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　2025年1月に発表した2024年通期（2024年1月〜12月）の業績でも、グッチは前年比23％減と大きく売り上げを落としている。今回の報告では売上減の要因として、店舗来店客数の低迷が挙げられた。3月に新アーティスティックディレクターに就任したデムナ（Demna）に、ブランド立て直しへの期待がかかる。　他ブランドでは、「ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）」が前年同期比4％増の4億500万ユーロ（約655億6767万円）と健闘。「ブシュロン（BOUCHERON）」や「ポメラート（Pomellato）」などのジュエリーブランドの売上も増加した。「サンローラン（SAINT LAURENT）」は同8％減の6億7900万ユーロ（約1099億2704万円）と落ち込んでいる。　地域別では、日本を除くアジア太平洋が同25％減と大きく落ち込んだほか、西ヨーロッパと北米が同13％減、日本が同11％減と、厳しい状況が続いている。　今回の決算についてフランソワ＝アンリ・ピノー（François-Henri Pinault）ケリング会長兼CEOは「予想通り、ケリングは厳しい年初を迎えました。業界が直面するマクロ経済の逆風を乗り切るため、私たちは警戒を強めています。この状況を乗り越え、より強くなると確信しています」とコメントしている。※前年比実績は為替変動などの影響を除く1ユーロ＝161円■ケリング 2025年第1四半期連結業績売上高：38億8300万ユーロ（前年同期比14%減）

GUCCI

BOTTEGA VENETA

SAINT LAURENT

BOUCHERON

Business

不振が続くケリング、25年第1四半期は売上14％減　グッチが24％減と低迷

　同社は、マークのクリエイティビティと、アーティストとしての大胆なアプローチや自由なスピリットが、メゾンの根底にある価値観と共鳴したとして起用を決定。マークは2016年4月にNCT Uでデビュー。グループ内では、メインラッパーとメインダンサーを務めており、今年4月には初のソロアルバムもリリースする。

Fashion

ブシュロンがボーイズグループ NCTのマークをフレンドに起用

　「グランメゾン・パリ」は、木村拓哉主演のTBS系ドラマ「グランメゾン東京」の映画版。木村拓哉が演じるフレンチシェフ尾花夏樹がアジア人初のミシュラン三ツ星獲得を目指すストーリーを描く。　ブシュロンのパリ・ヴァンドーム広場本店は、創業者のフレデリック・ブシュロン（Frédéric bouchern）が1893年にヴァンドーム広場にメゾンとして初めてオープンした店舗。広場の一等地でありかつて貴族の邸宅だった26番地に位置している。映画で登場する店舗4階は、2018年の大改装時に新設されたアパルトマン。実際にVIP顧客が宿泊することもできるスペースで、歴史ある本店を映画撮影のために特別にロケーション提供したという。同店が舞台となった冒頭のガラディナーのシーンでは、ゲストたちがそれぞれブシュロンのハイジュエリーを纏い、細部に至るまでブランドの世界観が反映されている。

ブシュロンが木村拓哉主演の映画「グランメゾン・パリ」にロケーションを提供　冒頭シーンに登場

　ポップアップは、ハイジュエリーや日本初公開のイノベーティブコレクション、特別なキャトルのディスプレイで空間を彩るほか、体験型コンテンツも充実。キャトルを実際に試着できるタッチ＆トライコーナー、ゲームやタトゥーバー、フォトブースなどを展開。さらに、人気パティスリー「パティスリィ アサコ イワヤナギ（PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI）」とのコラボレーションスイーツなど、このイベント限定のスペシャルなコンテンツを楽しめる。来場予約はブシュロン公式LINEアカウントのトーク画面下部メニューより受け付ける。

ブシュロンがアイコン「キャトル」20周年記念のポップアップを原宿で開催　フォトブースやコラボスイーツを展開

　MINAは、TWICEの日本人メンバーとして2015年にデビューし、JYPエンターテインメントに所属している。今後はメゾンの新アンバサダーとして、キャンペーンやメディアで様々なコンテンツに登場する予定だ。　今回の日本アンバサダー就任についてミナは、「伝統と革新を重ねるハイジュエリーメゾンであるブシュロンのアンバサダーに就任することを光栄に思います。この素晴らしい機会を通じて、自分自身をより高め、ブシュロンの唯一無二のアイデンティティを表現したいと思います。」とコメントしている。

TWICEのミナが「ブシュロン」の日本アンバサダーに就任

　オル ブルーは、生命の源である「水」をテーマに、水の色、質感、流れ、光の反射、透明感など、水のあらゆる形態と自然の美しさを全26作品で表現。クリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌ（Claire Choisne）が訪れたアイスランドから着想を得たという。　流れ落ちる滝のようなダイヤモンドとホワイトゴールドのロングネックレス「カスケード（CASCADE）」、ダイヤモンドビーチの氷をロッククリスタルとダイヤモンドで表現した「アイスバーグ（ICEBERG）」、そして水の流れによって彫刻された氷河のようなロッククリスタルのブレスレット「シエル ドゥ グラース（CIEL DE GLACE）」といった写実的なハイジュエリーを制作。飛び散る水しぶきの動きを捉えた「オー ヴィーヴ（EAU VIVE）」は両肩に身につけるユニークなショルダージュエリー。そして氷柱を再現した「ジヴレ（GIVRE）」は、ブローチ、イヤリング、ショルダーブローチ、リングの4点で構成され、ダイヤモンド、パール、マザーオブパールを繋ぎ合わせることで氷から水が滴り落ちる瑞々しさを表現した革新的なジュエリーセットとなっている。

ブシュロン、「水」がテーマのハイジュエリー「オル ブルー」を制作　氷河や滝を表現

　同社が買収したジュエリー工房は、フランスの若手起業家兼宝石職人のセドリック・ガンジェミ（Cédric Gangemi）が2017年にパリ・ヴァンドーム広場近くに設立。ブロンドー（Blondeau）、ベルター（Belter）、シャンソン（Chanson）、FGデベロップメント（FG Développement）の4つの企業で構成されており、CADデザイナーや宝石細工職人、セッティング職人、研磨職人など、ジュエリー製作の各工程を担当する約60人の職人が在籍し、それぞれが連携してハイジュエリーの製作を行っている。　ブシュロンのエレーヌ・プリ・デュケン（Hélène Poulit-Duquesne）CEOは、「今回の買収によってブシュロンの工房の生産能力を強化することで、卓越したクラフトマンシップを維持しながら、高まるお客様の需要にお応えすることができるようになると思います」とコメントしている。

「ブシュロン」がパリのハイジュエリー工房を買収、生産能力拡大のため

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