魅力的な商品に蘇らせる『404 irregular（404イレギュラー）』ラインの企画考案からメインで担当し、縫製・加工まで行っております。Lulu：例えば、こちらのコーデュロイのハットは、デッドストックの商品に鮮やかなサークルデザインを手作業で染め加工したものになります。1つ1つポイントが違うので、唯一無二のアイテムですよ！秋本番に向けてお店で人気のアイテムmaaya：「studiolab404.com」は、『センスフルな憧れちゃん』の過去出演者からも人気が高いショップで、まさに感度が高いおしゃれさん達が集まるお店の印象です。そんな「studiolab404.com」で、この秋に人気のアイテムが知りたいです！Lulu：今だと薄手アウターのコットン系のジャケットや、スポーティーなジャージなどが人気ですね。Lulu：写真のアイテムは、デッドストック商品の「French Training Jacket」。胸元のロゴマークがアクセントになった、トラックジャケットです。スカートに合わせてもかわいいですよ。Lulu：メキシコ発ブランド「banzo（バンゾー）」のハンドメイドで制作されたシャツも人気。すべて1点ものデザインで、特別感たっぷりです！いま「studiolab404.com」で買うならコレがおすすめmaaya：Luluさんイチオシの、「studiolab404.com」アイテムが知りたいです。Lulu：淡いカラーの「シャギードッグニットベスト」は、ウールでできていますが、とっても軽くふんわりしていて、ロングシーズンで着られるアイテム。育てていく楽しみがある、長く着用できるニットベストになっています。Lulu：タウンユースもできる、心地よい肌ざわりのカシミヤのルームウェアもおすすめ。私も持っていて、バイカーショーツっぽい「カシミヤルーズショーツ」は、Tシャツとブーツに合わせて愛用しています。インスピレーションを受けているアレコレmaaya：販売アイテムの制作もおこなっているLuluさんが、日ごろインスピレーションを受けているものが知りたいです。Lulu：「本」が多いと思います！卒業した大学の図書館は、お目当ての本が揃っていることが多くてよく利用しています。Lulu：書店にもよく行くのですが、東京・南青山にある、古書店「帽子堂」でゲットしたこちらの本は、とってもお気に入り。カラーデザインやテキスタイルの本が好きで、リサーチがてらよくチェックしています。maaya：具体的には、本からどんな風にインスピレーションを受けているのでしょう？Lulu：目的を持たずに、なんとなく眺めるようにしています。デザインに悩んだ時、パラパラとめくって読み返すことも。インスピレーションを受けようと意識して読んでいるわけではありませんが、自然と作品に影響を与えているかもしれません。おしゃれさんが愛用しているお香や香水maaya：Luluさんが、日ごろルーティンにしていることがあれば教えてください。Lulu：香りものが好きで、1日の最後にリラックスしたい時や空気を入れ替えたい時には、お香を焚くようにしています。Lulu：「APFR（アポテーケ）」はストックするほど愛用していますが、特に最近お気に入りなのが、大阪のイベント時にたまたま出合って購入した写真の「薫玉堂（くんぎょくどう）」のお香。朝の準備時間に焚くのにちょうど良い長さで使っています。maaya：好きな香りの共通点はありますか？Lulu：やわらかな香りが好みかもしれません。香水は「FUEGUIA（フエギア）」のバジルの香り『Basilicum』が好きで、ずっと使っています。バジルの香りが珍しいですし、私がよくシャツを着るので、シャツのパリッとした感じに合う爽やかな香りなのもお気に入りポイントです。コーデのマイルールってある？maaya：ここからは、Luluさんのおしゃれテクニックについて深堀りさせてください！普段コーデを組む際に、意識されていることは何ですか？Lulu：身長が152cmと小柄なため、全体のバランスがよく見えるように“シルエットのメリハリ”は大事にしています。どこかをオーバーシルエットにしたら、他はタイトに見せていますね。ゆったりとしたトップスならタイトなパンツを持ってくる。Lulu：反対にトップスが比較的肩幅ぴったりなデザインなら、ゆるっとしたパンツを合わせるなどを、意識しています。maaya：おしゃれに見せる、小物使いのテクニックも知りたいです！Lulu：ジュエリーが好きで、ファッションに合わせていろいろ変えていますね。接客する際によく見える手元は、力を入れている部分。大好きなぷりぷりした丸みのあるリングをレイヤードして、こなれ感を演出しています。最近買ったお気に入りのジュエリーmaaya：Luluさんの最近買ったお気に入りのアイテムは何でしょう？Lulu：「studiolab404.com」で購入した、ゴールドのネックレスです！これまで純金のネックレスを持っていなかったのですが、「studiolab404.com」ディレクターの小林さんに「似合うと思うよ」と背中を押されて、購入しました。1番のポイントは14Kゴールドなところですが、贅沢にダイヤとエメラルドが施されており、少し大人な気分にさせてくれます。Lulu：チャーム部分と別々で購入したブロックチェーンもお気に入りで、ちょうど良いレングスも◎ 毎日つけて愛用しています！集めているアイテムmaaya：Luluさんがつい集めてしまうものって何でしょう？Lulu：シャツが好きで、最近は「RALPH LAUREN（ラルフローレン）」のヴィンテージのキッズサイズシャツを集めています。Vネックデザインや素材感が好みですし、作り手視点だと、キッズアイテムでもディテールが細かいところやストライプの使い方がお気に入りポイントですね。将来叶えたい夢は？maaya：最後に、Luluさんが将来叶えたいことを教えてください。Lulu：メインで担当している、『404 irregular』の拡大が一番の目標です！また今後は、お洋服以外にもセラミックを使った制作に携われたらと思っています。＼取材メモ／終始ニコニコしながら丁寧に質問に回答くださったLuluさん。『404 irregular』の商品もお店でたくさん見せていただき、唯一無二の特別感があってどれも欲しくなってしまいました…。お店で人気のカシミヤのルームウェアは、まさにこれからの時期にぴったり。バイカーパンツを狙っている私にドンピシャのアイテムだったので、今度じっくりお店でチェックして買っちゃおうかな。byエディター・maayaLuluさんのお話に出てきたお店やブランドはこちら・studiolab404.com・banzo・帽子堂・APFR・薫玉堂・FUEGUIA

ISUTA

studiolab404.comのスタッフが伝授、コーディネートのマイルールと“シルエットのメリハリ”

　「バレンシアガ（BALENCIAGA）」の2025年サマーコレクションは、アーティスティック・ディレクター デムナ（Demna）自身の幼少期における経験を描写。発表直前に招待客宛に送られたショーノートの「ファッションに関する私の初期の記憶は、段ボールにルックを描き、それを切り抜き、祖母のキッチンテーブルでファッションショーをしていたことから始まります」という内容になぞらえ、木製の長いダイニングテーブルがランウェイとなった。　ショーノートの続きに「35年後、このショーは私を、私のビジョンの始まりに再び結びつけます。独自の視点を持つファッションへのオマージュです」と記載されている通り、今シーズンはデムナの服作りへのピュアな思いとともに、創造的なアイデアとテクニックが注ぎ込まれた。　コレクションの序盤は、レースのランジェリーをトロンプルイユで表現。ブラジャーはボディタイツに織り込まれており、ボトムもタイツにショーツが一体化したパンタシューズで、アンダーウェアの概念を覆す。コルセットの編み上げのディテールを、ドレスやデニムのバックスタイル全体に施したシリーズは、意外性をはらみセンシュアルなムード。中盤はコクーンシルエットのショート丈ブルゾンに、スーパーローライズのブーツカットジーンズを合わせたスタイルが続いた。終盤は何着もの異なるウェアがランダムにつなぎ合わされたメッシー（messy）なスタイルで、中世の貴族のようなハイカラーがジーンズで作られたコートが象徴的。同一のアイテムをコートとビスチェドレスといった2wayで男女のモデルが着るなど、秀逸なパターンテクニックも見られた。一転して超ミニマルなビスチェとパンタシューズの5体が続いた後、ラストは創設者クリストバル・バレンシアガのコードを未来へと継承するイブニングウェアでショーを締め括った。

BALENCIAGA

キッチンテーブルがランウェイに　幼少期の記憶

　「シャネル（CHANEL）」2025年春夏コレクションは、修復工事を終えたグラン パレが会場。中央に巨大な白い鳥籠が設置され、ランウェイは公園や庭を想起させるベンチや椅子が設置された。　シャネルのクリエイション スタジオが手掛ける今シーズンは、創設者ガブリエル・シャネルのように社会の厳しいまなざしから自らを解き放った女性たちへのトリビュートとして、飛翔の物語を表現したという。ショート丈のツイードのセットアップをはじめ若々しく軽やかなスタイルと、フェザーの装飾やモチーフが特徴。ガブリエルと親交が深かったアーティストで文豪のコレット、「狂騒の20年代」を象徴するギャルソンヌ、そして女性飛行士たちを思い起こさせるスタイルも。ガラス張りの身廊の天井から差し込む光に包まれ、自由の風が吹き抜けるようなショーとなった。　フィナーレではエルヴィス・プレスリーの孫で女優のライリー・キーオ（Riley Keough）が登場し、鳥籠の中の空中ブランコに乗って鳥のように歌声を披露した。