モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第4弾のテーマは、ファッション好きならば一着は持っておきたい、グレーのスウェット。寝巻きから街着まで、万能に使える定番のグレースウェットを、ブランドごとに徹底比較！ 着心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第8回は「ジャージーズ（JERZEES）」。

ジャージーズに関する基礎知識

　ジャージーズは、世界で初めてスウェットを作ったと言われているカジュアルウェアブランド「ラッセル・アスレティック（RUSSELL ATHLETIC）」のプリンタブルライン（プリント用の無地ボディのライン）として、1973年にスタート。安価な価格帯と高いクオリティを兼ね備えたコストパフォーマンスの高さが人気を集め、一般消費者向けのTシャツとして販売されているほか、企業の広告用TシャツやアーティストのグッズTシャツのボディとしても活用されています。

ジャージーズの定番スウェットを徹底レビュー

　今回検証したのは、ジャージーズの定番アイテム「NUBLEND スウェットシャツ」。薄手の8オンスの生地には、綿とポリエステルの混紡素材を使用することで、耐久性を高めました。また、脇に縫製のない「丸胴」と呼ばれる仕様で、着心地を向上。薄手で軽い生地感ですが、裏起毛なので保温性も備えています。

着心地は？

Image by: FASHIONSNAP

　袖を通すと、真っ先に感じるのが軽さ。裏地の起毛により、じんわりと温かく包み込まれるような着心地です。薄手なのでストレスが少なく、リラックスできる着用感でした。

サイズ感は？

　サイズは、SからXLの4サイズ展開で、身長170cmの編集部員はMサイズを着用。着丈や袖丈の長さやアームホールなど、全体的にゆとりのあるサイズ感でした。ジャージーズのスウェットは、アメリカ人向けに作られているので、日本ブランドのスウェットと比べると大きめ。ジャストサイズで着たいという人は、いつも選ぶサイズよりワンサイズ落とすのがおすすめです。

※モデル身長：170cm

Image by: FASHIONSNAP

　全体のサイズは以下の通り。

　重さは349gと、今回検証した中では3番目の軽さでした。裏地が起毛している分、あえて薄手に作られているので、真夏を除いて、一年を通して着用できます。ストレスフリーな着心地なので、部屋着にもおすすめです。

※重さのイメージ：今回、検証した13ブランドのスウェットの重さの平均は500g。

価格は？

　ジャージーズのスウェットの価格は、税込3630円。今回、検証した13ブランドのスウェットの平均価格（1万3152円）を大きく下回る、手に取りやすい価格帯です。