ニュース

　「La Famiglia」コレクションは、「Gucciness（グッチらしさ）」を探求する試みとし、ラゲージを含む38ルックで構成。写真家キャサリン・オピーによるグッチファミリーのポートレートを通じて、ブランドのコードを再解釈したという。ルックブックは肖像写真のように額縁で飾られ、額縁にはそれぞれ名前が施されており、グッチをまとった人々の個性を浮かび上がらせる。　ミラノで開催されるプレゼンテーションでは、スパイク・ジョーンズとハリナ・ラインが制作した短編フィルムを上映。その模様はライブ配信が予定されている。　「La Famiglia」コレクションは、プレゼンテーション2日後の9月25日から10月12日まで、北京SKP、ビバリーヒルズ ロデオドライブ、ロンドン ニュー ボンド ストリート、ミラノ モンテナポレオーネ、パリ モンテーニュ、ソウル 清潭（チョンダム）、上海 プラザ66、シンガポール マリーナベイサンズ、東京 グッチ青山、ニューヨーク グッチ ウースターの10店舗で販売となる。

GUCCI

Fashion

グッチ、デムナによる初のコレクション「La Famiglia」公開　世界10店舗で限定販売へ

　同コレクションは、「ブルジョワジー」のドレスコードの考察から出発。ウィメンズのテーラードウェアには、顔を縁取るチューリップ型のラペルや、メディチ家を彷彿とさせるハイカラーのネックラインを施した。メゾンの伝統である彫刻的な構造の衣服は、より軽やかで簡潔なスタイルにアレンジ。誇張されたアワーグラスのシルエットは、快適な仕様に再構築したコルセットで叶えた。　軽量なテクニカルシルクのボンバージャケットや、夏用のタフタ素材で仕立てたブルゾン、サイドシームのないパファーコートといったカジュアルウェアも登場。クチュールを日常のワードローブに落とし込むというアイデアから、「神の繊維」とも呼ばれる高級素材ビキューナを用いたマキシコートや、300kmにも及ぶタフテッド刺繍でコーデュロイの畝を表現したパンツなどが披露された。　創業者のクリストバル・バレンシアガ（Cristóbal Balenciaga）のデザインや設計思想も随所で引用。「Danielle スーツ」では1967年のハウンドトゥースのアンサンブルを再現し、帽子制作の技術で成形した縫い目のないギュピュールレースのガウンは、メゾンの美学を体現するルックとしてフィナーレを飾った。　ハリウッドの黄金時代へのオマージュとして、マリリン・モンロー（Marilyn Monroe）ら往年の名女優のスタイルから着想を得たルックも披露。フェザーの刺繍をあしらったファーコートをまとったキム・カーダシアン（Kim Kardashian）は、エリザベス・テイラー（Elizabeth Taylor）を思わせるダイヤモンドのペンダントイヤリングを付けて登場した。ジュエリーデザイナーのロレイン・シュワルツ（Lorraine Schwartz）は、そのほか総計1000カラット以上ものカスタムジュエリーを制作したという。　また、今回のコレクションでは、外部のアトリエとのコラボレーションも実施。「サルトリア パニコ（Sartoria Panico）」など、イタリア・ナポリを代表する4つの老舗テーラーと共に制作したテーラードスーツは、ナチュラルなナポリスタイルで仕立てた。「ワンサイズ・フィット・オール」をコンセプトに、ボディビルダーの体に合わせて仕立てた9着のスーツを、さまざまな体型のモデルが着用している。また、フランスに現存する数少ない扇子メーカーである「デュベルロイ（Duvelleroy）」と協業した扇子も登場。1点につきおよそ200 時間を要する職人技と、デジタル技術の活用によって、同社の2つのアーカイヴを忠実に再現した。　なお、デムナは今年3月に「グッチ」のアーティスティックディレクターへの就任を発表。デビューコレクションは2026年以降を予定しているという。バレンシアガは、デムナの後任としてピエールパオロ・ピッチョーリ（Pierpaolo Piccioli）を任命。10月のパリファッションウィークで初のコレクションを披露する。

BALENCIAGA

「バレンシアガ」がデムナによる最後のコレクションを発表　2025年秋冬オートクチュール

　コラボシューズは、バレンシアガの2025年秋冬コレクションに登場。バレンシアガのクリエイティブディレクターであるデムナ（Demna）の「これまでで最も快適なヒールを作りたい」という想いから生まれたという。　アイテムは、ショールのコルク製フットベッドを備えナッパシープスキンを採用。ミュール（10万1200円）やヒール付きサンダル（12万3200円）などを展開する。

バレンシアガが伊老舗「ショール」とコラボ　“これまでで最も快適なヒール”を備えたシューズ発売

　デムナは、2015年に「バレンシアガ（BALENCIAGA）」のアーティスティックディレクターに就任。以来、10年にわたり同ブランドのコレクションを手掛けてきた。今年7月のクチュールコレクションをもって、同職を退任し、グッチのアーティスティックディレクターに就任する。　今回の任命に際して、ケリングのフランソワ・アンリ・ピノー会長兼CEOは、「デムナのファッション業界、バレンシアガ、そしてグループの成功への貢献は計り知れません。彼のクリエイティブな力は、まさにグッチに必要なものです」とコメント。グッチのCEO ステファノ・カンティーノは「デムナの独創的で力強いアプローチにはいつも感心させられます。ブランドのアイコニックな遺産を尊重しながら、現代的な感性を取り入れる彼の能力は並外れたものです。グッチの強固な基盤を足がかりに、デムナはグッチを新たなファッションの権威と永続的なブランドへと導いてくれるでしょう」とコメントしている。　デムナは「グッチファミリーの一員になれることを嬉しく思います。私が深く尊敬し、長い間憧れてきたメゾンに貢献できることを光栄に思うと同時に、ステファノやチーム全体とともに、グッチの素晴らしいストーリーの新たな章を書き上げることを楽しみにしています」と語っている。

デムナがグッチのアーティスティックディレクターに就任

　「Raw Architecture」のコンセプトに基づく店内では、ウィメンズとメンズの最新コレクションに加え、限定アイテムを3フロアにわたり展開。解体されたガラスパネルにより3フロアが一体化しているように見えるファサードなど、既存の要素や蓄積された歴史を掘り起こすバレンシアガのサステナブルな手法が反映される。　オープンに合わせ、ローカルの工芸品や職人技の継承を称える取り組みとして、現代陶芸の専門店「銀座 黒田陶苑」の監修により特別に制作された陶器の茶碗や花瓶を数量限定で販売。また、ビルを運営する虎屋との協業によりブランドロゴを配した「とらや」の和菓子を限定で提供する。　さらに、エクスクルーシブなバレンシアガ 銀座シリーズが登場。東京タワーのグラフィックをあしらったTシャツ（12万1000円）やTシャツドレス（14万800円）、フーディー（19万4700円）のほか、「Ginza Tokyo」タグ付きのTRIPLE S スニーカー（15万700円、全て税込）を限定販売。またLE CITY M バック（38万9400円）のグレーが先行発売となる。　オープン初日の4月27日から29日まで、バレンシアガ クチュールの貴重なアーカイヴセレクションの展覧会「Dresses Beyond Time」を店内で開催。ブランドのLINE公式アカウントで予約を受け付けている。

バレンシアガ、銀座のトラヤ ギンザ ビルディングに旗艦店出店　クチュールのアーカイヴ展も

　「バレンシアガ スキーウェア」コレクションは、アーティスティック・ディレクターのデムナ（Demna）が手掛けるバレンシアガならではのデザインやシルエットを踏襲しながら、革新的な素材や技術を採用。スキー、スノーボード、ハイキングといった幅広いウィンタースポーツに対応するアイテムを幅広く展開している。　鏡面仕上げのスキー板（79万8600円）は世界で200台、スノーボード（71万8300円）は300台限定で、いずれもシリアルナンバー付き。イタリアのメーカー「ブリコ（BRIKO）」とコラボレーションしたヘルメットをはじめ、各種スキーポールやアイウェアなど本格的なギアが揃う。バックパックやベルトバッグは撥水加工のリサイクルナイロン製で、ゴーグル用のポケットが装備されている。　コレクションのメインカラーは、ブラック、ホワイト、レッドの3色。パファージャケットやフーディーはタウンでも着られるデザインで、撥水加工のジーンズやカーゴパンツ、ゴーグル付きのビーニーといった、機能性に優れたウェアがユニセックスでラインナップする。また、人気の3XL スニーカーが雪対応となり、ハーネスとチェーンによって取り付けられるアイゼンが付属。Alaska ブーツはオーバーサイズで、特徴的なプロポーションに仕上げる。　伊勢丹新宿店のポップアップのオープン初日に訪れた栁俊太郎は、床から壁までスキー仕様に作り込まれた店内装飾に感嘆の声を上げた。自宅からスキー場まで車で20分程度という環境で生まれ育ったことから、スキーを楽しんでいた子どもの頃を思い出したという。店内で気になったアイテムは、着用したレッドのスリーブレス SKI PUFFER（伊勢丹新宿店 メンズ館 ポップアップ限定アイテム 51万7000円）や、雪に溶け込むようなホワイトのアウターウェア。スキー板の形をしたパネルで作られたベンチに腰掛けて、白銀のゲレンデに思いを馳せた。（価格は全て税込）

雪国生まれの栁俊太郎が着る「バレンシアガ スキーウェア」 伊勢丹新宿店にポップアップオープン

entrybody_more

image_01

image_top_off

image_gallery_check

distribute_ng

ad_ng

ad_mark

layout_wide

article_paginate

yahoo_news_xml_process_type

image_01_caption

image_01_credit

image_01_alt

yahoo_top_image_only

auto_sns_post_option

not_sns_reshare

prevent_title_covering_image

cooperated_article

not_brand_auto_link

ranking_include

not_dictionary_auto_link

top_page_wide_image_manual_cropping

top_page_wide_image_manual_cropping_position

london diary

yahoo_image_title

yahoo_image_url

ヴィンテージマスター 十倍直昭が、手に取りやすい価格でヴィンテージとしての楽しみも味わえる隠れた名品を「令和のマストバイヴィンテージ」として紹介。

background_video_credit

ニュース記事一覧タグ「デムナ」の
記事一覧

FEATURE & SERIES特集ピックアップ

ニュース記事一覧タグ「デムナ」の記事一覧

FEATURE & SERIES特集ピックアップ

ニュース記事一覧タグ「デムナ」の
記事一覧