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　2023年7月25日の決算発表後、翌日に株価が5.2%急落と約1年5ヶ月ぶりの下落幅を記録した影響もあってか、アルノー氏が所有する投資会社のフィナンシエール・アガシュ（Financière Agache）と一族が率いる持株会社 Christian Dior SEがLVMHの株を買い始めたという。7月25日以降、9月8日時点でLVMHの株価は13%下落。8月は月間で7.8%下げ、2022年12月以来最大の下落率となった。　LVHMグループ全体の2023年上期の売上高は、前年同期比17％増と2ケタ成長を記録しており、第2四半期もアメリカを除く全エリアで2ケタ増と比較的好調に推移しているものの、景気減速が引き続くアメリカ市場での前年同期比1%減という結果が、株価の下落に影響していると見られる。

DIOR

LOUIS VUITTON

Business

ベルナール・アルノー氏が2億ユーロを投じてLVMH株を買い戻し　海外メディアが報道

　ブルームバーグの報道によると、中国でゼロコロナ対策に終止符が打たれ、ラグジュアリーブランドの需要が回復しており、ラグジュアリーカテゴリーは現在懸念されている景気後退にも耐えうると投資家は見ている。エルメスの他のラグジュアリー関連株も同様に株価が上昇しているという。同社の時価総額は、ストックス欧州600指数でのラグジュアリーカテゴリーでLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループに次いで2位となっている。4月6日の終値で算出したLVMHグループの時価総額はLVMHグループは4240億ユーロ（約61兆500億円）。　なお、エルメスが今年2月に発表した2022年12月期の通期業績は、売上高が116億200万ユーロ（前期比29％増）で、営業利益46億9700万ユーロ（同33％増）、純利益33億6700万ユーロ（同38％増）と大幅な伸長を記録。業績好調を受けて、全世界の1万9700人の従業員を対象に、年末のボーナスとして4000ユーロを支払うことも発表した。今後は採用を強化する方針を明かしている。※ストックス欧州600指数：ヨーロッパ先進国における証券取引所上場の上位600銘柄で構成される株価指数。ドイツ証券取引所の子会社であるストックス（STOXX）が算出している。※日本円は1円＝0.0069ユーロで換算

HERMÈS

エルメスが時価総額2000億ユーロの大台を突破　高級品需要が後押し

　大阪府や東京都が検討している緊急事態宣言の発出期間はアパレル業界の商機となるゴールデンウィークと重なる見通しで、今回は百貨店や大型施設に休業要請する意向があることから、三陽商会やTSIホールディングス、TOKYO BASE、アダストリアといったアパレル小売各社と、J.フロント リテイリングや三越伊勢丹ホールディングスなどの百貨店銘柄の株価の下落につながった。　スノーピークの終値は前日から45円安い4105円を付けたが、一時4180円まで上昇し年初来高値を更新。昨年のコロナ禍にアウトドア需要で売り上げを大きく伸ばした実績を踏まえ、買いが集まったと見られる。なお、同社は昨年4月から株価が5倍以上に膨れ上がっている。　今回発出されれば、3都府県では昨年4月と今年1月に続き3度目の緊急事態宣言となり、アパレル業界へのマイナス影響は避けられない。政府による緊急事態宣言発出の正式決定は22日の見通し。

Snow Peak

緊急事態宣言での休業要請を睨みアパレル小売・百貨店の株価が軒並み下落　反面スノーピークは高値更新

　同社の株価は、柳井正代表が10月に開いた決算発表会で今期の連結純利益について「最高益を見込んでいる」と発言したことから期待の買いが集まり、11月6日には終値で7万5480円を付け時価総額が8兆円を突破。その後も上場来高値を更新し続け、11月12日には終値が8万円の大台に乗り、時価総額も8兆5516億円と先週より7%近く上昇した。11月13日の今日は「ユニクロ（UNIQLO）」がデザイナーのジル・サンダー氏とコラボレーションした「＋J（プラスジェイ）」の復活コレクションが発売され、主要店舗を中心に行列ができるなど話題を集めたことも好材料になったと見られる。　目下、ファーストリテイリングが目指すのは「ザラ（ZARA）」を擁する世界最大手のアパレル企業インディテックス。インディテックスの11月12日の終値は26.39ユーロ（約3273円）で、時価総額は約822億ユーロ（約10兆2000億円）。約1兆2000億円の差があるが、コロナショック以降インディテックスの株価は低迷しており、ファーストリテイリングがこのペースで上昇が続けば世界一のアパレル企業となることも現実味を帯びてきている。　なお、ファーストリテイリングは今月20日に「ジーユー（GU）」と人気作品「鬼滅の刃」のコラボコレクション第2弾の発売を控えている。第1弾コレクションの発売時に売り切れが続出したことから、新作発売に伴い株価の動きにも注目が集まりそうだ。

UNIQLO

ZARA

ファーストリテイリング高値更新で時価総額が9兆円目前　アパレル世界一のZARAに肉薄

　アパレル事業では、グループ企業のアージュが運営するデイリーファッション「パレット」が緊急事態宣言下でも営業を継続し、既存店の売上高が伸長。枚方ビオルネ店など新規出店も計画通りに進み増収に貢献し、売上高と営業利益がともに過去最高を記録した。加えて、アパレルやバッグのOEM事業を手がけるアスティグループは、海外生産拠点におけるサプライチェーンの維持や経費削減に注力したことで増益につながったという。　ジュエリー事業は消費増税により消費マインドの低迷が続く中、新型コロナウイルス感染拡大防止による休業および時間短縮営業が追い打ちをかけた。緊急事態宣言解除後の店舗売上は回復を見せたが、ジュエリー需要が高まる6月も店舗売上が前年同月比を下回るなど、業績が悪化した。ECは好調で、4月から8月までのオンライン売上高は前年同月比で2桁増で推移し、5月には90.5％増を記録。3月から8月まで6ヶ月間のEC事業の売上高は前年同期比34.8％増の8億9000万円に着地した。　なお、ホールディングス全体の業績は、売上高が前年同期比18％減の179億8000万円、営業利益が52.5％減の10億4300万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が59.4％減の6億300万円の減収減益となった。しかし、中期の実績が7月に発表した業績予想を上回ったことに好感し、ヨンドシーホールディングスの10月12日の株価は14時20分時点で前日終値1734円から114円（6.57％）高い1848円まで上昇している。

ヨンドシーホールディングスのアパレル事業が好調　「パレット」が過去最高の業績を記録

三越伊勢丹HDが上場来安値を更新　コロナショックの大幅赤字が響く

MONCLER

Tiffany ＆ Co.

ケリングの「モンクレール」買収案が浮上、市場は好意的に反応

CELINE

LVMH第2四半期はルイ・ヴィトンとディオールが牽引し売上増、株価が過去最高を更新

メルカリ上場後初の決算は47億円の経常赤字、黒字化時期は明言せず

紳士服大手4社が年初来安値更新、ZOZOの影響か

スタートトゥデイ株価が過去最高記録更新、時価総額は約1兆2,000億円に

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