モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第4弾のテーマは、ファッション好きならば一着は持っておきたい、グレーのスウェット。寝巻きから街着まで、万能に使える定番のグレースウェットを、ブランドごとに徹底比較！ 着心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第11回は「N.ハリウッド（N.HOOLYWOOD）」が展開する「N.ハリウッド アンダーウエア（N.HOOLYWOOD UNDER WEAR）」。

N.ハリウッド アンダーウエアに関する基礎知識

　N.ハリウッド アンダーウエアは、「四季を通じた必要最低限のウェア」として、N.ハリウッドの設立とともにスタート。“最良の着心地”を追求したアンダーウェアを中心に、サーマルシャツやタンクトップ、パーカ、クルーネックスウェットなどを展開しています。アイテムには、それぞれの型に適した異なる生地を使用。「体に合わせたサイズ選び」よりも「その時のスタイリングに最適なサイズ選び」というコンセプトのもと、XXS〜XXL（全7サイズ）の幅広いサイズレンジを提供しています。

N.ハリウッド アンダーウエアの定番スウェットを徹底レビュー

　今回検証したのは、N.ハリウッド アンダーウエアの定番スウェット「52 PIECES」。同ブランドのアイコンアイテムであるフルジップパーカ「47 PIECES」のサイズ感と生地感をベースに、1950〜1960年代のスウェットからインスピレーションを受けてデザインされたスウェットです。ラグランスリーブやマチといったヴィンテージに見られるディテールを採用し、体のラインにフィットするコンパクトなシルエットで仕上げています。首元には、ブランドを象徴するタグが付属。アメリカの医療用の作業着の古着に付いていたピスネームをもとに作られたブランドタグが、後ろ姿にアクセントを加えます。

着心地は？

Image by FASHIONSNAP

　特殊なコットンを100％使用した、独特な風合いの52 PIECES。気になる着心地は、スウェットというよりもニットのようなふわふわと柔らかい肌触りでした。裏地は起毛していないので、オールシーズン着用できそうです。

サイズ感は？

　今回の着用サイズはMサイズ相当の「38」。コンパクトなユニセックス仕様なので、身長170cmの編集部員が着るとタイトな印象になりました。XXS相当の「32」からXXL相当の「44」までの全7サイズ展開なので、オーバーサイズが好きという場合にはあえて大きなサイズを選ぶことで、好みに合わせた着こなしができそうです。

Image by FASHIONSNAP

　全体のサイズは以下の通り。

　重さは313gと、今回検証したスウェットの中で最も軽量という結果になりました。薄手なので、真冬の時期に着込んでもかさばりません。

※重さのイメージ：今回、検証した13ブランドのスウェットの重さの平均は500g。

価格は？

　52 PIECESは、税込2万2000円。今回、検証した13ブランドのスウェットの平均価格（税込1万3152円）を大きく上回る価格ですが、その着心地やデザインへのこだわりを知れば頷けます。

■N.ハリウッド：公式サイト