キナーの「アフタースポーツ リカバリーサンダル」
Image by: FASHIONSNAP
モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第3弾のテーマは、夏場に1足は持っておきたい「リカバリーサンダル」。さまざまなスポーツブランドやアウトドアブランドが展開していますが、その履き心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第8回は、イタリア発のスポーツシューズブランド「キナー(KINNER)」から、定番のリカバリーサンダル「アフタースポーツ リカバリーサンダル」をレビューします。
■リカバリーサンダルとは?
ランニングやハイキング、ジムでのワークアウトなど、アクティビティ後の足の回復をサポートするために開発されたサンダル。衝撃吸収性を備えたクッション性のあるフットベッドが特徴で、着用時のストレスを軽減することで、筋肉修復のサポートをします。近年では、日本でも展開ブランドが増え、注目を集めています。
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キナーってどんなブランド?
キナーは、1981年、イタリア・ヴェネト州でレザーブランドとしてスタート。現在は、スポーツシューズの生産に注力し、イタリアを中心に、ヨーロッパ圏のラグビーやサッカーなどのスポーツ選手に愛用されるシューズを展開しています。
定番「アフタースポーツ リカバリーサンダル」を履いてみた
アフタースポーツ リカバリーサンダル
キナーが定番アイテムとして展開する「アフタースポーツ リカバリーサンダル」は、その名の通り、運動後の回復を目的に開発されたサンダルです。キナーが長年培ってきたスポーツシューズ開発のノウハウをもとに、スポーツシューズに求められる快適さを第一に考えて設計。衝撃吸収性とクッション性に特化した特殊配合のソールに、濡れた地面でも滑りにくいソール形状と、適度な硬度に設計することで安定感を向上したほか、インソールとアウトソールには、それぞれ異なる配合のパーツを採用することで、足へのストレスを緩和しています。
履き心地は?
インソールは、クッション性の中に硬さもあり、安心感のある履き心地です。柔らかさのレベルは2。足に密着しすぎないサラサラとした程よい質感で、アッパーには複数の穴が空いているので、長時間履いていても蒸れにくく履き心地が良いです。スライドタイプなので、裸足での着用はもちろん、靴下を履いた状態で室内履きとしても使用できるのが嬉しいですね。
※ソールの柔らかさをFASHIONSNAP独自の判断で3段階にわけて評価!
レベル1:安定感のある反発力を備えた履き心地
レベル2:高い反発力とクッション性を兼ね備えた履き心地
レベル3:クッション性が高く足当たりの良いフカフカな履き心地
ソールの厚みは?
ソールの厚みは、つま先部分が一番薄く約3cm、土踏まずと踵部分は4cmで、オフセットは約1cm。スムーズな体重移動を叶えた設計となっています。
■オフセットとは?
ソールの前部と後部の厚みの差のことで、「ドロップ」とも呼ばれています。オフセットの値が大きいと歩行時の体重移動がスムーズになり、着用時のストレスが軽減されます。
重さは?
重さは、170.5g(27cm/片足あたり)。今回検証したリカバリーサンダルの中では、ちょうど中間くらいの重さでした。
※重さのイメージ:「ヴァンズ(VANS)」の定番モデル「オーセンティック(AUTHENTIC)」(27cm/片足あたり)は372g。
サイズ感は?
S〜LLの全4サイズ展開で、25〜28cmの足に対応しています。27cmの記者がLサイズを着用して、ピッタリのサイズ感だったので、基本的には普段着用しているサイズを選ぶのがおすすめ。フリップフロップタイプなので、スリッパとして余裕を持って履きたい場合には、ワンサイズ上げても良さそうです。
価格は?
キナーのリカバリーサンダルの最大の魅力とも言えるのが、そのリーズナブルな価格設定。今回、検証したサンダルの中で最も安価な税込4950円で、平均(税込7911円)と比較しても群を抜いています。リカバリーサンダル初心者の人には、エントリーモデルとして挑戦しやすい価格帯と言えます。
■キナー:公式サイト
【連載:ファッションギークへの道】
■リカバリーサンダル編
vol.1「ウーフォス」
vol.2「キーン」
vol.3「テンシャル」
vol.4「サロモン」
voi.5「テリック」
vol.6「リグ フットウェア」
vol.7「ザ・ノース・フェイス」
vol.8「キナー」
vol.9「ホカ」
vol.10「コロンビア」
vol.11「ダナー」
■白T編
vol.1「Hanes Red Tag」
vol.2「FRUIT OF THE LOOM」
vol.3「UNIQLO」
vol.4「RED KAP」
vol.5「PRADA」
vol.6「anvil」
vol.7「無印良品」
vol.8「Hanes Blue Tag」
vol.9「SUNSPEL」
vol.10「Champion」
vol.11「Supreme × Hanes」
vol.12「FilMelange」
vol.13「Healthknit」
vol.14「JIL SANDER」
vol.15「Hanes BEEFY」
vol.16「ANATOMICA」
vol.17「GILDAN」
vol.18「COMME des GARÇONS SHIRT」
vol.19「ACNE STUDIOS」
vol.20「HEAVY WEIGHT COLLECTIONS」
vol.21「United Athle」
vol.22「Hanes Gold Tag」
vol.23「VALENTINO」
vol.24「Carhartt」
vol.25「COTTON STAFF」
vol.26「visvim」
vol.27「Hanes T-SHIRTS Japan Fit」
vol.28「CROSS STITCH」
vol.29「Printstar」
vol.30「ONEITA」
■白シャツ編
vol.1「INDIVIDUALIZED SHIRTS」
vol.2「無印良品」
vol.3「MARGARET HOWELL」
vol.4「N.HOOLYWOOD」
vol.5「THOM BROWNE」
vol.6「A.P.C.」
vol.7「ENGINEERED GARMENTS WORKADAY」
vol.8「PAUL SMITH」
vol.9「Gap」
vol.10「BEAMS PLUS」
vol.11「TOMORROWLAND」
vol.12「JIL SANDER」
vol.13「Polo Ralph Lauren」
vol.14「SOPHNET.」
vol.15「THE」
vol.16「SCYE BASICS」
vol.17「KICS DOCUMENT」
vol.18「UNIQLO」
vol.19「digawel4」
vol.20「GUCCI」
vol.21「visvim」
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