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FASHIONSNAPの"中の人"が選んだ 今好きな香り12選

【フレグランス特集】国内外のファッションやビューティのニュースが日々集まるFASHIONSNAP。さまざまなブランドやトレンドに触れ、いち早く新しいものをキャッチし続ける環境の中で、スタッフそれぞれが「好き」と感じるものには理由があります。

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 中でも気になるのが、日常的に身につけるフレグランス。トレンドに敏感な人たちはどんな香りを選び、どんな理由で愛用しているのでしょうか。FASHIONSNAPスタッフが「今、好きなフレグランス」を紹介します。

バイレード(BYREDO)

 「ブランシュ オードパルファン」アルデヒドとローズの爽やかさに、ピオニーとバイオレットの柔らかな花々が重なります。ムスクとサンダルウッドの温もりが広がる、洗い立ての白いシャツのように清潔で気品ある香りです。

凛とした気品、洗い立ての無垢。隅々まで行き届いた純真。私がバイレードのブランシュを表現するとしたらこうなります。どこか懐かしさと優しさを感じるのは仏語で同じ白を意味する「blanc」ではなく、女性単数系の「blanche」から醸し出される余韻でしょうか。喚起されるのは記憶の奥深くに残るありし日の白。性別や嗜好を越えて、幼きを通った誰しもに受け入れられる基本の傑作だと思います。⎯⎯ Reona Mitsuyama:president

トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)

 「ウード・ウッド オード パルファム スプレィ」ローズウッドとカルダモンのエキゾチックなスパイスに、ウード、サンダルウッド、ベチバーのスモーキーな深みが重なります。トンカビーンとアンバーが温もりを添える、豊かで官能的なウッディの香りです。

まるでお香のような、エキゾチックな刺激に驚きながら恐る恐るつけてみると、10分も経てばとろけるような芳醇な香りに。かなり持続し、朝の2プッシュが、夜お風呂に入りながらでも香るほど。まさに、パリで見る「トム フォード」の大人の色気漂うコレクションのイメージにぴったり。⎯⎯ Chiemi Kominato:fashion director

 「タバコ・バニラ オード パルファム スプレィ」スパイスとコニャックを思わせる芳醇な香りに、クリーミーなトンカビーンやバニラ、ココアが重なります。ドライフルーツと甘いウッドの余韻が広がる、温かく贅沢で官能的な香りです。

知り合いのPRの女性がつけていたのをきっかけに購入して以来、早10年ほど愛用しています。シンプルに香りが好みなのと、オード パルファムならではの香りの持続性の高さが魅力です。海外ではポピュラーすぎるのか、パリでのファッションショーの待機中に時折「タバコ・バニラ?」と声をかけられます。⎯⎯ Fumiya Yoshinoushi:fashion director

ディオール(DIOR)

 「グリ ディオール エスプリ ドゥ パルファン」フレグランス コレクション「ラ コレクシオン プリヴェ」をよりミニマムに再解釈した「エスプリ ドゥ パルファン」。グリ ディオール エスプリ ドゥ パルファンは、パチョリを重ねたシダーとアンバーの柔らかさに、バイオレットとブルガリアンローズが深みを添える香りです。

韓国俳優の推しが使っている香り、というぐらいの印象だったグリ ディオール エスプリ ドゥ パルファン。何気に手に取って香ってみたら、アンバーからブルガリアンローズの甘さがゆっくり深く沈みながら、心(心臓)に突き刺さって留まる。身体の中に香りが入ってくる、そんな感覚は初めてかも。秋から冬にかけて、空気が冷たい日はこの香りで。洗練された甘い気分を満喫しています。⎯⎯ Akiko Fukuzaki:beauty director

マティエール プルミエール(MATIERE PREMIERE)

 「ネロリ オランジェ オードパルファム」ネロリとベルガモットの爽やかな輝きに、イランイランとフローラルムスクが柔らかく重なります。オレンジブロッサムの清らかな華やかさが際立つ、晴れやかな香りです。

ネロリの香りに包まれると幸せな気分に浸れるのがお気に入り。オレンジブロッサムの爽やかさもあり、暑い季節はこれ一択です。パリ出張中に訪れたドーバー ストリート パルファム マーケットで出合い、ミニボトルを試したのがきっかけ。気に入りすぎて、次のパリ出張で大きなボトルを購入しました。ミニボトルは今でもバッグに入れて持ち歩いています。⎯⎯ Yuui Imai:media planner

ラルチザン パフューマー(L'ARTISAN PARFUMEUR)

 「ラ セレモニー ドゥ ロンソン オードパルファム」ペッパーのスパイシーさに、シダーの落ち着いた木の香りとオリバナムの神秘的な煙が重なります。静けさの中で心の奥へと誘う、穏やかで瞑想的な香りです。

これまでフレグランスは固定のものがなく、その時々でなんとなくいいなと思ったものをつけていたのですが、発売時のイベントで試香した時に感動し、それ以来これしか使っていません。紀元前3000年から続いてきたと言われる「お香」から着想を得た香りで、ノンシャランで大人なムードをまとわせてくれる1本。人に会ったときかなりの頻度でどこのフレグランスか訊かれ、コミュニケーションのきっかけになるのも嬉しいです。⎯⎯ Taichi Murata:fashion editor

フエギア1833(FUEGUIA 1833)

 「エット ヘム」レモンやスパイスの爽やかさに、針葉樹とシダーの落ち着いたウッディノートが重なります。サンダルウッドの温もりが包み込む、冬の陽だまりや素肌に触れるカシミアを思わせる香りです。

香りは目に見えないからこそ、想像力を掻き立ててくれるものが好き。ストックホルムのホテルとコラボしたエット ヘムは、シダーやサンダルウッドによる静寂さと北欧家具のような温かみ、クローブやピンクペッパーが織りなすひと匙の凛々しさが特徴。第一印象はピリッとモードなのに、徐々に穏やかな雰囲気に変化(英語の販売名「アットホーム」に納得)。エモーショナルで冷静という「器が大きい女」になれる気がするのでお気に入りです。⎯⎯ Manami Hirahara:fashion editor

ロエベ パルファム(LOEWE Perfumes)

 「ロエベ 001 マン オードゥ パルファム」サイプレスの清々しさに、キャロットシードの個性とムスクの柔らかな余韻が重なります。ウッディでムスキーな、フレッシュかつセンシュアルな香りです。

ウッディ系の香りが好きでいろいろ試してきましたが、こちらは甘すぎず、ムスクの色気とサイプレスの爽やかさのバランスが絶妙です。落ち着いた香りでありながら印象に残るようで、いろいろな方から「何をつけているんですか?」と聞かれます。自分らしくまとえる、さりげなく上品なところが気に入っています!⎯⎯ Sumure Sano:SNS editor

シャネル(CHANEL)

 「ココ マドモアゼル クラッシュ アプソリュ」ライチとグレープフルーツの爽やかな幕開けに、ローズとジャスミンの華やかさが重なります。パチュリとアンバーが温もりと官能的な余韻を添える、フレッシュで個性豊かな香りです。

ウッド系の香りは、身にまとうよりもルームフレグランスで楽しむ派だった私が、珍しく「肌につけたい」と思った香り。ライチやグレープフルーツのフレッシュな果実感があり、深みのあるウッディな香りでも気負わずつけられるところが◎。甘さや華やかさの中に落ち着きもあって、これをまとっていると、いつもより少しだけ大人になれたような気分に。背伸びしたいディナーの日や、大人っぽい服を着たい日に手が伸びる、最近の私のお守りのような香りです。⎯⎯ Mayu Kamitamari:beauty editor

ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)

 「ウッド セージ & シー ソルト コロン」アンブレットシードの柔らかなパウダリー感に、海塩の清々しさとセージのアーシーな深みが重なります。英国の風が吹き抜ける海岸を思わせる、軽やかで自然なウッディの香りです。

知人におすすめされたことをきっかけに試し、気に入って愛用しています。海辺の風のような爽やかさと、セージの青々しさ、ほんのりウッディな香りが心地よく、甘すぎないところが好みです。軽やかなコロンなので、気分を変えたいときに気軽に使えるのも魅力。単体で使うことが多いですが、ほかのコロンと重ねて香りの変化を楽しむこともあります。⎯⎯ Sho Hiramatsu:beauty editor

パルファム ドゥ ラ バスティード(PARFUMS DE LA BASTIDE)

 「エキスキーズ オードパルファム」みずみずしいイチジクと青々とした葉の香りに、マンダリンやブラックカラントの果実味が重なります。やがてシダーウッドとバーボンバニラの豊かな甘さが広がる、まろやかなフルーティウッディの香りです。

強い香りが苦手でなかなか好みの香水に出合うことができないのですが、こちらは瑞々しくもまろやかな優しい香りで気に入っています。季節問わず使用できるのも高ポイント。気づけばもう4年以上愛用しています。⎯⎯ Mai Sugawara:fashion editor

メゾン マルジェラ フレグランス(Maison Margiela Fragrances)

 「トーキョー メモリーズ」スミ インク アコードの冷涼でミステリアスな香りに、レッド シダーウッドの温もりとホワイトムスクの柔らかな清潔感が重なります。送られなかった手紙の記憶を呼び覚ます、静かで奥行きのあるウッディームスクの香りです。

手紙を書くときのインク、というコンセプトに惹かれました。肌にのせると確かにインクの落ち着いた香りで一息つける。少し時間が経つとウッドやムスクが立ってきて、ちゃんとおしゃれな気分にさせてくれるんです。心を一度休ませてからそっと背中を押してくれるような、"頼りになる"香りです。⎯⎯ Hikaru Kimura:beauty editor

photography: Hikaru Nagumo, edit: Hikaru Kimura(FASHIONSNAP)

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